ゾルディック家と依頼再び
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カラカラと笑うナマエに悪意の欠片も見当たらない。純粋に楽しんでいるようにも見える。
「たかが骨董品の為に、何故そこまで拘る?」
「依頼人にとってどれだけ大切なのか――あんた等には無価値でも、依頼人には莫大な価値のある物なんだよ!」
『ヤれ』とナマエが呟くと、ヒソカ・ウボォーギン・ノブナガの3人がクロロに向かって攻撃をしだした。
「おいっ……お前達何を考えている!?」
「何の騒ぎ?」
そこにシャルナークが眠そうに瞼を擦りながら現れた。
「うわっ!団員同士のマジ切れ禁止とか言いながら、団長相手に何してんのさ!?」
慌てて止めに入ろうとするシャルナークを、イルミが鋲を投げて威嚇した。
「それ以上動くと、攻撃開始の合図とするよ」
鋲を構えて言うイルミは何処となく不機嫌だ。
当事者であるナマエとクロロはお互いに視線を外さずに攻防を繰り返している。4対1という不利な立場だというのに、クロロには焦った様子がない。
「これはお前の能力か?ナマエ」
「まぁ、能力の一部だね」
ヒソカの投げたトランプがクロロの頬を掠り、ウボォーギンの殴った地面から上がる土煙に紛れてノブナガがクロロの背後に回る。
「操作系同士ってやり難いから嫌なんだけどな~」
クロロを心配しながらも、シャルナークはイルミへの警戒を怠らない。
「イルミ!殺さない程度になら痛めつけていいからね~」
「ちょっ!お姉さん、ソレ酷くない!?」
「ナマエ」
「え?」
「【お姉さん】じゃなくて【ナマエ】っていうの。よろしくね~、シャルナーク」
教えてもいない自身の名前を呼ばれ、シャルナークはナマエに向けて殺気を放った。
「お前の相手はオレ」
「解ってるよ」
後方では自動操作モードになったシャルナークとイルミが闘っている。
「イルミ、そいつが自分に刺したアンテナぶっ壊して」
「了解」
イルミはナマエに言われた通り、シャルナークのアンテナ破壊を第一に攻撃を開始した。
「クロロ、いい加減に渡してくれないかなぁ?」
「お前がオレ達のサポートに入ってくれるんであれば渡す――と言っただろ?」
「ん~……やっぱ解り合おうとしたのが間違いだったみたい。あとはよろしくね」
ヒソカ・ウボォーギン・ノブナガの3人にクロロを任せ、ナマエは部屋を出て行った。向かうは【円】で探った際にクロロがいた場所。盗んだモノは一定期間愛でてから処分するクロロの事だ。まだ手元にあるのであれば、身近に置いているはず。そう見当を付けて部屋へと向かう。
(この部屋だったよな……)
階段を上がるたびにギシギシ音が鳴る。上り終わったところで左に進路を定める。とある部屋の前で立ち止まると、【凝】で【念】によるトラップがないか確認してからドアに手をかけた。
ギィィという音を立てながら、部屋のドアが開く。開いたドアの先には、沢山の古書と蝋燭の灯りに照らされて輝く無数の宝飾品が見て取れた。
(ターゲットは…………あ、あった!)
数ある宝飾品の中に埋もれる様に、ナマエの探していたスター・ルビーのバングルがあった。
目当ての物を入手し、胸元に大事にしまい込む。
(よし、後は帰るだけっと)
来た道を足取り軽く戻り始めるナマエの目に飛び込んできたのは、シャルナーク相手に苦戦しているイルミの姿。
「イルミ、遊んでるの?!」
「手加減するのに慣れてないだけ」
『ふぅ』と一息吐きながらイルミはナマエを見やった。
「そっちはもう終わったの?」
「おかげさまで。邪魔が入らなかったからすぐに見つかったよ」
胸元から目当てのバングルを出してイルミに投げ渡す。それを受け取ったイルミはそのまま外へ飛び出して行った。
「おっと。あんた等2人の相手は、引き続き私がするよ」
クロロとシャルナークの前に立ち塞がるナマエ。そしてナマエの前には【ゼロの調律(マギア)】で服従させたヒソカ達3人がいる。
「たかが骨董品の為に、何故そこまで拘る?」
「依頼人にとってどれだけ大切なのか――あんた等には無価値でも、依頼人には莫大な価値のある物なんだよ!」
『ヤれ』とナマエが呟くと、ヒソカ・ウボォーギン・ノブナガの3人がクロロに向かって攻撃をしだした。
「おいっ……お前達何を考えている!?」
「何の騒ぎ?」
そこにシャルナークが眠そうに瞼を擦りながら現れた。
「うわっ!団員同士のマジ切れ禁止とか言いながら、団長相手に何してんのさ!?」
慌てて止めに入ろうとするシャルナークを、イルミが鋲を投げて威嚇した。
「それ以上動くと、攻撃開始の合図とするよ」
鋲を構えて言うイルミは何処となく不機嫌だ。
当事者であるナマエとクロロはお互いに視線を外さずに攻防を繰り返している。4対1という不利な立場だというのに、クロロには焦った様子がない。
「これはお前の能力か?ナマエ」
「まぁ、能力の一部だね」
ヒソカの投げたトランプがクロロの頬を掠り、ウボォーギンの殴った地面から上がる土煙に紛れてノブナガがクロロの背後に回る。
「操作系同士ってやり難いから嫌なんだけどな~」
クロロを心配しながらも、シャルナークはイルミへの警戒を怠らない。
「イルミ!殺さない程度になら痛めつけていいからね~」
「ちょっ!お姉さん、ソレ酷くない!?」
「ナマエ」
「え?」
「【お姉さん】じゃなくて【ナマエ】っていうの。よろしくね~、シャルナーク」
教えてもいない自身の名前を呼ばれ、シャルナークはナマエに向けて殺気を放った。
「お前の相手はオレ」
「解ってるよ」
後方では自動操作モードになったシャルナークとイルミが闘っている。
「イルミ、そいつが自分に刺したアンテナぶっ壊して」
「了解」
イルミはナマエに言われた通り、シャルナークのアンテナ破壊を第一に攻撃を開始した。
「クロロ、いい加減に渡してくれないかなぁ?」
「お前がオレ達のサポートに入ってくれるんであれば渡す――と言っただろ?」
「ん~……やっぱ解り合おうとしたのが間違いだったみたい。あとはよろしくね」
ヒソカ・ウボォーギン・ノブナガの3人にクロロを任せ、ナマエは部屋を出て行った。向かうは【円】で探った際にクロロがいた場所。盗んだモノは一定期間愛でてから処分するクロロの事だ。まだ手元にあるのであれば、身近に置いているはず。そう見当を付けて部屋へと向かう。
(この部屋だったよな……)
階段を上がるたびにギシギシ音が鳴る。上り終わったところで左に進路を定める。とある部屋の前で立ち止まると、【凝】で【念】によるトラップがないか確認してからドアに手をかけた。
ギィィという音を立てながら、部屋のドアが開く。開いたドアの先には、沢山の古書と蝋燭の灯りに照らされて輝く無数の宝飾品が見て取れた。
(ターゲットは…………あ、あった!)
数ある宝飾品の中に埋もれる様に、ナマエの探していたスター・ルビーのバングルがあった。
目当ての物を入手し、胸元に大事にしまい込む。
(よし、後は帰るだけっと)
来た道を足取り軽く戻り始めるナマエの目に飛び込んできたのは、シャルナーク相手に苦戦しているイルミの姿。
「イルミ、遊んでるの?!」
「手加減するのに慣れてないだけ」
『ふぅ』と一息吐きながらイルミはナマエを見やった。
「そっちはもう終わったの?」
「おかげさまで。邪魔が入らなかったからすぐに見つかったよ」
胸元から目当てのバングルを出してイルミに投げ渡す。それを受け取ったイルミはそのまま外へ飛び出して行った。
「おっと。あんた等2人の相手は、引き続き私がするよ」
クロロとシャルナークの前に立ち塞がるナマエ。そしてナマエの前には【ゼロの調律(マギア)】で服従させたヒソカ達3人がいる。