ヨークシンシティ
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「それでいいよ。それで気が済むならね。ま、あたしゃ操られてもないし、カンタンに殺られもしないけど」
「…………」
一瞬の静寂があり、フィンクスが持っている携帯電話が鳴った。
「もしも……」
『人質の2人に代われ』
フィンクスはゴンに携帯電話を投げ渡す。どうやら、この携帯電話の持ち主はシャルナークらしく、『壊すなよ!』と叫んでいた。
『大丈夫か?ヤツ等はいるか?』
「うん。全員いるよ。ナマエさんも」
それだけ言うと、ゴンはフィンクスに携帯電話を投げ返した。
「チッ。そっちの条件通り、これからパクノダとナマエ、人質2人を向かわせる」
『停まっている飛行船に乗れ。行き先はもう伝えてある』
クラピカの指示に従い、停まっている1機の飛行船目指して歩き出す4人。
しかし、その背後からは1人近付いて来る影があった。
「!?ヒソカ……!!」
「飛行船とは考えたね♦これではるか遠くの無人島とか、断崖絶壁の山頂に飛ばれたら尾行は困難♣」
「何で来たのよっ!!」
「やっぱ来たか……」
(【予定】通り……!)
「ボクも飛行船に乗せてくれ♥断ったら、この場でゴンとキルア、殺しちゃうかな?」
(なーんて、そんな勿体無い事しないけど♥)
「前にも言ったけど、ボクの標的は団長のみ♥彼が解放されれば、ボクも船を降りる♣」
ヒソカの脅しに負け、クラピカはヒソカの同行を許可した。
乗り込んだ飛行船内では静寂のみが空間を支配していた。
ヒソカは楽しそうに携帯電話を弄っている。
そんなヒソカの隣に、ナマエは移動した。
「ヒソカ」
「何だい?」
「これでこの前の【借り】はチャラね」
「あぁ……そんな事あったね♦」
「にしても、重っ苦しい空気…………」
溜息混じりで言うナマエに対し、ヒソカはニンマリと笑みを浮かべる。
「ボクは団長とのデートが待ち遠しいよ♥」
「本当、ヒソカは戦闘狂だね」
「強い奴と戦うのが、ボクの生き甲斐だからね♥出来ればナマエともデートしたい位さ♠」
「絶対に嫌だね。お断り。断固拒否」
「分かってるよ♣」
「貴女達、仲が良いのね」
少し離れた所に立っていたパクノダが、ヒソカとナマエを見ながら呟く様に言った。
「はぁ!?何処をどう見たらそうなるの?!」
「おや?ボクはナマエと仲良しになりたいのになァ♦」
やがて5人を乗せた飛行船は、クラピカが指定した合流地点へと到着した。
外に出てクラピカ達と対峙すると、キルアの携帯電話が鳴った。
『キルア、携帯を胸に当てろ』
クラピカの指示通りに、携帯電話を自身の胸に当てるキルア。
センリツに、操作されていないか判断させている。
「よし!!交換開始だ!!」
クラピカの合図でゴンとキルア、クロロが歩き出す。
お互い仲間の元に辿り着くと、ゴンとキルアを乗せてクラピカ達は立ち去った。
「ずっと待ってたよ、この時を♥さあ、闘ろう♥」
無言のクロロに対し、ヒソカは語り始める。その様子を、ナマエは近くで、パクノダは飛行船内で黙って見ていた。
「ボクが入団したのは――いや、入ったと見せかけたのは、まさにこの瞬間の為♥」
ヒソカは徐ろに上着を脱ぐと、その背中をクロロに見せた。
「もうこんなモノ必要ない♦」
背中に貼り付けていた蜘蛛のタトゥーを剥ぎ取ると、1枚のスカーフとなり風に飛ばされていく。
「これで、もう仲間割れじゃないから、エンリョなく闘れるだろ?」
「フッ。くくく。なる程。団員じゃないなら話せるな。オレはお前と戦えない」
「?」
「というより、戦うに値しないと言っておくか。鎖野郎にジャッジメントチェーンなる鎖を心臓に刺されて、オレはもう【念能力】を全く使えないんだ」
クロロの言葉に、ヒソカは文字通り真っ白になった。
「そういう事でヒソカ、団長との【デート】は間に合わせたけど【対決】は間に合わなかったみたいだね」
ナマエはクスクスと声を出して笑っていた。
「……ナマエ♦」
「何?ヒソカ」
「…………」
一瞬の静寂があり、フィンクスが持っている携帯電話が鳴った。
「もしも……」
『人質の2人に代われ』
フィンクスはゴンに携帯電話を投げ渡す。どうやら、この携帯電話の持ち主はシャルナークらしく、『壊すなよ!』と叫んでいた。
『大丈夫か?ヤツ等はいるか?』
「うん。全員いるよ。ナマエさんも」
それだけ言うと、ゴンはフィンクスに携帯電話を投げ返した。
「チッ。そっちの条件通り、これからパクノダとナマエ、人質2人を向かわせる」
『停まっている飛行船に乗れ。行き先はもう伝えてある』
クラピカの指示に従い、停まっている1機の飛行船目指して歩き出す4人。
しかし、その背後からは1人近付いて来る影があった。
「!?ヒソカ……!!」
「飛行船とは考えたね♦これではるか遠くの無人島とか、断崖絶壁の山頂に飛ばれたら尾行は困難♣」
「何で来たのよっ!!」
「やっぱ来たか……」
(【予定】通り……!)
「ボクも飛行船に乗せてくれ♥断ったら、この場でゴンとキルア、殺しちゃうかな?」
(なーんて、そんな勿体無い事しないけど♥)
「前にも言ったけど、ボクの標的は団長のみ♥彼が解放されれば、ボクも船を降りる♣」
ヒソカの脅しに負け、クラピカはヒソカの同行を許可した。
乗り込んだ飛行船内では静寂のみが空間を支配していた。
ヒソカは楽しそうに携帯電話を弄っている。
そんなヒソカの隣に、ナマエは移動した。
「ヒソカ」
「何だい?」
「これでこの前の【借り】はチャラね」
「あぁ……そんな事あったね♦」
「にしても、重っ苦しい空気…………」
溜息混じりで言うナマエに対し、ヒソカはニンマリと笑みを浮かべる。
「ボクは団長とのデートが待ち遠しいよ♥」
「本当、ヒソカは戦闘狂だね」
「強い奴と戦うのが、ボクの生き甲斐だからね♥出来ればナマエともデートしたい位さ♠」
「絶対に嫌だね。お断り。断固拒否」
「分かってるよ♣」
「貴女達、仲が良いのね」
少し離れた所に立っていたパクノダが、ヒソカとナマエを見ながら呟く様に言った。
「はぁ!?何処をどう見たらそうなるの?!」
「おや?ボクはナマエと仲良しになりたいのになァ♦」
やがて5人を乗せた飛行船は、クラピカが指定した合流地点へと到着した。
外に出てクラピカ達と対峙すると、キルアの携帯電話が鳴った。
『キルア、携帯を胸に当てろ』
クラピカの指示通りに、携帯電話を自身の胸に当てるキルア。
センリツに、操作されていないか判断させている。
「よし!!交換開始だ!!」
クラピカの合図でゴンとキルア、クロロが歩き出す。
お互い仲間の元に辿り着くと、ゴンとキルアを乗せてクラピカ達は立ち去った。
「ずっと待ってたよ、この時を♥さあ、闘ろう♥」
無言のクロロに対し、ヒソカは語り始める。その様子を、ナマエは近くで、パクノダは飛行船内で黙って見ていた。
「ボクが入団したのは――いや、入ったと見せかけたのは、まさにこの瞬間の為♥」
ヒソカは徐ろに上着を脱ぐと、その背中をクロロに見せた。
「もうこんなモノ必要ない♦」
背中に貼り付けていた蜘蛛のタトゥーを剥ぎ取ると、1枚のスカーフとなり風に飛ばされていく。
「これで、もう仲間割れじゃないから、エンリョなく闘れるだろ?」
「フッ。くくく。なる程。団員じゃないなら話せるな。オレはお前と戦えない」
「?」
「というより、戦うに値しないと言っておくか。鎖野郎にジャッジメントチェーンなる鎖を心臓に刺されて、オレはもう【念能力】を全く使えないんだ」
クロロの言葉に、ヒソカは文字通り真っ白になった。
「そういう事でヒソカ、団長との【デート】は間に合わせたけど【対決】は間に合わなかったみたいだね」
ナマエはクスクスと声を出して笑っていた。
「……ナマエ♦」
「何?ヒソカ」