天空闘技場
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しかし、此処からが本当の闘いだった。ヒソカの攻撃を避けるゴン。それを見越して【伸縮自在の愛(バンジーガム)】をゴンに付けたヒソカ。ヒソカの一方的な攻撃にゴンは距離をとるも、【伸縮自在の愛(バンジーガム)】によってヒソカに吸い寄せられる様に飛び込んでいき殴られる。
「うわっ……痛そ~」
「うん、アレは痛いだろうね」
悠長に試合を観戦する2人とは関係なく、ゴンはヒソカに向かって行った。さすがは強化系。単純・一途である。
ヒソカのオーラに当てられたゴンは、猛ラッシュでヒソカを攻撃していく。
「変態モードに切り替わったね……」
「そうだね」
ヒソカの変態加減にナマエは退いていた。イルミも表情こそ変わらないが、変態加減には退いている様だった。
結局、試合はヒソカの圧勝で終わった。
「ゴンには、ヒソカはまだまだ遠い存在。だけど――追いかける目標があるからこそ強くなれる」
「前にナマエが言ってた【見守る】って事?」
「そう。ヒソカがゴンを殺そうとしたら割って入るけど、今みたいな勝負であれば【見守る】事が大事だよ」
「ふ~ん」
納得したかどうかは判らないが、イルミは黙ってリング上のゴンを見据えていた。
「さて、ゴンの質問に答えに行きますか」
「うん」
観客席を立ってゴンの控え室へと向かう2人。それを見たキルアも後をついて行く。
「キルア、こそこそしてないで出ておいで」
「チッ……バレてたのかよ」
「ナマエに見つかるんだから、キルもまだまだだね」
「ったく……ナマエには敵わねぇな」
「まだまだ若者には負けないよ?」
クスクス笑いながら、近付いてきたキルアの頭を撫でてやるナマエ。キルアは若干顔が赤くなっていた。
「キル、ナマエはオレのだからね」
「……意味解んねぇよ、兄貴」
イルミとキルアの間で何故か火花が散っている。
「兄弟喧嘩するなら外でやってね~。私は1人でゴンの所に行くから」
「「喧嘩なんかしてない」!」
「そ。ならさっさと行くよー」
ナマエに促され、イルミとキルアは後に続いた。
控え室のドアをノックして中に入ると、負けたというのにスッキリした顔のゴンがいた。
「おっ、良い顔になってるね~」
「ナマエさん!!」
「よっ、お疲れ」
「キルア!それにイルミも!?」
「や」
「皆どうしたの?」
「ゴンの質問タイムをしに来たんだよ」
「オレの質問タイム?」
「ジンについて、訊きたい事があるんでしょ?」
「あ……」
「……忘れてたな、ゴン」
「彼っていつもこうなの?」
「ああ。単純だから目の前の事しか頭に入んねーの」
「ふーん」
「で、何から訊きたい?」
椅子に座りながら、ゴンの顔を見据えるナマエ。
「……ジンって今何してるの?」
「知らない」
「え?」
「だって、ハンター試験始まってから会って無いし。あのオッサン、一か所に留まらないからね。なんなら、今から電話して訊こうか?」
ゴンは一瞬だけ考えて『いいや』と答えた。
「他には?」
「どんな人なの?」
「ゴンをそのままデカくした様な人だよ。良い意味でも悪い意味でも、ゴンはジンの息子だって言える。ただ、ジンはゴンに会うことを怖がってる。ハンターの仕事を取った結果、ゴンを捨てた様な状態だからね」
「オレはそう思ってない!」
「ゴンのその言葉、ジンに会ったら直接言ってやりな。喜ぶよ、絶対」
「ねぇ、何でナマエさんはジンの養女になったの?」
「さぁ?勝手に養女にされてたから。私の意思は無関係にね」
「え??」
「簡単に言えば、ジンってそういう人なんだよ。オレ様の癖に単純なの」
「へぇー」
「少しは役に立てた?」
「うん!有難うナマエさん!!」
「どういたしまして、ゴン」
ゴンの質問タイムも終わり、ナマエはイルミと共に控え室を後にした。
「さ、ゾルディック家に行きますか」
「良いの?」
コテンと首を傾げながら、その大きな瞳にナマエを映すイルミ。
「良いも何も、シルバさん直々に【来い】って言われちゃったからね~。行かないと【仕事】に支障きたしそうだし」
「わかった。じゃ、飛行船の手配しとく」
「よろしく」
こうして2人の天空闘技場での生活は終わった。
「うわっ……痛そ~」
「うん、アレは痛いだろうね」
悠長に試合を観戦する2人とは関係なく、ゴンはヒソカに向かって行った。さすがは強化系。単純・一途である。
ヒソカのオーラに当てられたゴンは、猛ラッシュでヒソカを攻撃していく。
「変態モードに切り替わったね……」
「そうだね」
ヒソカの変態加減にナマエは退いていた。イルミも表情こそ変わらないが、変態加減には退いている様だった。
結局、試合はヒソカの圧勝で終わった。
「ゴンには、ヒソカはまだまだ遠い存在。だけど――追いかける目標があるからこそ強くなれる」
「前にナマエが言ってた【見守る】って事?」
「そう。ヒソカがゴンを殺そうとしたら割って入るけど、今みたいな勝負であれば【見守る】事が大事だよ」
「ふ~ん」
納得したかどうかは判らないが、イルミは黙ってリング上のゴンを見据えていた。
「さて、ゴンの質問に答えに行きますか」
「うん」
観客席を立ってゴンの控え室へと向かう2人。それを見たキルアも後をついて行く。
「キルア、こそこそしてないで出ておいで」
「チッ……バレてたのかよ」
「ナマエに見つかるんだから、キルもまだまだだね」
「ったく……ナマエには敵わねぇな」
「まだまだ若者には負けないよ?」
クスクス笑いながら、近付いてきたキルアの頭を撫でてやるナマエ。キルアは若干顔が赤くなっていた。
「キル、ナマエはオレのだからね」
「……意味解んねぇよ、兄貴」
イルミとキルアの間で何故か火花が散っている。
「兄弟喧嘩するなら外でやってね~。私は1人でゴンの所に行くから」
「「喧嘩なんかしてない」!」
「そ。ならさっさと行くよー」
ナマエに促され、イルミとキルアは後に続いた。
控え室のドアをノックして中に入ると、負けたというのにスッキリした顔のゴンがいた。
「おっ、良い顔になってるね~」
「ナマエさん!!」
「よっ、お疲れ」
「キルア!それにイルミも!?」
「や」
「皆どうしたの?」
「ゴンの質問タイムをしに来たんだよ」
「オレの質問タイム?」
「ジンについて、訊きたい事があるんでしょ?」
「あ……」
「……忘れてたな、ゴン」
「彼っていつもこうなの?」
「ああ。単純だから目の前の事しか頭に入んねーの」
「ふーん」
「で、何から訊きたい?」
椅子に座りながら、ゴンの顔を見据えるナマエ。
「……ジンって今何してるの?」
「知らない」
「え?」
「だって、ハンター試験始まってから会って無いし。あのオッサン、一か所に留まらないからね。なんなら、今から電話して訊こうか?」
ゴンは一瞬だけ考えて『いいや』と答えた。
「他には?」
「どんな人なの?」
「ゴンをそのままデカくした様な人だよ。良い意味でも悪い意味でも、ゴンはジンの息子だって言える。ただ、ジンはゴンに会うことを怖がってる。ハンターの仕事を取った結果、ゴンを捨てた様な状態だからね」
「オレはそう思ってない!」
「ゴンのその言葉、ジンに会ったら直接言ってやりな。喜ぶよ、絶対」
「ねぇ、何でナマエさんはジンの養女になったの?」
「さぁ?勝手に養女にされてたから。私の意思は無関係にね」
「え??」
「簡単に言えば、ジンってそういう人なんだよ。オレ様の癖に単純なの」
「へぇー」
「少しは役に立てた?」
「うん!有難うナマエさん!!」
「どういたしまして、ゴン」
ゴンの質問タイムも終わり、ナマエはイルミと共に控え室を後にした。
「さ、ゾルディック家に行きますか」
「良いの?」
コテンと首を傾げながら、その大きな瞳にナマエを映すイルミ。
「良いも何も、シルバさん直々に【来い】って言われちゃったからね~。行かないと【仕事】に支障きたしそうだし」
「わかった。じゃ、飛行船の手配しとく」
「よろしく」
こうして2人の天空闘技場での生活は終わった。