ゾルディック家と依頼再び
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
イルミの目を見据えてナマエはほくそ笑んだ。何を考えているのかは理解出来ないが、解るのはクロロがナマエを怒らせたという事。ナマエは顔に感情がそのまま出てしまう人間だ。今の顔、そしてオーラを見れば怒っている事は明らかだった。
そしてナマエはイルミに作戦を伝えた。
「本当にそんなのでいいの?」
「うん。私の逆鱗に触れた事、後悔させてやる」
ナマエはニヤリと笑うが、その瞳の奥は光を灯していなかった。
ナマエが取った作戦、それは1人で正面から乗り込む、という物だった。
「本当に大丈夫?」
心配そうに確認するイルミに、ナマエは笑顔で頷いて見せた。
「大丈夫。失敗してもイルミに迷惑かけないから」
「オレはナマエさえ無事なら、迷惑かけて貰っても構わないけどね」
最終打ち合わせを行い、まずはナマエ1人で蜘蛛の仮宿を訪ねた。
「やっほー、クロロいるんでしょー?」
廃墟に木霊するナマエの声。辺りは一面の闇。所々に照明代わりにしているであろう蝋燭が揺らめいている。
時折蝋燭の炎が風で揺られ、ジジッという燃える音を奏でている以外は人がいる気配すら感じられない。さすがは蜘蛛。綺麗に【絶】をしている。
「いるのは判ってるんだから!出てこないなら、勝手に家捜しするからねー?!」
言うと同時に廃墟へと足を踏み入れた。その直後、鋭い殺気と共に刀が振り下ろされてきたのを、モデルガンで軽く往なした。
「チッ……」
舌打ちが聞こえた方向へ弾を撃ち出す。しかし、弾は高い金属音を鳴らして火花と共に散った。
(ミルキ特製の超合金を切るかよ、普通……)
「随分と――手荒い歓迎だことっ!」
舌打ちとは反対方向から、空気を切り裂く様な爆音が聞こえナマエは飛び退いた。
「ほォ……今のをかわすか」
「ウボォー退け!ソイツはオレの」
『獲物だ!』とノブナガは言おうとしたが、ナマエに蹴り飛ばされた事によって言葉がつむがれる事はなくなった。
「一撃でノブナガをのしちまうとはな……気に入ったぜ!せいぜいオレを楽しませてくれよ!!」
ウボォーギンは雄叫びを上げるとナマエに殴りかかってきた。さすがに仮宿内では彼の念能力は使えないらしい。
(建物を破壊しないように気遣いは出来るのか。意外だな……でも、こっちにはこんな廃屋が壊れようと関係はないし)
「【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】!!」
クロロに対するありったけの怒りを込めて【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】を放つナマエ。さすがにウボォーギンに傷を付けれるとは思ってないが、騒ぎに気付いてクロロが来てくれればそれで良い。
「蜘蛛ってのは――客人1人さえまともに歓迎出来ないのか……よっ!」
ウボォーギンの攻撃を避けながら、ナマエは言いのけた。
「誰が客人なんだよ!!」
攻撃が掠りもしない事に腹を立てたウボォーギンががなり立てる。そんな事を気にも留めず、ナマエは叫んだ。
「クロロ!約束通り来てやったんだ!!いい加減出て来いよ!!」
『出て来ないなら仮宿ぶっ壊すぞ!?』と付け加える事も忘れない。
宣言通り、ウボォーギンの攻撃を避けつつ、廃屋の柱目掛けて【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】を放ち続けるナマエ。何ヶ所か柱を粉砕した所で、建物が大きく揺れ始めた。これにはさすがのウボォーギンも慌てた。
「お前、さっきから何を狙ってやがる!?」
「クロロとの面会もしくは――仮宿の破壊……かなぁ」
「団長に何の用だ!!?」
そしてナマエはイルミに作戦を伝えた。
「本当にそんなのでいいの?」
「うん。私の逆鱗に触れた事、後悔させてやる」
ナマエはニヤリと笑うが、その瞳の奥は光を灯していなかった。
ナマエが取った作戦、それは1人で正面から乗り込む、という物だった。
「本当に大丈夫?」
心配そうに確認するイルミに、ナマエは笑顔で頷いて見せた。
「大丈夫。失敗してもイルミに迷惑かけないから」
「オレはナマエさえ無事なら、迷惑かけて貰っても構わないけどね」
最終打ち合わせを行い、まずはナマエ1人で蜘蛛の仮宿を訪ねた。
「やっほー、クロロいるんでしょー?」
廃墟に木霊するナマエの声。辺りは一面の闇。所々に照明代わりにしているであろう蝋燭が揺らめいている。
時折蝋燭の炎が風で揺られ、ジジッという燃える音を奏でている以外は人がいる気配すら感じられない。さすがは蜘蛛。綺麗に【絶】をしている。
「いるのは判ってるんだから!出てこないなら、勝手に家捜しするからねー?!」
言うと同時に廃墟へと足を踏み入れた。その直後、鋭い殺気と共に刀が振り下ろされてきたのを、モデルガンで軽く往なした。
「チッ……」
舌打ちが聞こえた方向へ弾を撃ち出す。しかし、弾は高い金属音を鳴らして火花と共に散った。
(ミルキ特製の超合金を切るかよ、普通……)
「随分と――手荒い歓迎だことっ!」
舌打ちとは反対方向から、空気を切り裂く様な爆音が聞こえナマエは飛び退いた。
「ほォ……今のをかわすか」
「ウボォー退け!ソイツはオレの」
『獲物だ!』とノブナガは言おうとしたが、ナマエに蹴り飛ばされた事によって言葉がつむがれる事はなくなった。
「一撃でノブナガをのしちまうとはな……気に入ったぜ!せいぜいオレを楽しませてくれよ!!」
ウボォーギンは雄叫びを上げるとナマエに殴りかかってきた。さすがに仮宿内では彼の念能力は使えないらしい。
(建物を破壊しないように気遣いは出来るのか。意外だな……でも、こっちにはこんな廃屋が壊れようと関係はないし)
「【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】!!」
クロロに対するありったけの怒りを込めて【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】を放つナマエ。さすがにウボォーギンに傷を付けれるとは思ってないが、騒ぎに気付いてクロロが来てくれればそれで良い。
「蜘蛛ってのは――客人1人さえまともに歓迎出来ないのか……よっ!」
ウボォーギンの攻撃を避けながら、ナマエは言いのけた。
「誰が客人なんだよ!!」
攻撃が掠りもしない事に腹を立てたウボォーギンががなり立てる。そんな事を気にも留めず、ナマエは叫んだ。
「クロロ!約束通り来てやったんだ!!いい加減出て来いよ!!」
『出て来ないなら仮宿ぶっ壊すぞ!?』と付け加える事も忘れない。
宣言通り、ウボォーギンの攻撃を避けつつ、廃屋の柱目掛けて【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】を放ち続けるナマエ。何ヶ所か柱を粉砕した所で、建物が大きく揺れ始めた。これにはさすがのウボォーギンも慌てた。
「お前、さっきから何を狙ってやがる!?」
「クロロとの面会もしくは――仮宿の破壊……かなぁ」
「団長に何の用だ!!?」