天空闘技場
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「はぁ……とりあえず入って」
入室を促すと、ヒソカは驚いたように目を瞠った。
「いいのかい?」
「どうせ無理矢理にでも上がり込む気で来たんでしょ」
「♠」
ヒソカを部屋に招きいれ、イルミが淹れたコーヒーをテーブルに並べる。
「で、何でキミがここにいるんだい?」
ナマエ達の向かいに座ったヒソカは、イルミの顔をジッと見つめて問い質してきた。
「ヒソカには教えてなかったっけ?」
「何をだい?」
「オレとナマエが付き合ってる事」
「どういう事か、きちんと説明してくれ♣」
それからイルミは淡々とヒソカに付き合う事になった経緯を話した。ナマエは睡眠を妨害された事に腹を立て、煙草を吸って黙り込んでいた。
「ボクも本気だったのに♣」
ヒソカに殺気を向けられ、ナマエはヒソカを睨み返した。
「そういう風に、殺気向けてくるヤツとなんか付き合えない」
「なら、殺気を向けなければボクと付き合ってくれるかい?」
「生憎、二股とか興味ないんでね。イルミが【約束】を守ってくれる限りは、イルミと別れるつもりもない」
「だったら――イルミがその【約束】を破るように仕向ければいいんだ♥」
ニタリと笑ったヒソカを、ナマエは睨み付ける。
「オレは何があっても、【約束】を破るつもりはないよ」
「イルミにその気が無くても、そう仕向ける事は簡単だ♦」
「イルミ、安心して。こんな変態と付き合う事は一生無いから」
「酷いなァ、ナマエ♠ボクは好きなコに対しては紳士だよ♥」
「殺気向けてくる時点で紳士じゃないし」
呆れて物が言えないとは、まさにこの事。ニヤニヤ笑っているヒソカに軽い殺意を覚えたナマエは、語気を強めて言った。
「何があろうと、イルミと別れるつもりは無い!イルミは簡単に【約束】を破るヤツじゃないし、何より私に無理強いは一切しない良いヤツだ!!」
怒鳴る様に言い切ったナマエに、ヒソカだけではなくイルミも目を見開いた。
「ヒソカがそうまで私に執着する理由は何?【念】が使えるから?それともイルミと付き合ってるから?アンタの考えてる事が全く理解できない。気まぐれで私達を引っ掻き回すのは止めて。そうじゃないと、私も強硬手段に出る」
「それはそれで面白そうだ♥」
「こっちは面白くも無いけどね」
不機嫌極まりない顔でヒソカに告げるナマエ。どんな事があろうと、【約束】が第一だ。キルアとゴンを守る為ならヒソカのみならずイルミを敵に回しても致し方が無い。ナマエは殺意の篭った双眼でヒソカを見やる。
「いい殺気だ、ナマエ♥興奮するじゃないか♥」
「勝手に興奮してろ、変態野郎。こちとら生半可な覚悟でイルミと付き合ってるんじゃない。マジで邪魔すんな。潰すぞ」
「なら、ボクと闘ってよ」
「これ以上引っ掻き回さないって約束出来るなら、受けて立つ」
「なら決定だ♦キミとヤるの、楽しみにしてるよ♥」
それだけ言ってヒソカは立ち去った。それを見送ると、ナマエは一気に疲れが押し寄せてきた。
「マジ疲れた。何なの?あの変態」
「お疲れ様。良かったの?」
「何が?」
「ヒソカとの戦闘」
「致し方がないよ。ウザいし。放置しとくほうが危険でしょ」
溜息を吐きながら言うナマエに、イルミはコーヒーを飲みながら返した。
「勝算はあるの?」
「無ければあんな事言わないさ」
不敵に笑うナマエを見て、イルミは口角を上げた。
ヒソカとの決戦当日。久々にヒソカが闘うとあってチケットは即完売。対戦者のナマエには同情の声まであった。
「ナマエ、本当に大丈夫?」
心配そうに訊いてくるイルミ。
「くどいよ、イルミ。無傷とはいかなくても、絶対に勝つ。私の邪魔をする馬鹿者は潰す」
冷徹な笑みを浮かべたまま、ナマエはイルミと別れた。
入室を促すと、ヒソカは驚いたように目を瞠った。
「いいのかい?」
「どうせ無理矢理にでも上がり込む気で来たんでしょ」
「♠」
ヒソカを部屋に招きいれ、イルミが淹れたコーヒーをテーブルに並べる。
「で、何でキミがここにいるんだい?」
ナマエ達の向かいに座ったヒソカは、イルミの顔をジッと見つめて問い質してきた。
「ヒソカには教えてなかったっけ?」
「何をだい?」
「オレとナマエが付き合ってる事」
「どういう事か、きちんと説明してくれ♣」
それからイルミは淡々とヒソカに付き合う事になった経緯を話した。ナマエは睡眠を妨害された事に腹を立て、煙草を吸って黙り込んでいた。
「ボクも本気だったのに♣」
ヒソカに殺気を向けられ、ナマエはヒソカを睨み返した。
「そういう風に、殺気向けてくるヤツとなんか付き合えない」
「なら、殺気を向けなければボクと付き合ってくれるかい?」
「生憎、二股とか興味ないんでね。イルミが【約束】を守ってくれる限りは、イルミと別れるつもりもない」
「だったら――イルミがその【約束】を破るように仕向ければいいんだ♥」
ニタリと笑ったヒソカを、ナマエは睨み付ける。
「オレは何があっても、【約束】を破るつもりはないよ」
「イルミにその気が無くても、そう仕向ける事は簡単だ♦」
「イルミ、安心して。こんな変態と付き合う事は一生無いから」
「酷いなァ、ナマエ♠ボクは好きなコに対しては紳士だよ♥」
「殺気向けてくる時点で紳士じゃないし」
呆れて物が言えないとは、まさにこの事。ニヤニヤ笑っているヒソカに軽い殺意を覚えたナマエは、語気を強めて言った。
「何があろうと、イルミと別れるつもりは無い!イルミは簡単に【約束】を破るヤツじゃないし、何より私に無理強いは一切しない良いヤツだ!!」
怒鳴る様に言い切ったナマエに、ヒソカだけではなくイルミも目を見開いた。
「ヒソカがそうまで私に執着する理由は何?【念】が使えるから?それともイルミと付き合ってるから?アンタの考えてる事が全く理解できない。気まぐれで私達を引っ掻き回すのは止めて。そうじゃないと、私も強硬手段に出る」
「それはそれで面白そうだ♥」
「こっちは面白くも無いけどね」
不機嫌極まりない顔でヒソカに告げるナマエ。どんな事があろうと、【約束】が第一だ。キルアとゴンを守る為ならヒソカのみならずイルミを敵に回しても致し方が無い。ナマエは殺意の篭った双眼でヒソカを見やる。
「いい殺気だ、ナマエ♥興奮するじゃないか♥」
「勝手に興奮してろ、変態野郎。こちとら生半可な覚悟でイルミと付き合ってるんじゃない。マジで邪魔すんな。潰すぞ」
「なら、ボクと闘ってよ」
「これ以上引っ掻き回さないって約束出来るなら、受けて立つ」
「なら決定だ♦キミとヤるの、楽しみにしてるよ♥」
それだけ言ってヒソカは立ち去った。それを見送ると、ナマエは一気に疲れが押し寄せてきた。
「マジ疲れた。何なの?あの変態」
「お疲れ様。良かったの?」
「何が?」
「ヒソカとの戦闘」
「致し方がないよ。ウザいし。放置しとくほうが危険でしょ」
溜息を吐きながら言うナマエに、イルミはコーヒーを飲みながら返した。
「勝算はあるの?」
「無ければあんな事言わないさ」
不敵に笑うナマエを見て、イルミは口角を上げた。
ヒソカとの決戦当日。久々にヒソカが闘うとあってチケットは即完売。対戦者のナマエには同情の声まであった。
「ナマエ、本当に大丈夫?」
心配そうに訊いてくるイルミ。
「くどいよ、イルミ。無傷とはいかなくても、絶対に勝つ。私の邪魔をする馬鹿者は潰す」
冷徹な笑みを浮かべたまま、ナマエはイルミと別れた。