天空闘技場
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「キミが天空闘技場に来た理由は想像できる♣ここで鍛えてからボクと戦うつもりだったんだろ?」
「まさかそっちから現れるとは思わなかったよ。手間が省けた」
「くっくっく♥【纏】を覚えた位でいい気になるなよ♠【念】は奥が深い♦」
【念文字】で絵を描くヒソカ。だが、ゴンとキルアには何が起こっているのか解っていない。
「はっきり言って、今のキミと戦う気は全く無い♠」
立ち上がりながらもヒソカは続けた。
「だが、このクラスで一度でも勝つ事が出来たら相手になろう♥」
「ゴン」
「何?ナマエさん」
「ジンの事が知りたかったら、腕を磨いて私を納得させて。そうしたら、私が知っているジンの事を教えてあげる」
妖艶な笑みを浮かべながら、ナマエはゴンに言った。
「キルア。【あの事】、もうバラしてもいいから」
「……解った。行こうぜ、ゴン」
「私達も行こうか、イルミ」
「うん」
『じゃあね』と手を振りゴン達と別れたナマエだが、部屋に戻ってすぐイルミに問いただされた。
「キルに言ってた【あの事】って何?」
「気になるの?」
「うん」
「ゴンの義理姉だって事。キルアには大分前に教えてるんだよ」
「……妬けるな」
「ん?」
「何でもない」
イルミはそのままナマエを抱き締め、首筋に自身の顔を埋めた。
「ナマエの匂いがする」
「そうだね。煙草臭いよね」
「ううん。良い匂いがする」
「そうかなぁ……」
「この匂い、落ち着く」
「そっか……ならいいや」
暫く経ちイルミがナマエから離れた所で、ナマエが口を開いた。
「イルミ、予定変更」
「何?」
「ゴンとヒソカの試合を見てからククルーマウンテンに帰る」
「わかった。親父に連絡しとく」
「お願いね」
イルミの頬にキスをし、お願いをするナマエ。
「!?」
「どうしたの?」
「お強請りしてないのに、ナマエがキスしてくれた……」
「嫌だった?」
「ううん。嬉しい」
「良かった」
はにかむ様に笑うナマエ。イルミはそんなナマエの唇にキスをする。
「イルミ?」
「お返し」
そういうと、シルバに電話する為にイルミはナマエから離れた。
電話越しに二言三言交わすと、イルミが携帯を差し出してきた。
「何?」
「親父がナマエと直接話したいって」
「そう」
イルミから携帯を受け取り、ナマエは電話口の主:シルバに話しかけた。
「もしもし、代わりましたけど何の御用でしょう?」
『200階クラスで2勝したそうだな』
「そうですね」
『なら、もう帰って来い』
「嫌です。【弟】の試合を見届けてから帰ります」
『弟?』
「キルアの友達のゴンは、私の義理の【弟】です」
『そうだったのか……で、帰るのはいつ頃になるんだ?』
「さぁ?ゴン次第なので何とも」
『………分かった。終わり次第戻って来い。正式にイルミの【恋人】として迎えてやろう』
「【毒】入りは勘弁して下さいよ」
『フッ……まずはイルミに慣れさせるから安心しろ』
それだけ言うと、シルバは電話を切った。
「イルミ、何か訳解んない事言って電話切られたんだけど」
「訳解んない事?」
「【毒】入りは嫌だって言ったら、イルミに慣れさせるとか言ってた」
「ああ」
ポンッと手を叩きながら、イルミは思い出したように言った。
「ナマエ用にかなり軽い【毒】を送って貰ってたんだった」
「ちょっ……何それ?!」
「オレもそろそろ我慢の限界近いし、弱いのから慣れて貰わなきゃいけないから」
「我慢の限界って――ちなみに種類は……?」
「下剤とか痺れ薬とか」
「【とか】ってのが怖いんだけど……」
冷や汗を流しながら、後ずさるナマエをイルミは逃がさなかった。
「拒否権はないから」
耳元で甘く囁かれた物騒な言葉。ナマエは諦めて腹を括った。
(女は度胸!)
「分かったから……ちょっと離れて」
「まさかそっちから現れるとは思わなかったよ。手間が省けた」
「くっくっく♥【纏】を覚えた位でいい気になるなよ♠【念】は奥が深い♦」
【念文字】で絵を描くヒソカ。だが、ゴンとキルアには何が起こっているのか解っていない。
「はっきり言って、今のキミと戦う気は全く無い♠」
立ち上がりながらもヒソカは続けた。
「だが、このクラスで一度でも勝つ事が出来たら相手になろう♥」
「ゴン」
「何?ナマエさん」
「ジンの事が知りたかったら、腕を磨いて私を納得させて。そうしたら、私が知っているジンの事を教えてあげる」
妖艶な笑みを浮かべながら、ナマエはゴンに言った。
「キルア。【あの事】、もうバラしてもいいから」
「……解った。行こうぜ、ゴン」
「私達も行こうか、イルミ」
「うん」
『じゃあね』と手を振りゴン達と別れたナマエだが、部屋に戻ってすぐイルミに問いただされた。
「キルに言ってた【あの事】って何?」
「気になるの?」
「うん」
「ゴンの義理姉だって事。キルアには大分前に教えてるんだよ」
「……妬けるな」
「ん?」
「何でもない」
イルミはそのままナマエを抱き締め、首筋に自身の顔を埋めた。
「ナマエの匂いがする」
「そうだね。煙草臭いよね」
「ううん。良い匂いがする」
「そうかなぁ……」
「この匂い、落ち着く」
「そっか……ならいいや」
暫く経ちイルミがナマエから離れた所で、ナマエが口を開いた。
「イルミ、予定変更」
「何?」
「ゴンとヒソカの試合を見てからククルーマウンテンに帰る」
「わかった。親父に連絡しとく」
「お願いね」
イルミの頬にキスをし、お願いをするナマエ。
「!?」
「どうしたの?」
「お強請りしてないのに、ナマエがキスしてくれた……」
「嫌だった?」
「ううん。嬉しい」
「良かった」
はにかむ様に笑うナマエ。イルミはそんなナマエの唇にキスをする。
「イルミ?」
「お返し」
そういうと、シルバに電話する為にイルミはナマエから離れた。
電話越しに二言三言交わすと、イルミが携帯を差し出してきた。
「何?」
「親父がナマエと直接話したいって」
「そう」
イルミから携帯を受け取り、ナマエは電話口の主:シルバに話しかけた。
「もしもし、代わりましたけど何の御用でしょう?」
『200階クラスで2勝したそうだな』
「そうですね」
『なら、もう帰って来い』
「嫌です。【弟】の試合を見届けてから帰ります」
『弟?』
「キルアの友達のゴンは、私の義理の【弟】です」
『そうだったのか……で、帰るのはいつ頃になるんだ?』
「さぁ?ゴン次第なので何とも」
『………分かった。終わり次第戻って来い。正式にイルミの【恋人】として迎えてやろう』
「【毒】入りは勘弁して下さいよ」
『フッ……まずはイルミに慣れさせるから安心しろ』
それだけ言うと、シルバは電話を切った。
「イルミ、何か訳解んない事言って電話切られたんだけど」
「訳解んない事?」
「【毒】入りは嫌だって言ったら、イルミに慣れさせるとか言ってた」
「ああ」
ポンッと手を叩きながら、イルミは思い出したように言った。
「ナマエ用にかなり軽い【毒】を送って貰ってたんだった」
「ちょっ……何それ?!」
「オレもそろそろ我慢の限界近いし、弱いのから慣れて貰わなきゃいけないから」
「我慢の限界って――ちなみに種類は……?」
「下剤とか痺れ薬とか」
「【とか】ってのが怖いんだけど……」
冷や汗を流しながら、後ずさるナマエをイルミは逃がさなかった。
「拒否権はないから」
耳元で甘く囁かれた物騒な言葉。ナマエは諦めて腹を括った。
(女は度胸!)
「分かったから……ちょっと離れて」