四次試験
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「サンキュ。さて、こっちのいらないのは」
キルアは全力で空に向かってナンバープレートの一枚を放り投げた。
「今度はあっち!」
残りの1枚も逆方向へ全力投球したキルア。
「あと5日あるし、頑張って探しなよ。じゃねー」
ナンバープレートを投げ終えたキルアは素早くその場から消えた。それを樹上からナマエは眺めていた。
ちょうどナマエのいる方向へ飛んでくるナンバープレート。それをキャッチしてみると、ハンゾーのターゲット:197番だった。
(さて――ハンゾーが3点集めた頃に交渉に向かうかな)
欠伸をしながら、ナマエは元いた泉へと引き返していく。
(試験期間は残り5日。そろそろ違う【発】でも作らなきゃ危険だよなぁ……)
泉へと戻ってきたナマエは、泉の側で【練】を行った。その膨大なオーラ量に、周りにいた動物達は逃げて行く。
(出来るだけ闘わずに済む能力がいいなぁ。相手を混乱させて戦闘放棄させれる様な……って、それで行こう!相手を混乱させて戦闘不能にさせる能力。あとはどうやって発動させるか――放出系って、【音】でもいいんだよな、確か。【音】……【言葉】も【音】になるよな??なら――)
ナマエは自分を監視している試験官に【絶】で近付き、先程思いついた【発】を発動してみた。
「【十六夜涙(カオス)】!!」
【絶】を解いて監視役の試験官の眼前に回り込んでみるナマエ。
「え?えぇ??オレは何でこんな所にいるんだ??!」
「今はハンター試験中でしょうが」
「ハンター試験?バカな……オレは家にいたはずじゃ……」
頭を抱えて苦悶する監視役の試験官。
「よしっ!コレは使えるな!!」
新たな【発】に満足し、ナマエは監視役の試験官から離れた。横を通り過ぎる際に小さく、『【十六夜涙(カオス)】解除』と呟いて。
「随分面白い【技】を使うね♥」
「ヒソカか……」
「何だい?あからさまに嫌そうな顔して♣」
「別にヒソカが嫌な訳じゃないよ。【技】を見られたのが嫌だっただけ」
「そう♦ところで、さっきのオーラはキミかい?」
「……だと思う」
「ふ~ん……ボクと――」
「ヤらないから!!」
「残念♣」
ヒソカは肩を竦めて見せるが、ナマエは気にも留めていない。
それから3日、ヒソカに付き纏われているナマエ。
「っだぁ~!何でついて来るんだよ!?」
「キミが気に入ったから♥」
「ヒソカとはヤらないって言っただろうが!!」
「それは承知しているよ♣それより、ボクと付き合わないかい?」
「却下」
「残念♠」
ヒソカの扱いに慣れてきた頃、ナマエはハンゾーの元へと急いでいた。
「何をそんなに急いでいるんだい?」
全力疾走中のナマエに、ヒソカは余裕でついて来て話しかける。
「これからハゲの忍者と取引しようと思って……ねっ!」
木々の間を飛び交いながら、【円】で探し当てたハンゾーの元へと走る。
「いた!」
「ゲッ……」
ハンゾーがいかにもといった表情で嫌がった。
「そんな嫌そうな顔しないでよ。変態には手出しさせないから。ヒソカも手出ししたら許さないからね?!」
「くっくっく、それはそれで面白そうだ♥」
「……ヒソカ」
「くくくく、解ってるよナマエ♠」
「と言う訳で、忍者さん取引しよう!」
「取引……だと?」
明らかに殺気を放ちながら構えるハンゾー。
「197番のプレートあげるから、あんたが集めたプレート3枚ちょうだい」
「嫌だ――と言ったら?」
「ん~……仕方が無いから力ずくで2枚奪う、かな」
ハンゾーを上回る殺気を放ちながら、ナマエはにじり寄る。
ジリジリと後ずさるハンゾーに対し、ナマエは余裕の笑みを浮かべている。
「選んで、忍者さん。トレードか奪われるか」
「…………」
後退するハンゾーの背に、大きな木の幹が当たった。
「もう後が無いねぇ。さて、どっちがお望みかな?」
キルアは全力で空に向かってナンバープレートの一枚を放り投げた。
「今度はあっち!」
残りの1枚も逆方向へ全力投球したキルア。
「あと5日あるし、頑張って探しなよ。じゃねー」
ナンバープレートを投げ終えたキルアは素早くその場から消えた。それを樹上からナマエは眺めていた。
ちょうどナマエのいる方向へ飛んでくるナンバープレート。それをキャッチしてみると、ハンゾーのターゲット:197番だった。
(さて――ハンゾーが3点集めた頃に交渉に向かうかな)
欠伸をしながら、ナマエは元いた泉へと引き返していく。
(試験期間は残り5日。そろそろ違う【発】でも作らなきゃ危険だよなぁ……)
泉へと戻ってきたナマエは、泉の側で【練】を行った。その膨大なオーラ量に、周りにいた動物達は逃げて行く。
(出来るだけ闘わずに済む能力がいいなぁ。相手を混乱させて戦闘放棄させれる様な……って、それで行こう!相手を混乱させて戦闘不能にさせる能力。あとはどうやって発動させるか――放出系って、【音】でもいいんだよな、確か。【音】……【言葉】も【音】になるよな??なら――)
ナマエは自分を監視している試験官に【絶】で近付き、先程思いついた【発】を発動してみた。
「【十六夜涙(カオス)】!!」
【絶】を解いて監視役の試験官の眼前に回り込んでみるナマエ。
「え?えぇ??オレは何でこんな所にいるんだ??!」
「今はハンター試験中でしょうが」
「ハンター試験?バカな……オレは家にいたはずじゃ……」
頭を抱えて苦悶する監視役の試験官。
「よしっ!コレは使えるな!!」
新たな【発】に満足し、ナマエは監視役の試験官から離れた。横を通り過ぎる際に小さく、『【十六夜涙(カオス)】解除』と呟いて。
「随分面白い【技】を使うね♥」
「ヒソカか……」
「何だい?あからさまに嫌そうな顔して♣」
「別にヒソカが嫌な訳じゃないよ。【技】を見られたのが嫌だっただけ」
「そう♦ところで、さっきのオーラはキミかい?」
「……だと思う」
「ふ~ん……ボクと――」
「ヤらないから!!」
「残念♣」
ヒソカは肩を竦めて見せるが、ナマエは気にも留めていない。
それから3日、ヒソカに付き纏われているナマエ。
「っだぁ~!何でついて来るんだよ!?」
「キミが気に入ったから♥」
「ヒソカとはヤらないって言っただろうが!!」
「それは承知しているよ♣それより、ボクと付き合わないかい?」
「却下」
「残念♠」
ヒソカの扱いに慣れてきた頃、ナマエはハンゾーの元へと急いでいた。
「何をそんなに急いでいるんだい?」
全力疾走中のナマエに、ヒソカは余裕でついて来て話しかける。
「これからハゲの忍者と取引しようと思って……ねっ!」
木々の間を飛び交いながら、【円】で探し当てたハンゾーの元へと走る。
「いた!」
「ゲッ……」
ハンゾーがいかにもといった表情で嫌がった。
「そんな嫌そうな顔しないでよ。変態には手出しさせないから。ヒソカも手出ししたら許さないからね?!」
「くっくっく、それはそれで面白そうだ♥」
「……ヒソカ」
「くくくく、解ってるよナマエ♠」
「と言う訳で、忍者さん取引しよう!」
「取引……だと?」
明らかに殺気を放ちながら構えるハンゾー。
「197番のプレートあげるから、あんたが集めたプレート3枚ちょうだい」
「嫌だ――と言ったら?」
「ん~……仕方が無いから力ずくで2枚奪う、かな」
ハンゾーを上回る殺気を放ちながら、ナマエはにじり寄る。
ジリジリと後ずさるハンゾーに対し、ナマエは余裕の笑みを浮かべている。
「選んで、忍者さん。トレードか奪われるか」
「…………」
後退するハンゾーの背に、大きな木の幹が当たった。
「もう後が無いねぇ。さて、どっちがお望みかな?」