最終試験
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≪えー、これより会長が面談を行います。番号を呼ばれた方は2階の第1応接室までお越し下さい。受験番号1番の方。1番の方、お越し下さい≫
ナマエは面接場所へとゆっくり移動した。ドアをノックすると、中から返事があった。
「失礼します」
「まあ、座りなされ」
「で、面談とは何を企んでいるんですかね?」
「まあ、最終試験の参考程度にちょいと質問する程度の事じゃよ。まず、何故ハンターになりたいのかな?」
「義理父が勝手に申込んだだけです」
「義理父……?」
「ジン=フリークス、と言えばお解かりになるのでは?」
「ほっほっほ。なる程。おぬしがジンの義理娘か」
好々爺然りといった顔でネテロ会長が笑う。
「では、おぬし以外の9人の中で一番注目しているのは?」
「405番。義理とはいえ【弟】だからね」
「ふむ……では、最期の質問じゃ。9人の中で今、一番戦いたくないのは?」
「出来れば誰とも戦いたくないけど……強いて言えば405番」
「うむ。御苦労じゃった。下がって良いぞよ」
「では、失礼します」
ナマエは一礼して応接室を後にした。
応接室の外ではギタラクルとヒソカがナマエを待ち構えていた。
「どうだった?」
「ん?ちょっと質問されただけ」
≪44番の方、お越し下さい≫
「いってらっしゃい」
「くっくっく、いってきます♥」
ウィンクをしながらヒソカは応接室へと入っていった。
「受験番号順っぽいから、移動しようか。ギタラクルはまだまだ先だろうし」
「うん」
ナマエはギタラクルを連れて1階の窓辺へと移動していた。
「高所恐怖症なんじゃないの?」
「こういうのは大丈夫。床がガラス張りとかはダメだけどね」
苦笑するナマエの頭を優しくポンポンと撫でながら、ギタラクルはカタカタと笑った。
「その顔でやられても、何か微妙……」
「そう?」
「うん」
「ナマエって、何か犬みたいで構いたくなるんだよね」
「……犬ですか、私は」
「表情判りやすいし、すぐに感情が顔に出る」
「ギタラクルは無表情だし、声色も無機質だよね」
「そういう風に育ったからね」
「【弟】とは大違いだ」
「あいつはまだ教育中だから」
「あの笑顔が見れなくなるのは寂しいなぁ……」
「何で?」
「子供の純粋な笑顔は【癒し】だよ、【癒し】っ!」
「そうなんだ?」
「うん!」
にこやかに笑うナマエに、ギタラクルは胸の奥がざわついた。
(なんだろう、この感情……)
「探したじゃないか♦」
「【円】ですぐ見つかったでしょ、どうせ」
「酷いなァ、イルミ……♣ボクのナマエに対する【愛の力】で見つけたのに♥」
「きしょっ……気色悪いよ!ヒソカ!!」
「ナマエも酷いなァ♠」
≪301番の方、お越し下さい≫
「行ってくる」
「いってらっしゃい」
手を振りギタラクルを見送る。
「ギタラクルと何を話してたんだい?」
「ん~……?私が犬並みに判りやすいって話。ギタラクルは無表情・無機質で判りにくいけど、ヒソカも何企んでるか判らない顔と言動だよね」
「そうかい?キミに対しては真面目なんだけどなァ♣」
「その言動自体が嘘くさいんだよ、ヒソカは」
やがて各受験生の面談も終わった。
≪皆様、永らくお待たせ致しました。間もなく最終試験会場に到着します≫
委員会が経営するホテルに着いて暫くは休息期間となった。ナマエは割り当てられた部屋に真っ直ぐ行き、浴室へと急いだ。
(野宿でクタクタだし、お風呂入ってスッキリしたい!!)
着ていた服をランドリーサービスの籠に放り込んだ。ホテルという事で脱衣所に洗濯機は無かったからだ。
「ふぅ~……至福の時ってこういう時の事だよなぁ~」
ゆっくりと湯船に浸かりながら、ナマエは独り言を言った。
「そんなに気持ち良いの?」
「そりゃ~もう……ってイルミ!?」
「や」
ナマエは面接場所へとゆっくり移動した。ドアをノックすると、中から返事があった。
「失礼します」
「まあ、座りなされ」
「で、面談とは何を企んでいるんですかね?」
「まあ、最終試験の参考程度にちょいと質問する程度の事じゃよ。まず、何故ハンターになりたいのかな?」
「義理父が勝手に申込んだだけです」
「義理父……?」
「ジン=フリークス、と言えばお解かりになるのでは?」
「ほっほっほ。なる程。おぬしがジンの義理娘か」
好々爺然りといった顔でネテロ会長が笑う。
「では、おぬし以外の9人の中で一番注目しているのは?」
「405番。義理とはいえ【弟】だからね」
「ふむ……では、最期の質問じゃ。9人の中で今、一番戦いたくないのは?」
「出来れば誰とも戦いたくないけど……強いて言えば405番」
「うむ。御苦労じゃった。下がって良いぞよ」
「では、失礼します」
ナマエは一礼して応接室を後にした。
応接室の外ではギタラクルとヒソカがナマエを待ち構えていた。
「どうだった?」
「ん?ちょっと質問されただけ」
≪44番の方、お越し下さい≫
「いってらっしゃい」
「くっくっく、いってきます♥」
ウィンクをしながらヒソカは応接室へと入っていった。
「受験番号順っぽいから、移動しようか。ギタラクルはまだまだ先だろうし」
「うん」
ナマエはギタラクルを連れて1階の窓辺へと移動していた。
「高所恐怖症なんじゃないの?」
「こういうのは大丈夫。床がガラス張りとかはダメだけどね」
苦笑するナマエの頭を優しくポンポンと撫でながら、ギタラクルはカタカタと笑った。
「その顔でやられても、何か微妙……」
「そう?」
「うん」
「ナマエって、何か犬みたいで構いたくなるんだよね」
「……犬ですか、私は」
「表情判りやすいし、すぐに感情が顔に出る」
「ギタラクルは無表情だし、声色も無機質だよね」
「そういう風に育ったからね」
「【弟】とは大違いだ」
「あいつはまだ教育中だから」
「あの笑顔が見れなくなるのは寂しいなぁ……」
「何で?」
「子供の純粋な笑顔は【癒し】だよ、【癒し】っ!」
「そうなんだ?」
「うん!」
にこやかに笑うナマエに、ギタラクルは胸の奥がざわついた。
(なんだろう、この感情……)
「探したじゃないか♦」
「【円】ですぐ見つかったでしょ、どうせ」
「酷いなァ、イルミ……♣ボクのナマエに対する【愛の力】で見つけたのに♥」
「きしょっ……気色悪いよ!ヒソカ!!」
「ナマエも酷いなァ♠」
≪301番の方、お越し下さい≫
「行ってくる」
「いってらっしゃい」
手を振りギタラクルを見送る。
「ギタラクルと何を話してたんだい?」
「ん~……?私が犬並みに判りやすいって話。ギタラクルは無表情・無機質で判りにくいけど、ヒソカも何企んでるか判らない顔と言動だよね」
「そうかい?キミに対しては真面目なんだけどなァ♣」
「その言動自体が嘘くさいんだよ、ヒソカは」
やがて各受験生の面談も終わった。
≪皆様、永らくお待たせ致しました。間もなく最終試験会場に到着します≫
委員会が経営するホテルに着いて暫くは休息期間となった。ナマエは割り当てられた部屋に真っ直ぐ行き、浴室へと急いだ。
(野宿でクタクタだし、お風呂入ってスッキリしたい!!)
着ていた服をランドリーサービスの籠に放り込んだ。ホテルという事で脱衣所に洗濯機は無かったからだ。
「ふぅ~……至福の時ってこういう時の事だよなぁ~」
ゆっくりと湯船に浸かりながら、ナマエは独り言を言った。
「そんなに気持ち良いの?」
「そりゃ~もう……ってイルミ!?」
「や」