イルミとジン
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いきなりの事で固まるジンをよそに、イルミは言葉を続けた。
「ナマエとは結婚前提で付き合せて貰ってます」
「はい?!」
「はぁ??!」
ナマエとジンの両方から驚愕の言葉が出るも、イルミは気にしない。
「ナマエと結婚させて下さい」
視線をジンから離さずに言い切ったイルミ。そんなイルミの言葉に固まる2人。
最初に動いたのはナマエだった。
「ジンに会いたいって――いきなりスーツに着替えたのって……まさかじゃないけど、こんな事の為?」
「うん、そうだよ」
「私はイルミと結婚する気、無いって言わなかったっけ?」
「【今は】でしょ?将来どうなるかなんてわからないじゃん」
キョトンとしているイルミには溜息しか出てこない。普通の対応を期待した自分が馬鹿だった。そんな後悔の念にナマエが駆られた時、漸くジンが意識を現実に戻した。
「ゆ……」
「ゆ?」
「許さーーーーーん!!ナマエは何処にも嫁に出す気はない!!!」
「ジン、意味不明。つか、結婚相手くらい自分で見つけて自分で決めるから、ジンには関係ないし」
冷たい視線でジンを見遣るも、ジンは意に介さない様子。そのままイルミを睨みつけると言葉を続けた。
「何が悲しくて、大事なナマエをゾルディックなんかにやらなきゃいかん!あんな【毒物】混入・【拷問】当たり前の家になんか、絶っ対に嫁にいかせん!!」
「なら、オレが婿入りする。それなら問題ないでしょ?」
『どうせ家はキルが継ぐし』と、イルミも負けじとジンを見つめ返す。
「ゾルディックにそんな事出来る訳ないだろ?!やれるもんならやってみろよ!それでもナマエは嫁にやらんけどな!!」
「分かった」
イルミは突然携帯を取り出し、どこかに電話し始めた。
「ナマエもナマエだ!もっと良い男はごまんといるだろう!?何でよりにもよってゾルディックなんだよ??」
「何でって……【約束】したから」
「【約束】だと?」
「うん。ゴンの為にもなる【約束】をイルミとしてるから」
少し離れた所で電話しているイルミを見て、ナマエは言い切った。
「ジンが何と言おうと、私はイルミが【約束】を守ってくれる限り別れるつもりは無い。それに納得できないなら、ジンとは義理とはいえ親子の縁を切る覚悟位出来てるから」
真剣な眼差しでジンを見やると、ジンは困ったように唸っていた。
そこに電話を終えたイルミが戻ってきて、カオス再来となった。
「親父が婿入りを承諾してくれた」
声だけで喜びを表現しているイルミは、傍から見ると不気味だろう。
「なっ……それでもオレは認めーーーん!!」
「そんな事言われても、ナマエに【毒物】摂取の訓練しちゃってるしなぁ」
イルミの爆弾発言で、ジンはワナワナと震え出した。
「ナマエ!今すぐ別れろ!!恋人、ましてや結婚を申し込む相手に【毒】食わせるような奴、お義父さんは許さんぞ!!」
「……はぁ。さっきも言ったけど、ジンにとやかく言われる筋合いの話じゃない。本当に親子の縁を切るか?」
溜息雑じりに言うと、ジンは『それは嫌だ!』と子供の様に駄々をこね始める。ジンとはこういう男だ。
「それより本題なんだけど」
「コレが本題なんじゃないのか?!まさか……」
「妊娠してないから」
ジンの言動を先読みしてやると、ジンは大きく息を吐いて安堵の表情をした。
「依頼の品、ジンに渡しておくよ。ジン相手に盗みに来る馬鹿なヤツなんて、そうそういないだろうし。依頼人もジンから受け取る方が安心出来るでしょ」
蜘蛛から取り返したスター・ルビーのバングルをジンに手渡すと、ジンは目を見開いた。
「ナマエとは結婚前提で付き合せて貰ってます」
「はい?!」
「はぁ??!」
ナマエとジンの両方から驚愕の言葉が出るも、イルミは気にしない。
「ナマエと結婚させて下さい」
視線をジンから離さずに言い切ったイルミ。そんなイルミの言葉に固まる2人。
最初に動いたのはナマエだった。
「ジンに会いたいって――いきなりスーツに着替えたのって……まさかじゃないけど、こんな事の為?」
「うん、そうだよ」
「私はイルミと結婚する気、無いって言わなかったっけ?」
「【今は】でしょ?将来どうなるかなんてわからないじゃん」
キョトンとしているイルミには溜息しか出てこない。普通の対応を期待した自分が馬鹿だった。そんな後悔の念にナマエが駆られた時、漸くジンが意識を現実に戻した。
「ゆ……」
「ゆ?」
「許さーーーーーん!!ナマエは何処にも嫁に出す気はない!!!」
「ジン、意味不明。つか、結婚相手くらい自分で見つけて自分で決めるから、ジンには関係ないし」
冷たい視線でジンを見遣るも、ジンは意に介さない様子。そのままイルミを睨みつけると言葉を続けた。
「何が悲しくて、大事なナマエをゾルディックなんかにやらなきゃいかん!あんな【毒物】混入・【拷問】当たり前の家になんか、絶っ対に嫁にいかせん!!」
「なら、オレが婿入りする。それなら問題ないでしょ?」
『どうせ家はキルが継ぐし』と、イルミも負けじとジンを見つめ返す。
「ゾルディックにそんな事出来る訳ないだろ?!やれるもんならやってみろよ!それでもナマエは嫁にやらんけどな!!」
「分かった」
イルミは突然携帯を取り出し、どこかに電話し始めた。
「ナマエもナマエだ!もっと良い男はごまんといるだろう!?何でよりにもよってゾルディックなんだよ??」
「何でって……【約束】したから」
「【約束】だと?」
「うん。ゴンの為にもなる【約束】をイルミとしてるから」
少し離れた所で電話しているイルミを見て、ナマエは言い切った。
「ジンが何と言おうと、私はイルミが【約束】を守ってくれる限り別れるつもりは無い。それに納得できないなら、ジンとは義理とはいえ親子の縁を切る覚悟位出来てるから」
真剣な眼差しでジンを見やると、ジンは困ったように唸っていた。
そこに電話を終えたイルミが戻ってきて、カオス再来となった。
「親父が婿入りを承諾してくれた」
声だけで喜びを表現しているイルミは、傍から見ると不気味だろう。
「なっ……それでもオレは認めーーーん!!」
「そんな事言われても、ナマエに【毒物】摂取の訓練しちゃってるしなぁ」
イルミの爆弾発言で、ジンはワナワナと震え出した。
「ナマエ!今すぐ別れろ!!恋人、ましてや結婚を申し込む相手に【毒】食わせるような奴、お義父さんは許さんぞ!!」
「……はぁ。さっきも言ったけど、ジンにとやかく言われる筋合いの話じゃない。本当に親子の縁を切るか?」
溜息雑じりに言うと、ジンは『それは嫌だ!』と子供の様に駄々をこね始める。ジンとはこういう男だ。
「それより本題なんだけど」
「コレが本題なんじゃないのか?!まさか……」
「妊娠してないから」
ジンの言動を先読みしてやると、ジンは大きく息を吐いて安堵の表情をした。
「依頼の品、ジンに渡しておくよ。ジン相手に盗みに来る馬鹿なヤツなんて、そうそういないだろうし。依頼人もジンから受け取る方が安心出来るでしょ」
蜘蛛から取り返したスター・ルビーのバングルをジンに手渡すと、ジンは目を見開いた。