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目的地付近の飛行場へと到着し、ナマエはイルミと連れ立って飛行船から降り立つ。
「目的地は?」
「ここから走って1時間位の所」
「走って……ね」
ナマエは大きく伸びをして体を解していた。
「もう疲れたの?」
「まさか。走る前の準備運動みたいなもんだよ」
「そ。なら――行くよ」
イルミは言うと同時に走り出していた。遅れまいと次いで走り出すナマエ。
先に走るイルミは、裏道を進んで行く。ナマエもその後を遅れない様について行く。
いきなり飛び上がったと思ったら、イルミはビルの屋上へ向かって壁を蹴り進んでいた。一瞬躊躇った後、ナマエは裏道をそのまま進んだ。イルミの姿を見失わない様、細心の注意を払いながら。
そうして上空からはイルミが、地上からはナマエがそれぞれターゲットのいる場所を目指して走る事約50分。イルミの足が止まり、ナマエの携帯に電話が入った。
「もしもし」
『ナマエ。目の前の屋敷が今回のターゲットがいる場所』
「わかった。警備員はどうすればいい?」
『ナマエが片付けて』
「手伝ってはくれないんだ?」
『オレはターゲットの暗殺が仕事だから』
「【奪還】に関する事は全て私がやれって事ね」
『そういう事』
「解った。じゃ、終わったら正門前に集合で」
『うん』
「レディー……ゴー!!!」
ナマエは通話を切って正門から乗り込む。
「誰だ!?」
「手前ェ等に名乗る名前は生憎持ち合わせてないんで……なっ!」
モデルガンを2挺構えながら、警備員を自分に惹きつける。
(チッ……数が多いから面倒くさいな――なるべく急所は外したいし)
粗方警備員を片付け終わったナマエは、そのまま残った警備員も動けない様に手足を狙って撃ち抜いていく。
庭に出てきた警備員はを全て片付けたナマエは、正面玄関から屋敷へと足を踏み込む。
(さて……奪還対象のお嬢さんはどこにいるかなぁ)
【円】で生存者の居場所を探しながら移動するナマエ。
(おっ、イルミ発見。って事は、上では無いよなぁ……上にいたらイルミから連絡来るだろうし……)
ナマエは更に【円】の範囲を広げた。
(う~ん……どこに隠されてるんだろう……)
「おいっ!そこのお前!!何処から入ってきた!?」
思考に耽っていたナマエは、邸内の警備員に気を配り忘れていた。
「ん?何処って……正面玄関?」
疑問符付きで答えるナマエに、警備員は殺気を放った。
「人をおちょくるのもいい加減に――」
(面倒くさいなぁ……【十六夜涙(カオス)】発動!)
「【仲間】を攻撃するの?」
「あ……え……?【仲間】??」
「そう、忘れたの?私は貴方の【仲間】でしょ?」
「そういえば……そんな気も……いや、しかし…………」
【十六夜涙(カオス)】で警備員を混乱させつつ、再度【円】で再度対象者を探すナマエ。すると、地下深くの場所に小さな気配を感じた。
(地下に隠してたのか――面倒だなぁ……)
地下へと通じる階段を探し、仄暗いそこを慎重に降りて行く。
階段を降りてから道なりに進んで、15分程経っただろうか。やがて1枚の鋼鉄製のドアの前に辿り着いた。押しても引いても開かないドア。
(何か【念】が掛けられている……?)
ナマエは【凝】で扉を見遣ると、やはり何らかの【念】で扉が開かないように細工されていた。
(無理矢理開けるか、面倒くさいけど)
「【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】!!」
面倒この上ない作業ばかりでイラついていた怒りを込めて、【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】を発動して扉に念弾を撃ち込む。
ドゴォという音と共に崩れ落ちる扉。埃が舞う中、持っていたライターで火をつけて辺りを見回す。すると、部屋の片隅でガタガタと震えている少女がいた。
「目的地は?」
「ここから走って1時間位の所」
「走って……ね」
ナマエは大きく伸びをして体を解していた。
「もう疲れたの?」
「まさか。走る前の準備運動みたいなもんだよ」
「そ。なら――行くよ」
イルミは言うと同時に走り出していた。遅れまいと次いで走り出すナマエ。
先に走るイルミは、裏道を進んで行く。ナマエもその後を遅れない様について行く。
いきなり飛び上がったと思ったら、イルミはビルの屋上へ向かって壁を蹴り進んでいた。一瞬躊躇った後、ナマエは裏道をそのまま進んだ。イルミの姿を見失わない様、細心の注意を払いながら。
そうして上空からはイルミが、地上からはナマエがそれぞれターゲットのいる場所を目指して走る事約50分。イルミの足が止まり、ナマエの携帯に電話が入った。
「もしもし」
『ナマエ。目の前の屋敷が今回のターゲットがいる場所』
「わかった。警備員はどうすればいい?」
『ナマエが片付けて』
「手伝ってはくれないんだ?」
『オレはターゲットの暗殺が仕事だから』
「【奪還】に関する事は全て私がやれって事ね」
『そういう事』
「解った。じゃ、終わったら正門前に集合で」
『うん』
「レディー……ゴー!!!」
ナマエは通話を切って正門から乗り込む。
「誰だ!?」
「手前ェ等に名乗る名前は生憎持ち合わせてないんで……なっ!」
モデルガンを2挺構えながら、警備員を自分に惹きつける。
(チッ……数が多いから面倒くさいな――なるべく急所は外したいし)
粗方警備員を片付け終わったナマエは、そのまま残った警備員も動けない様に手足を狙って撃ち抜いていく。
庭に出てきた警備員はを全て片付けたナマエは、正面玄関から屋敷へと足を踏み込む。
(さて……奪還対象のお嬢さんはどこにいるかなぁ)
【円】で生存者の居場所を探しながら移動するナマエ。
(おっ、イルミ発見。って事は、上では無いよなぁ……上にいたらイルミから連絡来るだろうし……)
ナマエは更に【円】の範囲を広げた。
(う~ん……どこに隠されてるんだろう……)
「おいっ!そこのお前!!何処から入ってきた!?」
思考に耽っていたナマエは、邸内の警備員に気を配り忘れていた。
「ん?何処って……正面玄関?」
疑問符付きで答えるナマエに、警備員は殺気を放った。
「人をおちょくるのもいい加減に――」
(面倒くさいなぁ……【十六夜涙(カオス)】発動!)
「【仲間】を攻撃するの?」
「あ……え……?【仲間】??」
「そう、忘れたの?私は貴方の【仲間】でしょ?」
「そういえば……そんな気も……いや、しかし…………」
【十六夜涙(カオス)】で警備員を混乱させつつ、再度【円】で再度対象者を探すナマエ。すると、地下深くの場所に小さな気配を感じた。
(地下に隠してたのか――面倒だなぁ……)
地下へと通じる階段を探し、仄暗いそこを慎重に降りて行く。
階段を降りてから道なりに進んで、15分程経っただろうか。やがて1枚の鋼鉄製のドアの前に辿り着いた。押しても引いても開かないドア。
(何か【念】が掛けられている……?)
ナマエは【凝】で扉を見遣ると、やはり何らかの【念】で扉が開かないように細工されていた。
(無理矢理開けるか、面倒くさいけど)
「【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】!!」
面倒この上ない作業ばかりでイラついていた怒りを込めて、【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】を発動して扉に念弾を撃ち込む。
ドゴォという音と共に崩れ落ちる扉。埃が舞う中、持っていたライターで火をつけて辺りを見回す。すると、部屋の片隅でガタガタと震えている少女がいた。