天空闘技場
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「……ジンを探す為」
「なら、ジンに会うまでは死ねないよな?」
「うん……」
「次にこんな無茶な戦いをしたら、ジンに会う前に私がお前を叩き潰す。二度とジンに近づけない様にする。解ったな?」
「うん……解った。本当にごめんなさい」
「謝る相手は私じゃない。そうでしょ?師範代さん」
ナマエが振り返ると、そこにはいつの間に来たのかウイングがいた。
「その『師範代さん』っていうのは止めて貰えませんか?」
「じゃあ、ウイングさん?」
「はい」
「2人の事、これからも頼んでいいですか?」
いつものナマエに戻ったナマエは、ウイングに問うた。
「言われなくても、途中で放り出す事はしませんよ」
「良かったぁ」
安堵の表情を見せるナマエに、イルミは嫉妬した。何であの表情の相手が自分では無いのか、と。
「じゃ、私達は退散するから。あとはウイングさんにこってり絞られなさい」
2人の頭を撫で、ナマエはイルミと共に自室へと帰った。
「良かったの?」
「何が?」
「ゴンに【念】を見せた事」
「今のあいつらには、訳の解らない【魔法】にしか見えないから大丈夫」
それから1ヶ月。ゴンは怪我を完治させていた。
そして、この日はヒソカがカストロと戦う日だった。
「見に行くの?」
「行かない。どうせグロい展開になるだろうから、試合結果だけ見る」
「そ」
「そういうイルミは見に行かないの?」
「何で?」
「友達でしょ?」
ナマエの言葉に、イルミは首を傾げた。
「オレ、友達なんていないよ」
「じゃあ、ヒソカは何なの?」
「…………仕事仲間?」
疑問符を付けながらイルミはナマエの質問に答えた。
(ヒソカが友達とかって……ありえない)
「仕事仲間、ねぇ……」
不信感たっぷりの眼差しでイルミを見やるナマエ。そんなナマエに、イルミは再度首を傾げた。
「周りから見たら、イルミとヒソカって仕事仲間ってよりも友達に近いと思うよ?」
「ありえない」
「そっか、ありえないか」
クスクス声を出しながらナマエは笑った。
「何がおかしいの?」
「いや、仕事仲間以上の関係に見えるのに否定するから」
「……じゃあ、言い方を変える。ヒソカは好敵手」
「好敵手かぁ」
どこか納得したようにナマエは頷いた。
「うん、好敵手」
「そっかぁ。ま、それならそれでいいや」
『うんうん』と頷きながら1人納得するナマエ。
それから備え付けのモニターで、ヒソカの試合が放送開始となった。
本を読みながらその映像をチラ見するナマエ。イルミにいたっては完全に放送をスルーしていた。
「気になるならちゃんと見れば?」
「嫌。変態ヒソカの事だから、そろそろ変なスイッチ入る頃でしょ?」
「うん。そうだね」
「変なスイッチ入ったら、絶対グロい事が起こるから直視したくない」
「そう?」
『変なの』とイルミは呟いて本に目を落とした。
その時、モニターからは観客の悲鳴が聞こえてきた。
「ナマエ、ヒソカの変なスイッチ入ったみたい」
「やっぱり?悲鳴から嫌な予感がしたんだよね」
溜息を吐きつつ、ナマエはモニターへと視線を移した。
そこに写っていたのは、右腕をもぎ取られたヒソカの姿。顔にも多数の傷が見て取れる。
「あー、グロい…………」
そのまま見ていると、ヒソカは捥がれた右腕を食い千切っていた。
「あんの変態め……」
「オレならあんな傷負わない」
「イルミがあんな戦い方したら、試合直後にぶん殴ってる」
今度は左腕を差し出すヒソカ。
「何考えてるんだよ、あの変態は……」
「なら、ジンに会うまでは死ねないよな?」
「うん……」
「次にこんな無茶な戦いをしたら、ジンに会う前に私がお前を叩き潰す。二度とジンに近づけない様にする。解ったな?」
「うん……解った。本当にごめんなさい」
「謝る相手は私じゃない。そうでしょ?師範代さん」
ナマエが振り返ると、そこにはいつの間に来たのかウイングがいた。
「その『師範代さん』っていうのは止めて貰えませんか?」
「じゃあ、ウイングさん?」
「はい」
「2人の事、これからも頼んでいいですか?」
いつものナマエに戻ったナマエは、ウイングに問うた。
「言われなくても、途中で放り出す事はしませんよ」
「良かったぁ」
安堵の表情を見せるナマエに、イルミは嫉妬した。何であの表情の相手が自分では無いのか、と。
「じゃ、私達は退散するから。あとはウイングさんにこってり絞られなさい」
2人の頭を撫で、ナマエはイルミと共に自室へと帰った。
「良かったの?」
「何が?」
「ゴンに【念】を見せた事」
「今のあいつらには、訳の解らない【魔法】にしか見えないから大丈夫」
それから1ヶ月。ゴンは怪我を完治させていた。
そして、この日はヒソカがカストロと戦う日だった。
「見に行くの?」
「行かない。どうせグロい展開になるだろうから、試合結果だけ見る」
「そ」
「そういうイルミは見に行かないの?」
「何で?」
「友達でしょ?」
ナマエの言葉に、イルミは首を傾げた。
「オレ、友達なんていないよ」
「じゃあ、ヒソカは何なの?」
「…………仕事仲間?」
疑問符を付けながらイルミはナマエの質問に答えた。
(ヒソカが友達とかって……ありえない)
「仕事仲間、ねぇ……」
不信感たっぷりの眼差しでイルミを見やるナマエ。そんなナマエに、イルミは再度首を傾げた。
「周りから見たら、イルミとヒソカって仕事仲間ってよりも友達に近いと思うよ?」
「ありえない」
「そっか、ありえないか」
クスクス声を出しながらナマエは笑った。
「何がおかしいの?」
「いや、仕事仲間以上の関係に見えるのに否定するから」
「……じゃあ、言い方を変える。ヒソカは好敵手」
「好敵手かぁ」
どこか納得したようにナマエは頷いた。
「うん、好敵手」
「そっかぁ。ま、それならそれでいいや」
『うんうん』と頷きながら1人納得するナマエ。
それから備え付けのモニターで、ヒソカの試合が放送開始となった。
本を読みながらその映像をチラ見するナマエ。イルミにいたっては完全に放送をスルーしていた。
「気になるならちゃんと見れば?」
「嫌。変態ヒソカの事だから、そろそろ変なスイッチ入る頃でしょ?」
「うん。そうだね」
「変なスイッチ入ったら、絶対グロい事が起こるから直視したくない」
「そう?」
『変なの』とイルミは呟いて本に目を落とした。
その時、モニターからは観客の悲鳴が聞こえてきた。
「ナマエ、ヒソカの変なスイッチ入ったみたい」
「やっぱり?悲鳴から嫌な予感がしたんだよね」
溜息を吐きつつ、ナマエはモニターへと視線を移した。
そこに写っていたのは、右腕をもぎ取られたヒソカの姿。顔にも多数の傷が見て取れる。
「あー、グロい…………」
そのまま見ていると、ヒソカは捥がれた右腕を食い千切っていた。
「あんの変態め……」
「オレならあんな傷負わない」
「イルミがあんな戦い方したら、試合直後にぶん殴ってる」
今度は左腕を差し出すヒソカ。
「何考えてるんだよ、あの変態は……」