四次試験
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「諸君、タワー脱出おめでとう。残る試験は、四次試験と最終試験のみ」
(((あと2つ!!)))
「四次試験はゼビル島にて行われる。では早速だが、これからクジを退いて貰う」
ガラガラという音を立てて、助手がクジ箱を運んでくる。
「クジ……?」
「これで一体何を決めるんだ?」
「このクジで決定するのは、【狩る者】と【狩られる者】。この中には25枚のナンバーカード、すなわち今残っている諸君等の受験番号が入っている。今から1枚ずつ引いて貰う。それではタワーを脱出した順にクジを引いて貰おう」
タワーを脱出した順番、すなわちヒソカが1番目でナマエは2番目だ。順番にクジを引いていく受験生。
「全員引き終わったね。今諸君がそれぞれ何番のカードを引いたのかは、全てこの機械に記憶されている。従って、もうそのカードは各自自由に処分して貰って結構。それぞれのカードに示された番号の受験生が、それぞれの獲物だ。奪うのは獲物のナンバープレート。自分の獲物となる受験生のナンバープレートは3点」
リッポーは指を3本立てた。
「自分自身のナンバープレートも3点。それ以外のナンバープレートは1点。最終試験に進む為に必要な点数は6点」
指を6本立てて説明を続ける。
「受験生は奇数の為、自身の番号のカードを引いた者がいる。その者は、他の受験者全員のプレートが1点。他の受験者には3点分のプレートとなる。」
説明を続けるリッポーの声に、受験生がざわめき始める。ただ1人を除いて。
「ゼビル島での滞在期間中に6点分のナンバープレートを集める事」
≪御乗船の皆様、第三次試験お疲れ様でした!!当船はこれより、2時間程の予定でゼビル島へ向かいます。ここに残った25名の方々には、来年の試験会場無条件招待権が与えられます。例え今年受からなくても、気を落とさずに来年また挑戦して下さいねっ≫
案内係の挨拶に、一同はどよんとした空気を醸し出している。
(うっ、辛気くせーわ!)
周りは皆シンとしている。【狩る者】と【狩られる者】が判らない状態だからだ。
「それではこれからの2時間は自由時間になります。皆さん、船の旅をお楽しみ下さいね!」
案内係はそれだけ言い残し、立ち去った。
ナマエは1人、甲板で空を仰ぎ見ていた。
「ナマエ?」
カタカタという音と気配で、後ろから近付いてきているのがギタラクルだと判断出来る。
「何?ギタラクル」
「どうして元気ないの?」
「ん~……面倒なカード引いたから、かな」
「面倒なカード、ねェ♦どんなカードなのか興味あるな♥」
「ヒソカまで来たのかよ……」
「なんだい?随分とご機嫌ナナメだ♣」
「…………コレ」
ナマエは先程引いたカードを2人に見せた。
「おや♥」
「へぇ」
「ね?面倒くさい事この上ないカードだよ」
ナマエは溜息を吐いた。そんなナマエの頭を、ギタラクルはポンッと叩いた。
「そんな顔しないでよ。辛気臭い。なんなら、オレがナマエの分も狩ろうか?」
「いや、それはいい。自分で何とかする」
ナマエはそう言うと、また空を仰ぎ見た。
(ジン……面倒な事になった。やっぱアンタの息子が試験にいたよ)
≪それでは、第三次試験の通過時間の早い人から順に下船して頂きます!1人が上陸してから、2分後に次の人がスタートする方式を採ります。滞在期間はちょうど1週間!!その間に6点分のプレートを集めて、またこの場所に戻って来て下さい。それでは、1番の方スタート!!≫
「♣」
ヒソカが真っ直ぐに森の中へと入っていった。
≪2番の方スタート!!≫
「……」
「ナマエ?」
「…………ん?」
≪2番の方、スタートして下さい!≫
「あぁ……ごめんごめん」
ぼんやりと考え事をしながら、ナマエはヒソカとは別方向の森へと入っていった。
森に入ってまずは水場を探し始めたナマエ。
(水場、水場っと……)
(((あと2つ!!)))
「四次試験はゼビル島にて行われる。では早速だが、これからクジを退いて貰う」
ガラガラという音を立てて、助手がクジ箱を運んでくる。
「クジ……?」
「これで一体何を決めるんだ?」
「このクジで決定するのは、【狩る者】と【狩られる者】。この中には25枚のナンバーカード、すなわち今残っている諸君等の受験番号が入っている。今から1枚ずつ引いて貰う。それではタワーを脱出した順にクジを引いて貰おう」
タワーを脱出した順番、すなわちヒソカが1番目でナマエは2番目だ。順番にクジを引いていく受験生。
「全員引き終わったね。今諸君がそれぞれ何番のカードを引いたのかは、全てこの機械に記憶されている。従って、もうそのカードは各自自由に処分して貰って結構。それぞれのカードに示された番号の受験生が、それぞれの獲物だ。奪うのは獲物のナンバープレート。自分の獲物となる受験生のナンバープレートは3点」
リッポーは指を3本立てた。
「自分自身のナンバープレートも3点。それ以外のナンバープレートは1点。最終試験に進む為に必要な点数は6点」
指を6本立てて説明を続ける。
「受験生は奇数の為、自身の番号のカードを引いた者がいる。その者は、他の受験者全員のプレートが1点。他の受験者には3点分のプレートとなる。」
説明を続けるリッポーの声に、受験生がざわめき始める。ただ1人を除いて。
「ゼビル島での滞在期間中に6点分のナンバープレートを集める事」
≪御乗船の皆様、第三次試験お疲れ様でした!!当船はこれより、2時間程の予定でゼビル島へ向かいます。ここに残った25名の方々には、来年の試験会場無条件招待権が与えられます。例え今年受からなくても、気を落とさずに来年また挑戦して下さいねっ≫
案内係の挨拶に、一同はどよんとした空気を醸し出している。
(うっ、辛気くせーわ!)
周りは皆シンとしている。【狩る者】と【狩られる者】が判らない状態だからだ。
「それではこれからの2時間は自由時間になります。皆さん、船の旅をお楽しみ下さいね!」
案内係はそれだけ言い残し、立ち去った。
ナマエは1人、甲板で空を仰ぎ見ていた。
「ナマエ?」
カタカタという音と気配で、後ろから近付いてきているのがギタラクルだと判断出来る。
「何?ギタラクル」
「どうして元気ないの?」
「ん~……面倒なカード引いたから、かな」
「面倒なカード、ねェ♦どんなカードなのか興味あるな♥」
「ヒソカまで来たのかよ……」
「なんだい?随分とご機嫌ナナメだ♣」
「…………コレ」
ナマエは先程引いたカードを2人に見せた。
「おや♥」
「へぇ」
「ね?面倒くさい事この上ないカードだよ」
ナマエは溜息を吐いた。そんなナマエの頭を、ギタラクルはポンッと叩いた。
「そんな顔しないでよ。辛気臭い。なんなら、オレがナマエの分も狩ろうか?」
「いや、それはいい。自分で何とかする」
ナマエはそう言うと、また空を仰ぎ見た。
(ジン……面倒な事になった。やっぱアンタの息子が試験にいたよ)
≪それでは、第三次試験の通過時間の早い人から順に下船して頂きます!1人が上陸してから、2分後に次の人がスタートする方式を採ります。滞在期間はちょうど1週間!!その間に6点分のプレートを集めて、またこの場所に戻って来て下さい。それでは、1番の方スタート!!≫
「♣」
ヒソカが真っ直ぐに森の中へと入っていった。
≪2番の方スタート!!≫
「……」
「ナマエ?」
「…………ん?」
≪2番の方、スタートして下さい!≫
「あぁ……ごめんごめん」
ぼんやりと考え事をしながら、ナマエはヒソカとは別方向の森へと入っていった。
森に入ってまずは水場を探し始めたナマエ。
(水場、水場っと……)