ヨークシンシティ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「これもキミが仕組んだのかい?」
「人聞きが悪いなぁ……そんな訳ないじゃん。私は自分の【仕事】を邪魔された腹いせをしただけだよ」
面白そうに笑い続けるナマエを見て、ヒソカはやる気を削がれていた。
「ナマエ」
「クロロが悪いんだからね?」
「ああ、それは解っている。いつかオレ達に復讐する奴等が出る事は予想していた。が、ここまで強力な事をされるとはな」
クツクツと笑いながら、クロロはヒソカに向き直る。
「そういう訳で、ヒソカ。オレはお前と戦えない。悪いな」
「……仕方がない♣新しい玩具でも探すよ♠」
ヒソカは地面に脱ぎ捨てた上着を拾い上げると、飛行船へと向かって歩き出した。
「クロロ、貴方は予言通り【東】に向かいな。それと、ウボォーギンさんなら生きてるから」
「は……?今何と言った??」
「ウボォーギンさんは生きてる」
「どういう意味だ?」
「私がクラピカから助けたの。半ば無理やりだけどね~。今頃【ホーム】に向かって移動中じゃないかな?」
「そうか……ウボォーは生きてるのか…………」
「うん。ただし、クラピカには二度と近付かない様、【約束】させたから」
クスリと薄く笑いながら、ナマエは優しい顔つきでクロロを見た。
「【東】へ向かえと言ったな?」
「うん」
「何故オレの占いの内容を知っている?」
「…………企業秘密、かな」
「そうか……ナマエ」
「何?」
「お前と知りあえて良かったよ」
そこには【団長】としてではなく、【青年】としての顔つきのクロロが居た。
「私も、クロロと知りあえて良かったと思ってるよ。旅団には絶対に入らないし、サポートもしないけどね」
それだけ言うと、ナマエも飛行船に向かって歩き出した。
中に入ると、パクノダが何か考え事をしていた。
「クロロ……出発してもいいそうだ♠」
「そう……」
ヒソカの言葉を合図に動き出す飛行船。
クロロが見送る中、断崖絶壁から飛び立った。
「……どうやって抜け出したの?」
「変装の得意な友達がいてね♣安心しなよ♦少なくとも、団長がボクに殺される事はなくなった♠」
携帯電話を弄りながら言うヒソカに、パクノダは目を瞠った。
「壊れた玩具に興味は無いんでね♣もう逃げていいよ♥……と」
暫く飛んでいると、今度はパクノダが携帯電話を取り出した。
「これから戻るわ。ええ。団長は解放されたわ。…………それについて、戻って説明する。とにかく戻ってから」
やがて飛行船はリンゴーン空港に到着し、3人はそれぞれ飛行船から降りた。
「それじゃ、ボクはここで……あ、そうそう♦実はボクの本当の占いでは団長との対決は恐らく火曜のはずで、しかも退団する時はもう、団員は半分になってるハズだったんだよ♣運命は少しずつだけどズレてきてる♦さよなら♠」
ヒソカを見送り、ナマエはパクノダと向き直った。
「それじゃ、私もここで。あ、そうだ……クロロの【除念】、するのは構わないけど――クラピカに仕返しする様ならタダじゃ済まさないって皆に伝えといてね」
それだけ言い残し、ナマエは手をヒラヒラと振りながらパクノダと別れた。
(さて……イルミの【お仕置き】を甘んじて受けますか)
「人聞きが悪いなぁ……そんな訳ないじゃん。私は自分の【仕事】を邪魔された腹いせをしただけだよ」
面白そうに笑い続けるナマエを見て、ヒソカはやる気を削がれていた。
「ナマエ」
「クロロが悪いんだからね?」
「ああ、それは解っている。いつかオレ達に復讐する奴等が出る事は予想していた。が、ここまで強力な事をされるとはな」
クツクツと笑いながら、クロロはヒソカに向き直る。
「そういう訳で、ヒソカ。オレはお前と戦えない。悪いな」
「……仕方がない♣新しい玩具でも探すよ♠」
ヒソカは地面に脱ぎ捨てた上着を拾い上げると、飛行船へと向かって歩き出した。
「クロロ、貴方は予言通り【東】に向かいな。それと、ウボォーギンさんなら生きてるから」
「は……?今何と言った??」
「ウボォーギンさんは生きてる」
「どういう意味だ?」
「私がクラピカから助けたの。半ば無理やりだけどね~。今頃【ホーム】に向かって移動中じゃないかな?」
「そうか……ウボォーは生きてるのか…………」
「うん。ただし、クラピカには二度と近付かない様、【約束】させたから」
クスリと薄く笑いながら、ナマエは優しい顔つきでクロロを見た。
「【東】へ向かえと言ったな?」
「うん」
「何故オレの占いの内容を知っている?」
「…………企業秘密、かな」
「そうか……ナマエ」
「何?」
「お前と知りあえて良かったよ」
そこには【団長】としてではなく、【青年】としての顔つきのクロロが居た。
「私も、クロロと知りあえて良かったと思ってるよ。旅団には絶対に入らないし、サポートもしないけどね」
それだけ言うと、ナマエも飛行船に向かって歩き出した。
中に入ると、パクノダが何か考え事をしていた。
「クロロ……出発してもいいそうだ♠」
「そう……」
ヒソカの言葉を合図に動き出す飛行船。
クロロが見送る中、断崖絶壁から飛び立った。
「……どうやって抜け出したの?」
「変装の得意な友達がいてね♣安心しなよ♦少なくとも、団長がボクに殺される事はなくなった♠」
携帯電話を弄りながら言うヒソカに、パクノダは目を瞠った。
「壊れた玩具に興味は無いんでね♣もう逃げていいよ♥……と」
暫く飛んでいると、今度はパクノダが携帯電話を取り出した。
「これから戻るわ。ええ。団長は解放されたわ。…………それについて、戻って説明する。とにかく戻ってから」
やがて飛行船はリンゴーン空港に到着し、3人はそれぞれ飛行船から降りた。
「それじゃ、ボクはここで……あ、そうそう♦実はボクの本当の占いでは団長との対決は恐らく火曜のはずで、しかも退団する時はもう、団員は半分になってるハズだったんだよ♣運命は少しずつだけどズレてきてる♦さよなら♠」
ヒソカを見送り、ナマエはパクノダと向き直った。
「それじゃ、私もここで。あ、そうだ……クロロの【除念】、するのは構わないけど――クラピカに仕返しする様ならタダじゃ済まさないって皆に伝えといてね」
それだけ言い残し、ナマエは手をヒラヒラと振りながらパクノダと別れた。
(さて……イルミの【お仕置き】を甘んじて受けますか)