ヨークシンシティ
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「ごめん、2人共。怒りで我を忘れてた」
「いいよ、そんな事。それより……」
「ん?」
「お前らの仲間になる位なら、死んだ方がマシだ!」
ゴンはノブナガに向き直ると、怒りを露わに言い切った。
「くくくく。随分嫌われたなァ。オメェ強化系だろ?」
「…………だったら何だ?」
「やっぱそうだよ。くっくくくく。くっくっく。くくくはははははははーーっはっは」
ノブナガ以外は真相が分からず、気が触れたのかと思っている。ナマエを除いては。
「よォ……団長が戻るまでこいつら、ここに置いとくぜ。入団を推薦する」
「本気かよ!?」
「団長が認めるハズないね」
「まあいいけど。そいつらが逃げても、アタシらは知らないよ」
「見張りはお前が一人でやれよ」
他の団員の反対を押し切り、ノブナガはゴンとキルアをアジトに留めた。
「ゴン、キルア」
2人を見遣り、ナマエは呟いた。
「逃げるチャンスは必ず訪れる」
「えっ?」
「分かった」
疑問符を浮かべるゴンを余所に、キルアは何も訊かずに承諾した。
「ナマエは自分の【仕事】に集中していい。オレ達は自分の事は自分でどうにかするから」
「さすがはキルア。イルミの弟なだけはあるね。ゴン、冷静に考えて行動すれば旅団から逃げられるよ」
「おい、いつまでコソコソ話してるつもりだ?」
ノブナガに声をかけられ、ナマエは振り返った。
「久々の【姉弟】の再開、邪魔しないで欲しかったな」
「悪ィがそんな事、オレには関係ないんでな。オレが興味あるのはそこの小僧だけだ」
ゴンを指さしながらノブナガは言い切った。
「そ。なら私は一旦退かせて貰うわ。これでも【仕事】中なんだよね」
言うが早いか、ナマエは一瞬で姿を消した。
旅団のアジトを後にしたナマエは、そのままセメタリービルへと向かった。
(クロロがシルバ達とヤり合ってる所に間に合えばいいけど――)
思考しながら走る事約50分。目的のビルが視界に入った。
先に到着していた旅団メンバーにより、ビルの周りは凄惨な光景としか言い様がない有り様だった。
(こりゃ酷い……これだから旅団は嫌なんだ…………)
【円】でビル内の気配を探りながら、中へと入っていく。
ビルの中は静寂に包まれていた。
その中で【円】に集中するナマエは、ある場所に知っているオーラが3人集まっているのを感じ取った。
(……見つけた!!)
ナマエがその場に辿り着いた時には、クロロはゼノ・シルバとの闘いの真っ最中だった。
「はっ!!!」
ゼノの攻撃がクロロにヒットする。
飛ばされたクロロ目掛け、シルバが待ち構え攻撃を仕掛けるも、それに気づいたクロロは寸での所で避ける。
体勢をを立て直したクロロがベンズナイフでシルバに斬りかかるも、シルバはその【毒】を気にする事もなかった。
「シルバ、サポートせい。ワシが奴の動きを止めたら、ワシ諸共で構わん。殺れ」
「了解」
ゼノとクロロの激しいやり取りが続く事数分。ゼノがクロロの動きを止めた。
「今じゃ!!殺れ!!!!」
ゼノの合図に、シルバが両手にオーラを纏わせて襲いかかる。
「ちょっと待った!!!」
ナマエの声とビルが大きく揺れる音が響いたのは同時だった。
「ナマエか……何をしに来た?」
シルバの問いに、ナマエは肩で息をしながら駆け寄った。
「間に……合った?」
「何の事だ?」
シルバが訝しげにナマエを見やると、ゾルディック家専用無線機が鳴った。
「イルミか」
『うん。オレの依頼人は?』
「ここにいる」
シルバの背後にある瓦礫の中から、クロロとゼノが出てきた。
「クロロ、生きてたみたいで安心した」
『あ、今戦ってたの?ナマエの声したけど、まだ彼生きてる?間一髪か。あー良かった。じゃ、伝えといて。『【十老頭】は始末した。約束の口座に入金よろしく』って。あと、ナマエに『帰ったら【お仕置き】だから』ってのも伝えといて』
「いいよ、そんな事。それより……」
「ん?」
「お前らの仲間になる位なら、死んだ方がマシだ!」
ゴンはノブナガに向き直ると、怒りを露わに言い切った。
「くくくく。随分嫌われたなァ。オメェ強化系だろ?」
「…………だったら何だ?」
「やっぱそうだよ。くっくくくく。くっくっく。くくくはははははははーーっはっは」
ノブナガ以外は真相が分からず、気が触れたのかと思っている。ナマエを除いては。
「よォ……団長が戻るまでこいつら、ここに置いとくぜ。入団を推薦する」
「本気かよ!?」
「団長が認めるハズないね」
「まあいいけど。そいつらが逃げても、アタシらは知らないよ」
「見張りはお前が一人でやれよ」
他の団員の反対を押し切り、ノブナガはゴンとキルアをアジトに留めた。
「ゴン、キルア」
2人を見遣り、ナマエは呟いた。
「逃げるチャンスは必ず訪れる」
「えっ?」
「分かった」
疑問符を浮かべるゴンを余所に、キルアは何も訊かずに承諾した。
「ナマエは自分の【仕事】に集中していい。オレ達は自分の事は自分でどうにかするから」
「さすがはキルア。イルミの弟なだけはあるね。ゴン、冷静に考えて行動すれば旅団から逃げられるよ」
「おい、いつまでコソコソ話してるつもりだ?」
ノブナガに声をかけられ、ナマエは振り返った。
「久々の【姉弟】の再開、邪魔しないで欲しかったな」
「悪ィがそんな事、オレには関係ないんでな。オレが興味あるのはそこの小僧だけだ」
ゴンを指さしながらノブナガは言い切った。
「そ。なら私は一旦退かせて貰うわ。これでも【仕事】中なんだよね」
言うが早いか、ナマエは一瞬で姿を消した。
旅団のアジトを後にしたナマエは、そのままセメタリービルへと向かった。
(クロロがシルバ達とヤり合ってる所に間に合えばいいけど――)
思考しながら走る事約50分。目的のビルが視界に入った。
先に到着していた旅団メンバーにより、ビルの周りは凄惨な光景としか言い様がない有り様だった。
(こりゃ酷い……これだから旅団は嫌なんだ…………)
【円】でビル内の気配を探りながら、中へと入っていく。
ビルの中は静寂に包まれていた。
その中で【円】に集中するナマエは、ある場所に知っているオーラが3人集まっているのを感じ取った。
(……見つけた!!)
ナマエがその場に辿り着いた時には、クロロはゼノ・シルバとの闘いの真っ最中だった。
「はっ!!!」
ゼノの攻撃がクロロにヒットする。
飛ばされたクロロ目掛け、シルバが待ち構え攻撃を仕掛けるも、それに気づいたクロロは寸での所で避ける。
体勢をを立て直したクロロがベンズナイフでシルバに斬りかかるも、シルバはその【毒】を気にする事もなかった。
「シルバ、サポートせい。ワシが奴の動きを止めたら、ワシ諸共で構わん。殺れ」
「了解」
ゼノとクロロの激しいやり取りが続く事数分。ゼノがクロロの動きを止めた。
「今じゃ!!殺れ!!!!」
ゼノの合図に、シルバが両手にオーラを纏わせて襲いかかる。
「ちょっと待った!!!」
ナマエの声とビルが大きく揺れる音が響いたのは同時だった。
「ナマエか……何をしに来た?」
シルバの問いに、ナマエは肩で息をしながら駆け寄った。
「間に……合った?」
「何の事だ?」
シルバが訝しげにナマエを見やると、ゾルディック家専用無線機が鳴った。
「イルミか」
『うん。オレの依頼人は?』
「ここにいる」
シルバの背後にある瓦礫の中から、クロロとゼノが出てきた。
「クロロ、生きてたみたいで安心した」
『あ、今戦ってたの?ナマエの声したけど、まだ彼生きてる?間一髪か。あー良かった。じゃ、伝えといて。『【十老頭】は始末した。約束の口座に入金よろしく』って。あと、ナマエに『帰ったら【お仕置き】だから』ってのも伝えといて』