二次試験
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ギタラクルが変装しているのは知っているが、あえて知らない振りをする。
「似てないのはオレが変装しているから。今はキルに気付かれたくない。だからナマエもキルにオレがいる事は内緒にしててね」
「そういう事ね……解ったよ」
やがて豚も焼きあがり、ナマエはそれをブハラの元へ持って行こうとした。しかし、ギタラクルに制止されてしまう。
「何?」
「オレが運ぶよ」
「何で?」
「火を貸してもらったお礼」
そういうと、ギタラクルはナマエの分の豚も一緒に持ち上げて走り出した。
(あんなどデカい豚2頭持って走るって――どんだけ力あんのさ……)
「「「ヘイ!!お待ちィ」」」
ナマエ達がブハラの許へ着いた時には、他の受験生も次々と丸焼きを持って来ている最中だった。
「うひゃあ~~~」
「あらま、大量だこと。テスト生なめてたわ」
「うん、美味しい!これも美味い!うんうん、イケる。これも美味」
受験生の持ってきた豚の丸焼きを次々に平らげるブハラ。最終的にはげっぷをして終了。
「あ~、食った食った。もー、お腹いっぱい!」
ブハラの言葉に、メンチが銅鑼を鳴らす。
「終ー了ォーー!!あんたねー、結局食べた豚全部美味しかったって言うの?審査にならないじゃないのよ」
「まーいいじゃん。それなりに人数は絞れたし。細かい味を審査するテストじゃないしさー」
「甘いわねー、アンタ。美食ハンターたる者、自分の味覚には正直に生きなきゃダメよ。ま、仕方ないわね。豚の丸焼き料理審査!!71名が通過!!」
再度メンチが銅鑼を鳴らした。
「あたしはブハラと違ってカラ党よ!!審査もキビシクいくわよー。二次試験後半、あたしのメニューはスシよ!!ふふん。大分困ってるわね。ま、知らないのもムリないわ。小さな島国の民族料理だからね。ヒントをあげるわ!!中を見てご覧なさーい!!ここで料理を作るのよ!!」
メンチ達がいた建物内は、簡易キッチンが所狭しと並んでいた。
「最低限必要な道具と材料は揃えてあるし、スシに不可欠なゴハンはこちらで用意してあげたわ。そして最大のヒント!!スシはスシでも、ニギリズシしか認めないわよ!!それじゃスタートよ!!あたしが満腹になった時点で試験は終了!!その間に何コ作ってきてもいいわよ!!」
二次試験後半 メンチのメニュー参加人数 71名!!
試験開始の合図と共に、ナマエは建物の外に出た。
「サトツさん、いるんでしょ?」
「やはりバレてましたか」
気にした様子も無く、サトツは木の上から降りてきた。
「試験、受けなくて良いのですか?」
「あの試験官の雰囲気――合格者0になる予感がするからね」
「予感……ですか?」
「そ」
その時、建物内がざわつき始めた。
「受験生の1人が情報を漏らしたみたいだね」
受験生がいっせいに魚を求めて走り出してきた。
魚を手にした受験生が戻ってきて暫くすると、また建物内が騒がしくなる。
「メンチの悪い癖が出ましたね」
「だから言ったでしょ?合格者が出ない予感がするって」
ナマエはクスクスと笑いながらサトツと向き合った。
二次試験後半 メンチのメニュー 合格者なし!!
突然建物内から大きな音がしたかと思うと、建物の窓を突き破ってトードーが降って来た。
「うわっ……痛そう……」
≪それにしても、合格者0はちとキビしすぎやせんか?≫
突然響いたマイク音に、建物内から次々と受験生が出てきた。
「あ!!あれは、ハンター協会のマーク!!審査委員会か!!」
他の受験生同様、目を細めながら上を見上げるナマエ。すると飛行船の中から何かが降って来た。
「ネテロ会長……」
ナマエの言葉に、サトツは眉をピクリと動かした。
「審査委員会のネテロ会長。ハンター試験の最高責任者よ」
「ま、責任者といっても所詮裏方。こんな時のトラブル処理係みたいなもんじゃ。メンチくん」
「似てないのはオレが変装しているから。今はキルに気付かれたくない。だからナマエもキルにオレがいる事は内緒にしててね」
「そういう事ね……解ったよ」
やがて豚も焼きあがり、ナマエはそれをブハラの元へ持って行こうとした。しかし、ギタラクルに制止されてしまう。
「何?」
「オレが運ぶよ」
「何で?」
「火を貸してもらったお礼」
そういうと、ギタラクルはナマエの分の豚も一緒に持ち上げて走り出した。
(あんなどデカい豚2頭持って走るって――どんだけ力あんのさ……)
「「「ヘイ!!お待ちィ」」」
ナマエ達がブハラの許へ着いた時には、他の受験生も次々と丸焼きを持って来ている最中だった。
「うひゃあ~~~」
「あらま、大量だこと。テスト生なめてたわ」
「うん、美味しい!これも美味い!うんうん、イケる。これも美味」
受験生の持ってきた豚の丸焼きを次々に平らげるブハラ。最終的にはげっぷをして終了。
「あ~、食った食った。もー、お腹いっぱい!」
ブハラの言葉に、メンチが銅鑼を鳴らす。
「終ー了ォーー!!あんたねー、結局食べた豚全部美味しかったって言うの?審査にならないじゃないのよ」
「まーいいじゃん。それなりに人数は絞れたし。細かい味を審査するテストじゃないしさー」
「甘いわねー、アンタ。美食ハンターたる者、自分の味覚には正直に生きなきゃダメよ。ま、仕方ないわね。豚の丸焼き料理審査!!71名が通過!!」
再度メンチが銅鑼を鳴らした。
「あたしはブハラと違ってカラ党よ!!審査もキビシクいくわよー。二次試験後半、あたしのメニューはスシよ!!ふふん。大分困ってるわね。ま、知らないのもムリないわ。小さな島国の民族料理だからね。ヒントをあげるわ!!中を見てご覧なさーい!!ここで料理を作るのよ!!」
メンチ達がいた建物内は、簡易キッチンが所狭しと並んでいた。
「最低限必要な道具と材料は揃えてあるし、スシに不可欠なゴハンはこちらで用意してあげたわ。そして最大のヒント!!スシはスシでも、ニギリズシしか認めないわよ!!それじゃスタートよ!!あたしが満腹になった時点で試験は終了!!その間に何コ作ってきてもいいわよ!!」
二次試験後半 メンチのメニュー参加人数 71名!!
試験開始の合図と共に、ナマエは建物の外に出た。
「サトツさん、いるんでしょ?」
「やはりバレてましたか」
気にした様子も無く、サトツは木の上から降りてきた。
「試験、受けなくて良いのですか?」
「あの試験官の雰囲気――合格者0になる予感がするからね」
「予感……ですか?」
「そ」
その時、建物内がざわつき始めた。
「受験生の1人が情報を漏らしたみたいだね」
受験生がいっせいに魚を求めて走り出してきた。
魚を手にした受験生が戻ってきて暫くすると、また建物内が騒がしくなる。
「メンチの悪い癖が出ましたね」
「だから言ったでしょ?合格者が出ない予感がするって」
ナマエはクスクスと笑いながらサトツと向き合った。
二次試験後半 メンチのメニュー 合格者なし!!
突然建物内から大きな音がしたかと思うと、建物の窓を突き破ってトードーが降って来た。
「うわっ……痛そう……」
≪それにしても、合格者0はちとキビしすぎやせんか?≫
突然響いたマイク音に、建物内から次々と受験生が出てきた。
「あ!!あれは、ハンター協会のマーク!!審査委員会か!!」
他の受験生同様、目を細めながら上を見上げるナマエ。すると飛行船の中から何かが降って来た。
「ネテロ会長……」
ナマエの言葉に、サトツは眉をピクリと動かした。
「審査委員会のネテロ会長。ハンター試験の最高責任者よ」
「ま、責任者といっても所詮裏方。こんな時のトラブル処理係みたいなもんじゃ。メンチくん」