ジンとの出会い
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「ナマエ!」
ジンに名前を呼ばれ、ナマエは【練】を止めた。
「何?やり方間違ってた??」
「いや、やり方は合ってる。それよりも【水見式】やるぞ」
ジンはグラスを指差しながらナマエに告げた。
「お前は相当なオーラ量だ。かなりの使い手になれる。【発】を覚えるにあたって、自分の系統を知らなきゃな。このグラスを両手で挟むようにして【練】をしてみろ」
ナマエはジンに言われた通り、グラスを両手で包んで【練】をした。
すると、透明だった水がみるみるうちに色づき、最終的には綺麗な深紅へと変貌した。
ジンはその水を指につけて舐めてみるが、味に変化は無い。
「ナマエは放出系だな。主にオーラを飛ばすのが得意な系統だ」
ニカリと笑いながらジンはナマエに告げる。
「【発】をどういうのにするかはゆっくり決めればいい。それまでは毎日【纏】と【練】の修行だ」
それから更に数週間経った頃、何処かへ出かけていたジンが帰ってきた。ナマエはジンに呼ばれて彼の側へと赴く。
「ナマエ、お前の戸籍作ってきたぞ!」
「はい?!」
「だーかーらー、お前の戸籍を作ったんだよ。お前は今日からナマエ=フリークスだ!!」
ドンと胸を張って言うジンに、ナマエは目眩を覚えた。
「何勝手な事してんのさ!」
素早くジンから貰ったモデルガンを構え、ナマエはジンに向けて発射した。
「うおっ!あっぶねーな!!」
「勝手に戸籍弄くるなんて、最低!!」
再度ジンに向けて弾を発射するナマエ。
それを避けつつ、ジンはある事に気付いた。弾が【念弾】になっている事に。
「おっ落ち着け、ナマエ!戸籍の事は謝る。すまなかった!!この通りだ!!!」
ジンは両手を合わせて頼み込む様にナマエに向かって謝った。
「……今後、私にかかわる事で勝手な事したら――いくらジンでも許さないから」
モデルガンを腰のホルスターに収め、ナマエはジンの目の前に腰を下ろした。
「……ナマエ、オレがいない間に【発】を考えたのか?」
ナマエと向き合いながら、ジンは問うた。
「いや。【纏】と【練】してただけだけど……何で?」
「お前、さっき【念弾】飛ばしてきたぞ」
「はぁ~??!」
「その様子だと、無意識っぽいな」
苦笑しながら言うジンに、ナマエはなんとも言えない表情をしていた。
「無意識に【発】を行うって、凄いことだぞ?早速名前を付けなきゃな」
どこか嬉しそうに言うジンに、ナマエは唖然とした。
「どうした?ナマエ」
「いや……無意識に【発】って出来るもんなんだなぁって思って」
「普通は意識しないと出来ないぞ。で、名前はどうする?」
ワクワクしながら訊いてくるジンに、暫し考えてから答えるナマエ。
「【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】」
「……なんか、怖い名前だな」
「好きな曲名から取っただけなんだけどなぁ……」
「ちなみに、どこの国の曲だ?」
「私がいた国」
「そうか……」
どこか寂しそうに言うナマエに、ジンはそれ以上追求しなかった。
その日からナマエは【発】の訓練をする様になった。それと同時に、念の応用技もジンから仕込まれていた。ジンの教え方は上手い。さすがはカイトを育てただけの事はある。
それからハンター試験の期日まで、ナマエはジンと共に行動していた。
「そういや、そろそろ試験日が近いから移動しないとな」
「えっ?もうそんな時期??」
ジンの呟きに、ナマエは即座に反応した。
「ああ。試験会場までは送ってってやるから、試験が終わったら連絡してくれ」
“迎えに行くから”と付け加えて言われたナマエ。ジンはどこまでも過保護だ。
ジンに名前を呼ばれ、ナマエは【練】を止めた。
「何?やり方間違ってた??」
「いや、やり方は合ってる。それよりも【水見式】やるぞ」
ジンはグラスを指差しながらナマエに告げた。
「お前は相当なオーラ量だ。かなりの使い手になれる。【発】を覚えるにあたって、自分の系統を知らなきゃな。このグラスを両手で挟むようにして【練】をしてみろ」
ナマエはジンに言われた通り、グラスを両手で包んで【練】をした。
すると、透明だった水がみるみるうちに色づき、最終的には綺麗な深紅へと変貌した。
ジンはその水を指につけて舐めてみるが、味に変化は無い。
「ナマエは放出系だな。主にオーラを飛ばすのが得意な系統だ」
ニカリと笑いながらジンはナマエに告げる。
「【発】をどういうのにするかはゆっくり決めればいい。それまでは毎日【纏】と【練】の修行だ」
それから更に数週間経った頃、何処かへ出かけていたジンが帰ってきた。ナマエはジンに呼ばれて彼の側へと赴く。
「ナマエ、お前の戸籍作ってきたぞ!」
「はい?!」
「だーかーらー、お前の戸籍を作ったんだよ。お前は今日からナマエ=フリークスだ!!」
ドンと胸を張って言うジンに、ナマエは目眩を覚えた。
「何勝手な事してんのさ!」
素早くジンから貰ったモデルガンを構え、ナマエはジンに向けて発射した。
「うおっ!あっぶねーな!!」
「勝手に戸籍弄くるなんて、最低!!」
再度ジンに向けて弾を発射するナマエ。
それを避けつつ、ジンはある事に気付いた。弾が【念弾】になっている事に。
「おっ落ち着け、ナマエ!戸籍の事は謝る。すまなかった!!この通りだ!!!」
ジンは両手を合わせて頼み込む様にナマエに向かって謝った。
「……今後、私にかかわる事で勝手な事したら――いくらジンでも許さないから」
モデルガンを腰のホルスターに収め、ナマエはジンの目の前に腰を下ろした。
「……ナマエ、オレがいない間に【発】を考えたのか?」
ナマエと向き合いながら、ジンは問うた。
「いや。【纏】と【練】してただけだけど……何で?」
「お前、さっき【念弾】飛ばしてきたぞ」
「はぁ~??!」
「その様子だと、無意識っぽいな」
苦笑しながら言うジンに、ナマエはなんとも言えない表情をしていた。
「無意識に【発】を行うって、凄いことだぞ?早速名前を付けなきゃな」
どこか嬉しそうに言うジンに、ナマエは唖然とした。
「どうした?ナマエ」
「いや……無意識に【発】って出来るもんなんだなぁって思って」
「普通は意識しないと出来ないぞ。で、名前はどうする?」
ワクワクしながら訊いてくるジンに、暫し考えてから答えるナマエ。
「【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】」
「……なんか、怖い名前だな」
「好きな曲名から取っただけなんだけどなぁ……」
「ちなみに、どこの国の曲だ?」
「私がいた国」
「そうか……」
どこか寂しそうに言うナマエに、ジンはそれ以上追求しなかった。
その日からナマエは【発】の訓練をする様になった。それと同時に、念の応用技もジンから仕込まれていた。ジンの教え方は上手い。さすがはカイトを育てただけの事はある。
それからハンター試験の期日まで、ナマエはジンと共に行動していた。
「そういや、そろそろ試験日が近いから移動しないとな」
「えっ?もうそんな時期??」
ジンの呟きに、ナマエは即座に反応した。
「ああ。試験会場までは送ってってやるから、試験が終わったら連絡してくれ」
“迎えに行くから”と付け加えて言われたナマエ。ジンはどこまでも過保護だ。