天空闘技場
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ゾルディック家へ戻って来たのは出発してから3日後だった。ゴン達はまだ守衛室で特訓中。会わずにこのまま天空闘技場へ行こう、そう思っていた所でイルミに呼ばれた。
「親父が話したいって」
「親父って……シルバ=ゾルディック?」
「他に誰がいるの?」
首を傾げるイルミは可愛い。
(何でシルバに呼び出されなきゃいけないの??)
ナマエの思考を読み取ったが如く、イルミは続けた。
「オレが同席するから、そんなに怖がらなくていいよ。見た目は怖いだろうけど」
自分の父親の見た目が怖いと言ってのけるイルミに、ナマエは自然と笑みが零れた。
「判った。なら、さっさと行こう」
イルミを促して、シルバのいる部屋へと向かう。
薄暗い廊下を何度も曲がって辿りついた先、そこがシルバの部屋だった。
「親父、入るよ」
シルバの返事も待たずに、イルミは扉を開けて中に入っていく。
「ナマエ、そんな所に突っ立ってないで早く入って」
イルミに促され、内心ビクつきながらもシルバの部屋へと入る。
部屋の中では大きな犬を侍らせたシルバが寛いでいた。
「お前がナマエか?」
イルミに促されながら、シルバの正面にある椅子に腰掛ける。
(圧迫感がハンパねぇ……)
「はい」
「イルミと付き合ってるらしいな」
「そうですね」
「……【毒】に対する耐性は?」
「ないです」
きっぱりとナマエは言い切った。すると、シルバはクツクツと笑い声をあげた。
「うちが【毒】に耐性つける為に、飲食物全てに【毒】が入っている事は知ってるのか?」
「はい」
「なら、どうしてイルミと付き合う事になったんだ?」
「それはイルミに聞いて下さい。私はイルミの【口説き】に負けただけなんで」
それだけ言って、隣にいるイルミを見遣る。
「親父、【毒】に対する耐性はこれから付けて行けばいいだろ?」
(それは【毒】入りの飲食物を口にしろって事ですか……)
呆然としながらも、2人のやり取りを黙って見守る。
「そこまでしてナマエに執着する理由は?」
「ナマエが【好き】だから」
「ほぉ」
面白そうにシルバはイルミを見つめた。
「判った。しかし、ただの小娘と付き合うことは了承出来ない」
「それは解ってる。で、どうすれば認めてもらえるの?」
首を傾げながら、イルミはシルバに問うた。
「そうだな……」
シルバは暫し考え込んだ。
「とりあえず、天空闘技場の200階で1勝位はして貰わんと話にならん」
「だってさ、ナマエ」
「それって、闘技場へ行けって事だよね?」
「うん」
「…………ヒソカがいると思うけど、いいの?」
「…………」
「イルミ?」
何も答えないイルミに向かって、ナマエは呼びかける。
「……仕方が無いから、オレも一緒に行く」
「仕事は?」
「別に暫くはオレがいなくても問題ない。でしょ?親父」
シルバに視線を移しながら、イルミは確認した。
「相当入れ込んでいるんだな、イルミ」
「うん。ナマエ以外と結婚する気はないからね。虫除けについて行く」
今度はシルバが黙る番だった。
「……仕方が無い。お前も一緒に行って来い」
「だってさ、ナマエ」
「判ったよ……イルミ、すぐに天空闘技場に行ける?」
「うん」
「なら、すぐにでも行こう」
(ゴン達が来る前に200階に到達して、驚かせてやりたいし)
「ナマエ」
「何?」
「ヒソカみたいな顔になってるよ」
「ちょっ……あの変態奇術師と一緒にしないで!」
「くっくっく。イチャつくのはいいが、場所を考えろ」
「イチャついてない!!!」
「えー、そうなの?」
イルミはナマエの言葉にショックを受けていた。それに対し、ナマエは放置する事にした。
「とにかく、今すぐ行くよ!今すぐ!!」
『それじゃ、失礼しました』と言い残し、イルミと共にシルバの部屋を後にした。
「親父が話したいって」
「親父って……シルバ=ゾルディック?」
「他に誰がいるの?」
首を傾げるイルミは可愛い。
(何でシルバに呼び出されなきゃいけないの??)
ナマエの思考を読み取ったが如く、イルミは続けた。
「オレが同席するから、そんなに怖がらなくていいよ。見た目は怖いだろうけど」
自分の父親の見た目が怖いと言ってのけるイルミに、ナマエは自然と笑みが零れた。
「判った。なら、さっさと行こう」
イルミを促して、シルバのいる部屋へと向かう。
薄暗い廊下を何度も曲がって辿りついた先、そこがシルバの部屋だった。
「親父、入るよ」
シルバの返事も待たずに、イルミは扉を開けて中に入っていく。
「ナマエ、そんな所に突っ立ってないで早く入って」
イルミに促され、内心ビクつきながらもシルバの部屋へと入る。
部屋の中では大きな犬を侍らせたシルバが寛いでいた。
「お前がナマエか?」
イルミに促されながら、シルバの正面にある椅子に腰掛ける。
(圧迫感がハンパねぇ……)
「はい」
「イルミと付き合ってるらしいな」
「そうですね」
「……【毒】に対する耐性は?」
「ないです」
きっぱりとナマエは言い切った。すると、シルバはクツクツと笑い声をあげた。
「うちが【毒】に耐性つける為に、飲食物全てに【毒】が入っている事は知ってるのか?」
「はい」
「なら、どうしてイルミと付き合う事になったんだ?」
「それはイルミに聞いて下さい。私はイルミの【口説き】に負けただけなんで」
それだけ言って、隣にいるイルミを見遣る。
「親父、【毒】に対する耐性はこれから付けて行けばいいだろ?」
(それは【毒】入りの飲食物を口にしろって事ですか……)
呆然としながらも、2人のやり取りを黙って見守る。
「そこまでしてナマエに執着する理由は?」
「ナマエが【好き】だから」
「ほぉ」
面白そうにシルバはイルミを見つめた。
「判った。しかし、ただの小娘と付き合うことは了承出来ない」
「それは解ってる。で、どうすれば認めてもらえるの?」
首を傾げながら、イルミはシルバに問うた。
「そうだな……」
シルバは暫し考え込んだ。
「とりあえず、天空闘技場の200階で1勝位はして貰わんと話にならん」
「だってさ、ナマエ」
「それって、闘技場へ行けって事だよね?」
「うん」
「…………ヒソカがいると思うけど、いいの?」
「…………」
「イルミ?」
何も答えないイルミに向かって、ナマエは呼びかける。
「……仕方が無いから、オレも一緒に行く」
「仕事は?」
「別に暫くはオレがいなくても問題ない。でしょ?親父」
シルバに視線を移しながら、イルミは確認した。
「相当入れ込んでいるんだな、イルミ」
「うん。ナマエ以外と結婚する気はないからね。虫除けについて行く」
今度はシルバが黙る番だった。
「……仕方が無い。お前も一緒に行って来い」
「だってさ、ナマエ」
「判ったよ……イルミ、すぐに天空闘技場に行ける?」
「うん」
「なら、すぐにでも行こう」
(ゴン達が来る前に200階に到達して、驚かせてやりたいし)
「ナマエ」
「何?」
「ヒソカみたいな顔になってるよ」
「ちょっ……あの変態奇術師と一緒にしないで!」
「くっくっく。イチャつくのはいいが、場所を考えろ」
「イチャついてない!!!」
「えー、そうなの?」
イルミはナマエの言葉にショックを受けていた。それに対し、ナマエは放置する事にした。
「とにかく、今すぐ行くよ!今すぐ!!」
『それじゃ、失礼しました』と言い残し、イルミと共にシルバの部屋を後にした。