二次試験
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「皆さんお疲れ様です。無事、湿原を抜けました。ここビスカ森林公園が二次試験会場となります」
一部の受験生を除いて、受験生達は息絶え絶えだった。
「それじゃ、私はこれで。健闘を祈ります」
(約150人……一次で残り2桁位に減ってしまうと思っていたのですが、今年の受験生は豊作ですなァ)
「それだけに惜しい。二次試験官があのメンチとブハラだったとは。ここでもしかしたら50人……いや、【課題】次第では10人以下になってしまうかも知れませんな……気になります。暫く様子を見ていきますか」
二次試験会場へ着くや否や、ナマエはギタラクルに話し掛けられた。
「大丈夫だった?」
「何が?」
「ヒソカに何もされてない?」
カタカタ言わせながら、ギタラクルに問われるナマエ。ギタラクルは首をコテンと傾げている。
「どっちかと言うと、私がヒソカに攻撃しかけた……かな」
「ふ~ん……で、何で途中で引き返したの?ヒソカと闘る為?」
「まさか。少年が友達を助けに引き返したから、ヒソカから守るために追いかけただけだよ。ヒソカと闘るなんてゴメンだね」
心底嫌そうに言うナマエに、ギタラクルはどこかホッとした。
「なら、オレとは?」
「誰とも争う気はない」
「そう、安心した。それより、キルと仲良くなったの?」
「キル?誰の事??」
「キルア」
「あぁ~……仲良くなったってか、知り合い?」
「ならいいや」
「どうかしたの?」
「また後で話すよ。試験始まるみたいだし」
時計を見ると、11時59分をさしていた。ナマエが振り向くと、ギタラクルはすでに何処かへと移動していた。
やがて建物の扉が開き、メンチとブハラが現れた。
「どお?お腹は大分すいてきた?」
「聞いての通り、もーペコペコだよ」
「そんな訳で、二次試験は料理よ!!美食ハンターのあたし達2人を満足させる食事を用意してちょうだい」
「料理!?」
「まずは、オレの指定する料理を作って貰い」
「そこで合格した者だけが、あたしの指定する料理を作れるって訳よ。つまり、あたし達2人が『美味しい』と言えば晴れて二次試験合格!!試験はあたし達が満腹になった時点で終了よ」
「オレのメニューは、豚の丸焼き!!オレの大好物。森林公園に生息する豚なら種類は自由。それじゃ、二次試験スタート!!」
二次試験前半 ブハラのメニュー参加人数 149人
森林に入ってすぐ、豚:グレイトスタンプを見つけたナマエ。モデルガンを手に取り、その頭部に標準を合わせる。
(【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】を使うまでも無いか……)
そのままグレイトスタンプの頭部を撃ち抜き、ナマエは豚を確保した。
丸焼きをする準備を終え、火をつけて焼き始める。焼き上がるまでの時間、久々に一服する。試験始まって以来、初めての一服タイムだ。
「やっぱヤニクラきたか……」
1人ごちていると、背後から見知った気配が2つ近付いてくる。
「やぁ♥」
「や」
「何の用?」
「「火を貸して」♦」
ヒソカとギタラクルに言われ、ナマエは黙ってライターを差し出した。
「よくここにいるって判ったね」
「ナマエと同じ匂いがしたから来てみたら、ナマエがいた」
「同じ匂い?」
「うん。煙草の匂い」
「吸わない人には臭うもんね~……」
そう言いながら、ナマエは携帯灰皿で煙草の火を消した。
「別に吸ってて良かったのに」
「ヤニクラ中だから、どっちにしろそろそろ吸うの止める予定だったんだよ」
「そっか」
「で、豚が焼けるまで時間掛かるし…さっきの話の続きは?」
「続き?」
「キルアの事」
「キルア……あぁ、ギタラクルの弟の事か♠」
ヒソカの発言に、ナマエは一瞬止まった。ヒソカの存在をすっかり忘れていたのだ。
「弟ねェ~……随分似てないけど、義理の弟とか?」
一部の受験生を除いて、受験生達は息絶え絶えだった。
「それじゃ、私はこれで。健闘を祈ります」
(約150人……一次で残り2桁位に減ってしまうと思っていたのですが、今年の受験生は豊作ですなァ)
「それだけに惜しい。二次試験官があのメンチとブハラだったとは。ここでもしかしたら50人……いや、【課題】次第では10人以下になってしまうかも知れませんな……気になります。暫く様子を見ていきますか」
二次試験会場へ着くや否や、ナマエはギタラクルに話し掛けられた。
「大丈夫だった?」
「何が?」
「ヒソカに何もされてない?」
カタカタ言わせながら、ギタラクルに問われるナマエ。ギタラクルは首をコテンと傾げている。
「どっちかと言うと、私がヒソカに攻撃しかけた……かな」
「ふ~ん……で、何で途中で引き返したの?ヒソカと闘る為?」
「まさか。少年が友達を助けに引き返したから、ヒソカから守るために追いかけただけだよ。ヒソカと闘るなんてゴメンだね」
心底嫌そうに言うナマエに、ギタラクルはどこかホッとした。
「なら、オレとは?」
「誰とも争う気はない」
「そう、安心した。それより、キルと仲良くなったの?」
「キル?誰の事??」
「キルア」
「あぁ~……仲良くなったってか、知り合い?」
「ならいいや」
「どうかしたの?」
「また後で話すよ。試験始まるみたいだし」
時計を見ると、11時59分をさしていた。ナマエが振り向くと、ギタラクルはすでに何処かへと移動していた。
やがて建物の扉が開き、メンチとブハラが現れた。
「どお?お腹は大分すいてきた?」
「聞いての通り、もーペコペコだよ」
「そんな訳で、二次試験は料理よ!!美食ハンターのあたし達2人を満足させる食事を用意してちょうだい」
「料理!?」
「まずは、オレの指定する料理を作って貰い」
「そこで合格した者だけが、あたしの指定する料理を作れるって訳よ。つまり、あたし達2人が『美味しい』と言えば晴れて二次試験合格!!試験はあたし達が満腹になった時点で終了よ」
「オレのメニューは、豚の丸焼き!!オレの大好物。森林公園に生息する豚なら種類は自由。それじゃ、二次試験スタート!!」
二次試験前半 ブハラのメニュー参加人数 149人
森林に入ってすぐ、豚:グレイトスタンプを見つけたナマエ。モデルガンを手に取り、その頭部に標準を合わせる。
(【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】を使うまでも無いか……)
そのままグレイトスタンプの頭部を撃ち抜き、ナマエは豚を確保した。
丸焼きをする準備を終え、火をつけて焼き始める。焼き上がるまでの時間、久々に一服する。試験始まって以来、初めての一服タイムだ。
「やっぱヤニクラきたか……」
1人ごちていると、背後から見知った気配が2つ近付いてくる。
「やぁ♥」
「や」
「何の用?」
「「火を貸して」♦」
ヒソカとギタラクルに言われ、ナマエは黙ってライターを差し出した。
「よくここにいるって判ったね」
「ナマエと同じ匂いがしたから来てみたら、ナマエがいた」
「同じ匂い?」
「うん。煙草の匂い」
「吸わない人には臭うもんね~……」
そう言いながら、ナマエは携帯灰皿で煙草の火を消した。
「別に吸ってて良かったのに」
「ヤニクラ中だから、どっちにしろそろそろ吸うの止める予定だったんだよ」
「そっか」
「で、豚が焼けるまで時間掛かるし…さっきの話の続きは?」
「続き?」
「キルアの事」
「キルア……あぁ、ギタラクルの弟の事か♠」
ヒソカの発言に、ナマエは一瞬止まった。ヒソカの存在をすっかり忘れていたのだ。
「弟ねェ~……随分似てないけど、義理の弟とか?」