三次試験
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ナマエは【わが臈たし悪の華(デビルフラミンゴ)】を発動し、囚人達の胸を一撃で撃ち抜いていく。返り血を浴びることも無く、攻撃を避けつつも撃ち抜く。
言葉を発することも出来ずに倒れ行く囚人達。
イルミはその光景を横目に、囚人達に鋲を投げて次々と倒していく。時折飛んでくるナマエの念弾もきちんと避けながら。
30分程経ったであろうか。周りを包んでいた殺気の主は誰一人動かない死体と化していた。
(……さすがはジン=フリークス推薦の受験生だ)
「試験官!終わったんだからさっさと扉を開けろ!!」
ナマエの怒声に、リッポーは思考を中断し先へと進むドアを開けた。
≪……道なりに進むとゴールだ≫
「そっ」
「ナマエ、大丈夫?」
「何が?」
「さっきから機嫌悪いから」
『ここに皺が寄ってる』
そう言いながら、イルミはナマエの眉間を指差した。
「大丈夫。もう少ししたら納まると思うから」
ナマエはそれ以上何も言わず、煙草を吸いながら先に進み出した。
歩く事数時間、今度は行き止まりに行き着いた。
「道なりに進んだらゴールだって、さっきの試験官は言ってなかったか?」
イルミを振り返りながら言うと、そこにはイルミではなくギタラクルが居た。
暫しギタラクルの顔を眺めていると、ゴゴンという音と共に壁が開いた。
「開いたよ」
カタカタ言わせながらイルミはナマエの背後を指差した。
「知ってて変装したのか?」
「うん。ヒソカの気配がしたし」
「やっぱヒソカが一番乗りか……」
「やっぱり?」
首を傾げるイルミに『なんでもない』と言ってナマエは足を進めた。
≪1番 ナマエ、三次試験通過第二号!!同じく301番 ギタラクル、三次試験通過第三号!!所要時間8時間10分≫
リッポーの声で試験合格を言い渡される。
「珍しい。ヒソカが怪我してる」
「おや、そんなに珍しいかい?」
「ヒソカに傷をつけられるなんて、相当な使い手だったんだろ?」
「そうでも無かったよ♣」
「なら、どうせまた遊んでたんだろ?」
「うん♥」
それから3人で他の受験生が来るまで、ヒソカのトランプで遊んで過ごした。
「……絶対ェ何かズルしてるだろ」
何度やっても、どの勝負をしてもヒソカが勝ってしまう。
「ズルなんかしてないさ♦」
「嘘吐いてるだろ?」
「失礼だなァ♣」
そう言いながら、ヒソカはニンマリと笑った。
「ヒソカが嘘つきなのは元からだから、気にしたら負けだよ」
「ギタラクルも酷いなァ♠」
「気まぐれで人を殺したり、嘘を吐くのはヒソカの専売特許だろ?」
カタカタいう音には慣れたが、あの顔には慣れそうに無い。そう思いながら、ナマエは欠伸をした。
「眠いの?」
首を傾げながらナマエに問うギタラクル。
「さっき怒り過ぎたからね……精神的に疲れて眠い」
「寝てれば?なんなら膝貸すよ」
「いや、いい。壁に凭れて寝るよ」
ナマエはそう言うと、壁際へと移動して寝息を立て始めた。
「怒り過ぎたって……何かやらかしたのかい?ギタラクル♣」
「オレじゃないよ。試験官がナマエの逆鱗に触れるような事しただけ」
「ふ~ん……♦」
どの位眠っただろうか。周りがざわめき出した事で目が覚めたナマエ。目覚めて一番最初に目に飛び込んできたのは、何故かギタラクルの顔。ギタラクルに見下ろされている状態だった。
「何で……?」
「隣に座ったら、ナマエが凭れかかってきてこの状態になった」
「そっか……ごめん、足大丈夫?」
「うん。平気」
「今どの位受かったの?」
「オレ達入れて19人だね」
「そっか。なら、まだゴン達は来て無いね」
「ゴン?」
「キルアと一緒に行動してる少年」
「へぇ~」
(何か面白くないな)
寝起きの一服タイムを堪能していると、扉の1つが音を立てて開いた。
言葉を発することも出来ずに倒れ行く囚人達。
イルミはその光景を横目に、囚人達に鋲を投げて次々と倒していく。時折飛んでくるナマエの念弾もきちんと避けながら。
30分程経ったであろうか。周りを包んでいた殺気の主は誰一人動かない死体と化していた。
(……さすがはジン=フリークス推薦の受験生だ)
「試験官!終わったんだからさっさと扉を開けろ!!」
ナマエの怒声に、リッポーは思考を中断し先へと進むドアを開けた。
≪……道なりに進むとゴールだ≫
「そっ」
「ナマエ、大丈夫?」
「何が?」
「さっきから機嫌悪いから」
『ここに皺が寄ってる』
そう言いながら、イルミはナマエの眉間を指差した。
「大丈夫。もう少ししたら納まると思うから」
ナマエはそれ以上何も言わず、煙草を吸いながら先に進み出した。
歩く事数時間、今度は行き止まりに行き着いた。
「道なりに進んだらゴールだって、さっきの試験官は言ってなかったか?」
イルミを振り返りながら言うと、そこにはイルミではなくギタラクルが居た。
暫しギタラクルの顔を眺めていると、ゴゴンという音と共に壁が開いた。
「開いたよ」
カタカタ言わせながらイルミはナマエの背後を指差した。
「知ってて変装したのか?」
「うん。ヒソカの気配がしたし」
「やっぱヒソカが一番乗りか……」
「やっぱり?」
首を傾げるイルミに『なんでもない』と言ってナマエは足を進めた。
≪1番 ナマエ、三次試験通過第二号!!同じく301番 ギタラクル、三次試験通過第三号!!所要時間8時間10分≫
リッポーの声で試験合格を言い渡される。
「珍しい。ヒソカが怪我してる」
「おや、そんなに珍しいかい?」
「ヒソカに傷をつけられるなんて、相当な使い手だったんだろ?」
「そうでも無かったよ♣」
「なら、どうせまた遊んでたんだろ?」
「うん♥」
それから3人で他の受験生が来るまで、ヒソカのトランプで遊んで過ごした。
「……絶対ェ何かズルしてるだろ」
何度やっても、どの勝負をしてもヒソカが勝ってしまう。
「ズルなんかしてないさ♦」
「嘘吐いてるだろ?」
「失礼だなァ♣」
そう言いながら、ヒソカはニンマリと笑った。
「ヒソカが嘘つきなのは元からだから、気にしたら負けだよ」
「ギタラクルも酷いなァ♠」
「気まぐれで人を殺したり、嘘を吐くのはヒソカの専売特許だろ?」
カタカタいう音には慣れたが、あの顔には慣れそうに無い。そう思いながら、ナマエは欠伸をした。
「眠いの?」
首を傾げながらナマエに問うギタラクル。
「さっき怒り過ぎたからね……精神的に疲れて眠い」
「寝てれば?なんなら膝貸すよ」
「いや、いい。壁に凭れて寝るよ」
ナマエはそう言うと、壁際へと移動して寝息を立て始めた。
「怒り過ぎたって……何かやらかしたのかい?ギタラクル♣」
「オレじゃないよ。試験官がナマエの逆鱗に触れるような事しただけ」
「ふ~ん……♦」
どの位眠っただろうか。周りがざわめき出した事で目が覚めたナマエ。目覚めて一番最初に目に飛び込んできたのは、何故かギタラクルの顔。ギタラクルに見下ろされている状態だった。
「何で……?」
「隣に座ったら、ナマエが凭れかかってきてこの状態になった」
「そっか……ごめん、足大丈夫?」
「うん。平気」
「今どの位受かったの?」
「オレ達入れて19人だね」
「そっか。なら、まだゴン達は来て無いね」
「ゴン?」
「キルアと一緒に行動してる少年」
「へぇ~」
(何か面白くないな)
寝起きの一服タイムを堪能していると、扉の1つが音を立てて開いた。