ヨークシンシティ
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「それが1日の深夜だな。オレも昨日そのサイトを調べてみた。これがノストラード組、ボスの娘だ」
「そうか。会って能力盗んだんだったな」
「そして、こっちがオレが調べた時のボディーガードの写真リスト。更に2人加わっている」
印刷した紙を差し出しながら、クロロは話した。
「すげ……」
「もう新しい情報に変わってたの?」
「これを調べてから、丸一日近く経ってる。シャル、後でもう一度このサイト、確認してみてくれ」
「アイ・サー」
「ボディーガード7人もしくはそれ以上……か娘っ子一人に大層なこったな」
「親バカなんだろ」
「娘自身より、その能力の方が大事なようだ。父親は娘の占いで現在の地位を築いたらしいからな。それを面白く思ってない連中もいるんだろう」
「でも何でこのコ、ヨークシンに来たのかな?」
「そりゃあ、オークションなんじゃない?」
パクノダの言葉に、クロロは思案した。それに気づいたのはシャルナークとナマエのみ。
「団長?」
「シズク、パクノダ」
瓦礫に座りながらクロロは語りだした。
「ナイスだ」
「?はぁ」
「というか、オレはバカだな。くそ……どうかしてた。何故組長の娘はヨークシンに来たか?そこにオレが気付いていれば、もっと早く鎖野郎に辿り着いていた……!!この娘がボディーガード付きでヨークシンに来た目的、それはやはりオークションだろう。占いの能力にばかり気を取られ重要視していなかったが、サイトの情報によると、この娘には人体収集家というもう1つの顔がある」
「人体…」
クロロの言葉に、シャルナークが反応を示した。
「!!緋の眼か!!」
「ああ。鎖野郎がノストラード組に入ったのは偶々じゃない。今回の地下競売に緋の眼が出品される事と、それをノストラードの娘が狙っている事を予め突き止めていたからだ。鎖野郎の目的は2つあった!オレ達への復讐と仲間の眼の奪還。シャル、競売品の中に緋の眼はあったか?」
「ごめん、わかんない。競売の最中は進行役を自動操作にしてたから」
「あったよ。確かコピーした」
「お前のコピー、【円】の効果があると言ったな。緋の眼のコピーが今何処にあるか分かるか?」
「本物を触ればね」
クロロの指示で旅団員は本物の緋の眼を探しにかかった。
(依頼人死んじゃったし、ここにある【本物】はどうしようかなぁ……)
「何を考えている?」
「ん?」
「眉間に皺が寄っているぞ」
苦笑したクロロの言葉に、ナマエはどう反応すべきか迷っていた。
(本当の事を言うか……?いや、種明かしにはまだ早い!!)
「旅団の【仕事】は手伝わないからね?」
「ああ。それなら手伝わなくていい」
「そう…ならいいや」
「あった!本物」
緋の眼を探しだしたシズクの言葉で、クロロの思考はナマエから旅団員へと移った。
「判った。同じ形の物は、あっちの方角…だいたい2500メートル」
(そこに鎖野郎がいる……!!)
「急いだほうがいいよ。コピーしたの昨日の夜だから、後数時間で消えちゃうから」
「地図あるか?」
「ほい」
フィンクスから地図を受け取り、クロロはコルトピが言った場所を探し始めた。
「ここから約2500……ホテルベーチタクル……!」
「団長。オレに行かせてくれ。頼む」
真剣な面持ちで言うノブナガに、クロロは折れた。
「いいだろう。その代わりオレと一緒だ。単独行動は許さない」
「了解!!」
「パク。マチ。シズク。お前達も一緒に来い。メンバー交代。シャル、コルトピと代われ」
「OK」
「それじゃ、行動開始!」
「ホテルベーチタクルか。ノストラード組の宿泊先の1つだったとこだろ?」
「ああ。でもシャルが3日にサイト調べた時には、チェックアウト済みだったはず」
「同じホテルに別名義で借りていたんだろ。なかなか肝が据わっている」
雨の中、ナマエはクロロに半ば強制的に連れ出されていた。
「最悪……」
「何か言ったか?」
呟いた声は雨音に掻き消されたと思っていたナマエだが、その呟きはクロロの耳にしっかりと届いていた。
「そうか。会って能力盗んだんだったな」
「そして、こっちがオレが調べた時のボディーガードの写真リスト。更に2人加わっている」
印刷した紙を差し出しながら、クロロは話した。
「すげ……」
「もう新しい情報に変わってたの?」
「これを調べてから、丸一日近く経ってる。シャル、後でもう一度このサイト、確認してみてくれ」
「アイ・サー」
「ボディーガード7人もしくはそれ以上……か娘っ子一人に大層なこったな」
「親バカなんだろ」
「娘自身より、その能力の方が大事なようだ。父親は娘の占いで現在の地位を築いたらしいからな。それを面白く思ってない連中もいるんだろう」
「でも何でこのコ、ヨークシンに来たのかな?」
「そりゃあ、オークションなんじゃない?」
パクノダの言葉に、クロロは思案した。それに気づいたのはシャルナークとナマエのみ。
「団長?」
「シズク、パクノダ」
瓦礫に座りながらクロロは語りだした。
「ナイスだ」
「?はぁ」
「というか、オレはバカだな。くそ……どうかしてた。何故組長の娘はヨークシンに来たか?そこにオレが気付いていれば、もっと早く鎖野郎に辿り着いていた……!!この娘がボディーガード付きでヨークシンに来た目的、それはやはりオークションだろう。占いの能力にばかり気を取られ重要視していなかったが、サイトの情報によると、この娘には人体収集家というもう1つの顔がある」
「人体…」
クロロの言葉に、シャルナークが反応を示した。
「!!緋の眼か!!」
「ああ。鎖野郎がノストラード組に入ったのは偶々じゃない。今回の地下競売に緋の眼が出品される事と、それをノストラードの娘が狙っている事を予め突き止めていたからだ。鎖野郎の目的は2つあった!オレ達への復讐と仲間の眼の奪還。シャル、競売品の中に緋の眼はあったか?」
「ごめん、わかんない。競売の最中は進行役を自動操作にしてたから」
「あったよ。確かコピーした」
「お前のコピー、【円】の効果があると言ったな。緋の眼のコピーが今何処にあるか分かるか?」
「本物を触ればね」
クロロの指示で旅団員は本物の緋の眼を探しにかかった。
(依頼人死んじゃったし、ここにある【本物】はどうしようかなぁ……)
「何を考えている?」
「ん?」
「眉間に皺が寄っているぞ」
苦笑したクロロの言葉に、ナマエはどう反応すべきか迷っていた。
(本当の事を言うか……?いや、種明かしにはまだ早い!!)
「旅団の【仕事】は手伝わないからね?」
「ああ。それなら手伝わなくていい」
「そう…ならいいや」
「あった!本物」
緋の眼を探しだしたシズクの言葉で、クロロの思考はナマエから旅団員へと移った。
「判った。同じ形の物は、あっちの方角…だいたい2500メートル」
(そこに鎖野郎がいる……!!)
「急いだほうがいいよ。コピーしたの昨日の夜だから、後数時間で消えちゃうから」
「地図あるか?」
「ほい」
フィンクスから地図を受け取り、クロロはコルトピが言った場所を探し始めた。
「ここから約2500……ホテルベーチタクル……!」
「団長。オレに行かせてくれ。頼む」
真剣な面持ちで言うノブナガに、クロロは折れた。
「いいだろう。その代わりオレと一緒だ。単独行動は許さない」
「了解!!」
「パク。マチ。シズク。お前達も一緒に来い。メンバー交代。シャル、コルトピと代われ」
「OK」
「それじゃ、行動開始!」
「ホテルベーチタクルか。ノストラード組の宿泊先の1つだったとこだろ?」
「ああ。でもシャルが3日にサイト調べた時には、チェックアウト済みだったはず」
「同じホテルに別名義で借りていたんだろ。なかなか肝が据わっている」
雨の中、ナマエはクロロに半ば強制的に連れ出されていた。
「最悪……」
「何か言ったか?」
呟いた声は雨音に掻き消されたと思っていたナマエだが、その呟きはクロロの耳にしっかりと届いていた。