ゾルディック家
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「【なんか】じゃない。キルアは【弟】の大事な友達だから助けたいの」
「【弟】……って誰だよ?」
「まだ言ってなかったね。私のフルネームはナマエ=フリークス。ゴンの義理姉だよ」
「ゴンの??!」
「ゴンには暫く内緒にしといてね?ジン……ゴンの父親がまだ会いたくないって言ってるから」
シーッと自身の唇に人差し指を当てて話すナマエ。
「解った。けど、何でナマエはそれだけの理由でわざわざここまで来たんだ?」
「キルアにこの事伝えるついでに、イルミと決着つけないといけない話があるからね~」
「あぁ……さっき言ってた【口説かれてる】とかいうヤツ?」
「そ。どうするか迷ってたけど、キルアと話して決心ついたよ。どうするのが一番いいのか、ね」
クスリと笑うナマエに、キルアは赤くなった。
「お互い悔いの無い様に行動しようね、キルア」
『それじゃ、また今度ね』と言い残し、ナマエは拷問室を後にした。
拷問室の扉を出ると、ゴトーの他にゼノとミルキがナマエを待っていた。
「キルアと2人にして頂き、有難う御座いました」
ゼノに深々とお辞儀をし礼を言うが、ミルキに向かって全く別のことを言った。
「キルアの拷問、一線を越えるようならマジでお前を潰すからな」
ギロリと睨み付けるナマエに、ミルキは恐怖心で震えていた。
「お待たせしました、ゴトーさん。イルミの所に連れて行って貰えませんか?」
「畏まりました。では、こちらへ」
ゴトーはゼノ達に深々とお辞儀をし、ナマエを連れてその場を後にした。
「おかえり」
「ただいま」
イルミの部屋に着くと、ゴトーがまたお茶の準備を始めた。
「で、仕事の話って何?私、まだ何も開業して無いんだけど……」
「ナマエの性格にあった依頼があってね。オレが暗殺するから、【もう一方】の方をやって欲しいんだ」
「【もう一方】?」
「うん。依頼人が盗まれたモノの【奪還】」
「【奪還】――ねぇ……」
「暗殺と奪還が今回の依頼なんだ」
「で、何を【奪還】しろって言うの?」
「依頼人の娘」
「はぁ?!人間の奪還??」
「そ」
「……断ったら?」
「オレ1人でやるけど、対象者にトラウマ植え付ける事になるかもね」
「…………分かった。やるよ」
「ナマエならそう言うと思った」
イルミに上手く扱われている気がしてならないが、今は気にしないことにした。
(気にしたら負けだ、負け)
「じゃ、早速行こうか」
イルミは立ち上がりドアに向かって歩き出した。その後を、ナマエは慌てて追いかける。
気付いたらイルミとゾルディック家専用飛行船の中にいた。
(敷地内に飛行場あるなら、始めっからそこで降ろせよ!何の為に走らせられたんだ???)
「ナマエ」
「ん?」
「ここ、皺寄ってる」
自分の眉間を指差しながら、イルミに指摘されたナマエ。
「あ~……気にしないで。考え事してただけだから」
「オレに言えない様な事?」
「いや、言っても無意味な事」
「それは聞いてみないと判らないよ」
「……何で【試しの門】から入らせられたのかなって思ってね」
「あー、ミケに襲われない様にする為だよ」
「なる程ね……」
「それだけ?」
「うん」
「なら、今度はオレが訊いてもいい?」
真っ直ぐにナマエの瞳を見据えながら、感情の無い声で言うイルミ。ナマエが返事を返す前に、イルミは続けた。
「改めて、オレと付き合ってよ」
「……【条件】付ならいいよ」
「【条件】?」
僅かにイルミの眉が反応を示した。
「キルアに必要以上に干渉しないであげて」
イルミの殺気が膨れ上がった。
「どういう意味?」
「そのままの意味。キルアを強くしたいなら、【支配】するんじゃなく【見守る】事も大切だよ」
「【弟】……って誰だよ?」
「まだ言ってなかったね。私のフルネームはナマエ=フリークス。ゴンの義理姉だよ」
「ゴンの??!」
「ゴンには暫く内緒にしといてね?ジン……ゴンの父親がまだ会いたくないって言ってるから」
シーッと自身の唇に人差し指を当てて話すナマエ。
「解った。けど、何でナマエはそれだけの理由でわざわざここまで来たんだ?」
「キルアにこの事伝えるついでに、イルミと決着つけないといけない話があるからね~」
「あぁ……さっき言ってた【口説かれてる】とかいうヤツ?」
「そ。どうするか迷ってたけど、キルアと話して決心ついたよ。どうするのが一番いいのか、ね」
クスリと笑うナマエに、キルアは赤くなった。
「お互い悔いの無い様に行動しようね、キルア」
『それじゃ、また今度ね』と言い残し、ナマエは拷問室を後にした。
拷問室の扉を出ると、ゴトーの他にゼノとミルキがナマエを待っていた。
「キルアと2人にして頂き、有難う御座いました」
ゼノに深々とお辞儀をし礼を言うが、ミルキに向かって全く別のことを言った。
「キルアの拷問、一線を越えるようならマジでお前を潰すからな」
ギロリと睨み付けるナマエに、ミルキは恐怖心で震えていた。
「お待たせしました、ゴトーさん。イルミの所に連れて行って貰えませんか?」
「畏まりました。では、こちらへ」
ゴトーはゼノ達に深々とお辞儀をし、ナマエを連れてその場を後にした。
「おかえり」
「ただいま」
イルミの部屋に着くと、ゴトーがまたお茶の準備を始めた。
「で、仕事の話って何?私、まだ何も開業して無いんだけど……」
「ナマエの性格にあった依頼があってね。オレが暗殺するから、【もう一方】の方をやって欲しいんだ」
「【もう一方】?」
「うん。依頼人が盗まれたモノの【奪還】」
「【奪還】――ねぇ……」
「暗殺と奪還が今回の依頼なんだ」
「で、何を【奪還】しろって言うの?」
「依頼人の娘」
「はぁ?!人間の奪還??」
「そ」
「……断ったら?」
「オレ1人でやるけど、対象者にトラウマ植え付ける事になるかもね」
「…………分かった。やるよ」
「ナマエならそう言うと思った」
イルミに上手く扱われている気がしてならないが、今は気にしないことにした。
(気にしたら負けだ、負け)
「じゃ、早速行こうか」
イルミは立ち上がりドアに向かって歩き出した。その後を、ナマエは慌てて追いかける。
気付いたらイルミとゾルディック家専用飛行船の中にいた。
(敷地内に飛行場あるなら、始めっからそこで降ろせよ!何の為に走らせられたんだ???)
「ナマエ」
「ん?」
「ここ、皺寄ってる」
自分の眉間を指差しながら、イルミに指摘されたナマエ。
「あ~……気にしないで。考え事してただけだから」
「オレに言えない様な事?」
「いや、言っても無意味な事」
「それは聞いてみないと判らないよ」
「……何で【試しの門】から入らせられたのかなって思ってね」
「あー、ミケに襲われない様にする為だよ」
「なる程ね……」
「それだけ?」
「うん」
「なら、今度はオレが訊いてもいい?」
真っ直ぐにナマエの瞳を見据えながら、感情の無い声で言うイルミ。ナマエが返事を返す前に、イルミは続けた。
「改めて、オレと付き合ってよ」
「……【条件】付ならいいよ」
「【条件】?」
僅かにイルミの眉が反応を示した。
「キルアに必要以上に干渉しないであげて」
イルミの殺気が膨れ上がった。
「どういう意味?」
「そのままの意味。キルアを強くしたいなら、【支配】するんじゃなく【見守る】事も大切だよ」