会長選挙/アルカ
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「じゃ、始めるよ――」
イルミが針人間を操作し、キルア達が乗っている車にトラックと乗用車で攻撃を仕掛ける。
その攻撃に耐えられず、キルア達の乗っている車は崖下へと転落していった。
「おやおや♦随分過激だねェ♣頼むんじゃなかったっけ?」
「イルミ?!」
「大丈夫。この程度じゃ死なないよ。そういう【訓練】させてるから」
「そういう意味じゃない!」
「じゃあ、どういう意味?」
『分からない』と続けるイルミに、【恋人】とは言えナマエは殺意を抱いた。
「【密告者】がいてね。オレに情報をくれる。それを検証した結果、腑に落ちない点がある。キルは、ルールを隠している」
崖下から吹いてくる風に、イルミの長い髪は靡いている。
「オレの知らないルールがある限り、それを計算せずにする交渉なんか無意味だよね。あっちは内心喜んで【うん】と言うかもしれないんだからさ。だから手遅れになる前にアルカは始末する。ヒソカとナマエは周りの執事を排除しつつ、隙あらばアルカをキルアから引き離してくれればいいよ。とりあえず」
「OK♦」
「了解」
「ところで、ボクがキルアを殺るのはアリかい?」
ヒソカの言動に、イルミの殺気が膨れ上がった。
「ヒソカ?!何言ってるの!?」
ナマエも殺気立ちながら、ヒソカを睨みつける。
「お前を殺すよ?ここで、今」
「ヒソカ……私の【弟】を殺すだって…………?」
「冗談だよぉ♥殺気……漏れてるケド大丈夫?」
「あ……しまった。もしかして、ハメた?」
「ヒソカ……ハメやがったな!?」
「まさか♥」
ヒソカと別れ、ナマエはイルミと共に走っていた。目指すはキルア。
途中で車を調達し、パラスタの飛行船場へと車を走らせる。
「飛ばすから、舌噛まない様に気をつけてね」
それだけ言うと、イルミはスピードを加速させて山道を走った。
(ちょっ……怖っ…………絶叫マシンの比じゃないよ、コレ!!)
イルミの運転技術は素晴らしい物だったが、飛行船場へ着いた時にはナマエは脱力しきっていた。
「着いたよ、ナマエ」
「……へ~い」
一足先に着いていたヒソカが、イルミに向かって話しかけた。
「……遅かったねーー♠」
ヒソカが言うには、自分が着いた時には既に数機の飛行船が飛びだった後だったという。
「素直に病院の周辺で待ち伏せしたら?」
「病院に近付く程、暗殺失敗の確立が上がるよ。キルアの仲間がウロついてるだろうからね。こっちが余裕見せたら、あっちに違和感与えちゃうし。8機か……どうしても人手がいるなー」
「仲間とか呼ぶの?ボク、人見知りなんだけど♠」
「いや、いないしそんなの。勿体無いけど、この針使うか――」
そう言って、イルミは10本の針を服から抜き、そのうちの1本を舐めた。
「おぉ~~~♪良いオーラ発してるねーーー♥」
「これ刺して命令すると、死ぬまで頑張ってくれるんだよ。てゆーか、頑張り過ぎて死ぬんだけど」
「そんな危険なモノ使うなよ……」
「何か言った?ナマエ」
「……何でも無いデス」
ナマエの呟きに反応したイルミだが、どこか機嫌が悪そうだった。
そのままパラスタの飛行船場付近で無関係な一般人に針を刺したイルミ。刺された人達はイルミの傀儡となり、キルア達を探しに動く。
(さすがは暗殺者……躊躇いも無ければ、やる事がエグいわ……)
イルミと連れ立って、ナマエとヒソカはスワルダニシティーへ向かった。
「キルの事だから、病院に向かってる事は間違いない。病院へ着く前にアルカを始末したい」
イルミの冷徹な言葉に、ナマエは底冷えした。自分の血の繋がった兄弟相手に言う台詞じゃない。本当にイルミは、アルカを家族として見ていない。
(イルミの愛情は、本当に歪んでいるんだ……)
やがて3人を乗せた飛行船はスワルダニシティーへ着き、ここからは別行動となった。
「ナマエはどうする?」
「え?」
「オレと来るか、ヒソカと行くか」
イルミが針人間を操作し、キルア達が乗っている車にトラックと乗用車で攻撃を仕掛ける。
その攻撃に耐えられず、キルア達の乗っている車は崖下へと転落していった。
「おやおや♦随分過激だねェ♣頼むんじゃなかったっけ?」
「イルミ?!」
「大丈夫。この程度じゃ死なないよ。そういう【訓練】させてるから」
「そういう意味じゃない!」
「じゃあ、どういう意味?」
『分からない』と続けるイルミに、【恋人】とは言えナマエは殺意を抱いた。
「【密告者】がいてね。オレに情報をくれる。それを検証した結果、腑に落ちない点がある。キルは、ルールを隠している」
崖下から吹いてくる風に、イルミの長い髪は靡いている。
「オレの知らないルールがある限り、それを計算せずにする交渉なんか無意味だよね。あっちは内心喜んで【うん】と言うかもしれないんだからさ。だから手遅れになる前にアルカは始末する。ヒソカとナマエは周りの執事を排除しつつ、隙あらばアルカをキルアから引き離してくれればいいよ。とりあえず」
「OK♦」
「了解」
「ところで、ボクがキルアを殺るのはアリかい?」
ヒソカの言動に、イルミの殺気が膨れ上がった。
「ヒソカ?!何言ってるの!?」
ナマエも殺気立ちながら、ヒソカを睨みつける。
「お前を殺すよ?ここで、今」
「ヒソカ……私の【弟】を殺すだって…………?」
「冗談だよぉ♥殺気……漏れてるケド大丈夫?」
「あ……しまった。もしかして、ハメた?」
「ヒソカ……ハメやがったな!?」
「まさか♥」
ヒソカと別れ、ナマエはイルミと共に走っていた。目指すはキルア。
途中で車を調達し、パラスタの飛行船場へと車を走らせる。
「飛ばすから、舌噛まない様に気をつけてね」
それだけ言うと、イルミはスピードを加速させて山道を走った。
(ちょっ……怖っ…………絶叫マシンの比じゃないよ、コレ!!)
イルミの運転技術は素晴らしい物だったが、飛行船場へ着いた時にはナマエは脱力しきっていた。
「着いたよ、ナマエ」
「……へ~い」
一足先に着いていたヒソカが、イルミに向かって話しかけた。
「……遅かったねーー♠」
ヒソカが言うには、自分が着いた時には既に数機の飛行船が飛びだった後だったという。
「素直に病院の周辺で待ち伏せしたら?」
「病院に近付く程、暗殺失敗の確立が上がるよ。キルアの仲間がウロついてるだろうからね。こっちが余裕見せたら、あっちに違和感与えちゃうし。8機か……どうしても人手がいるなー」
「仲間とか呼ぶの?ボク、人見知りなんだけど♠」
「いや、いないしそんなの。勿体無いけど、この針使うか――」
そう言って、イルミは10本の針を服から抜き、そのうちの1本を舐めた。
「おぉ~~~♪良いオーラ発してるねーーー♥」
「これ刺して命令すると、死ぬまで頑張ってくれるんだよ。てゆーか、頑張り過ぎて死ぬんだけど」
「そんな危険なモノ使うなよ……」
「何か言った?ナマエ」
「……何でも無いデス」
ナマエの呟きに反応したイルミだが、どこか機嫌が悪そうだった。
そのままパラスタの飛行船場付近で無関係な一般人に針を刺したイルミ。刺された人達はイルミの傀儡となり、キルア達を探しに動く。
(さすがは暗殺者……躊躇いも無ければ、やる事がエグいわ……)
イルミと連れ立って、ナマエとヒソカはスワルダニシティーへ向かった。
「キルの事だから、病院に向かってる事は間違いない。病院へ着く前にアルカを始末したい」
イルミの冷徹な言葉に、ナマエは底冷えした。自分の血の繋がった兄弟相手に言う台詞じゃない。本当にイルミは、アルカを家族として見ていない。
(イルミの愛情は、本当に歪んでいるんだ……)
やがて3人を乗せた飛行船はスワルダニシティーへ着き、ここからは別行動となった。
「ナマエはどうする?」
「え?」
「オレと来るか、ヒソカと行くか」