会長選挙/アルカ
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「まぁ、人は心変わりするからね♦愛と憎悪は表裏一体さ♣」
「賛成だけど、この件では少し意見が違う。実母をキライになったんじゃなく、もっと愛する人が出来た。カスガには付き合ったばかりの恋人がいたんだ。電脳ネットで知り合い、実際に会って意気投合したらしい。恋人と過ごした時間は、母親よりさらに短かった」
「それってさあ、事件後に調べたんじゃなくて、調べた後に事件だろ?」
「あー、バレた?うん、そうだよ。検証に利用した。ウチは執事が恋愛してる時点で死刑だし。最初の事件で気付いたんだ。こいつは相当やばい能力だって。全容を掴んでおかないと、ゾルディック家が滅びる程の……!!13人の事件を徹底的に調べて結論が出て、67人で確信した。アルカからの【おねだり】を4回失敗すると、命で償わなければならない。命を失うのが 人の場合、【失敗した人】と【その最愛の人】が死ぬ。2人よりも犠牲者が多い場合は【失敗した人】と【その最愛の人】はもちろん、その2人プラス【『失敗した人』と『長い時間を共に過ごした人』】順に死ぬ。だから母親は時間が短くて死なずに済んで、最愛の恋人は短時間でも死んだ」
ヒソカは暫し考え込んだ。
「あーーー……困るね♠」
「だろ?キルアは【ゴンを元通りにして】とアルカに【お願い】する。【お願い】をキルア自身がして、【尻拭い】を赤の他人に擦り付ければ多分問題ない。けどきっとキルアは、手順を逆にする。キルアは誰かに【お願い】して貰って、【尻拭い】を自分でしようとするだろう。ネテロが【薔薇】を使わざるを得ないほどの怪物。その側近を倒すため、ゴンは自分自身にある意味死よりも重い【制約】と【誓約】を念じたんだろう。それを【元通り】にしてという【お願い】は、金や医学のレベルをはるかに超えている。おそらく【お願い】は叶う。そしてキルアは命懸けでアルカの【おねだり】を聞く。キルアには背負いきれない【おねだり】がくる。それでもキルアは聞こうとして途中で力尽きる」
「……ミッション失敗……♠【最愛の者】と【長く共にいた者】、どちらだとしても元通りになったゴンも死ぬ……♠」
「え?」
「え?」
お互い、意思疎通が取れていないのか疑問符が浮かぶ。
「違うの?」
「イルミ、解り難いわ……流石に私でも意味不明」
「ナマエでも解らなかったのかい?」
「うん」
「……もしかして、前に言った【三人共】……ってキルアとゴンとナマエじゃなくて、キルアとキミとナマエの事?」
「うん、そーだよ」
「……ボクも大概だけど、キミも相当だな……♠」
「てゆーか、手順を間違ったらキルアとオレとナマエ……とゴンだけじゃなくて、ゾルディック家のみんな死んじゃうんだけどね。何よりオレはこの【お願い】の犠牲者は万単位だと思ってるから、多分ヒソカも死ぬよ?『え?』って言ったのはそーゆーこと」
「あー……困るね♠」
「オレがキルアに【正しい手順】で【お願い】するように頼むから、その場に隠れて立ち合ってくれ。キルアが【嫌だ】といった場合と、【いいよ】と言ってても嘘を付いていると判断出来た場合、アルカを始末してくれ。戦闘能力は殆ど無い。普通の子供だと思っていい。ただ……何処から来たかが分からない」
パドキアについてすぐ、イルミはナマエとヒソカを連れて走りだした。向かうは飛行船場とククルーマウンテンの中間地点。
道路脇の高台に着いた所で、ククルーマウンテン方面から走ってくる車を見つけた。
その車を視認すると、イルミは携帯を取り出して電話を掛け始めた。
「キルアかい?」
『ああ』
「針……取ったんだね」
『ああ、すっきりしたよ』
「じゃ、心置きなく闘れるね?」
『殺る……?オレを?』
「ははは。家族内指令で家族は殺さないよ。家族はね」
『上等だ。返り討ちにしてやるよ……!!』
「賛成だけど、この件では少し意見が違う。実母をキライになったんじゃなく、もっと愛する人が出来た。カスガには付き合ったばかりの恋人がいたんだ。電脳ネットで知り合い、実際に会って意気投合したらしい。恋人と過ごした時間は、母親よりさらに短かった」
「それってさあ、事件後に調べたんじゃなくて、調べた後に事件だろ?」
「あー、バレた?うん、そうだよ。検証に利用した。ウチは執事が恋愛してる時点で死刑だし。最初の事件で気付いたんだ。こいつは相当やばい能力だって。全容を掴んでおかないと、ゾルディック家が滅びる程の……!!13人の事件を徹底的に調べて結論が出て、67人で確信した。アルカからの【おねだり】を4回失敗すると、命で償わなければならない。命を失うのが 人の場合、【失敗した人】と【その最愛の人】が死ぬ。2人よりも犠牲者が多い場合は【失敗した人】と【その最愛の人】はもちろん、その2人プラス【『失敗した人』と『長い時間を共に過ごした人』】順に死ぬ。だから母親は時間が短くて死なずに済んで、最愛の恋人は短時間でも死んだ」
ヒソカは暫し考え込んだ。
「あーーー……困るね♠」
「だろ?キルアは【ゴンを元通りにして】とアルカに【お願い】する。【お願い】をキルア自身がして、【尻拭い】を赤の他人に擦り付ければ多分問題ない。けどきっとキルアは、手順を逆にする。キルアは誰かに【お願い】して貰って、【尻拭い】を自分でしようとするだろう。ネテロが【薔薇】を使わざるを得ないほどの怪物。その側近を倒すため、ゴンは自分自身にある意味死よりも重い【制約】と【誓約】を念じたんだろう。それを【元通り】にしてという【お願い】は、金や医学のレベルをはるかに超えている。おそらく【お願い】は叶う。そしてキルアは命懸けでアルカの【おねだり】を聞く。キルアには背負いきれない【おねだり】がくる。それでもキルアは聞こうとして途中で力尽きる」
「……ミッション失敗……♠【最愛の者】と【長く共にいた者】、どちらだとしても元通りになったゴンも死ぬ……♠」
「え?」
「え?」
お互い、意思疎通が取れていないのか疑問符が浮かぶ。
「違うの?」
「イルミ、解り難いわ……流石に私でも意味不明」
「ナマエでも解らなかったのかい?」
「うん」
「……もしかして、前に言った【三人共】……ってキルアとゴンとナマエじゃなくて、キルアとキミとナマエの事?」
「うん、そーだよ」
「……ボクも大概だけど、キミも相当だな……♠」
「てゆーか、手順を間違ったらキルアとオレとナマエ……とゴンだけじゃなくて、ゾルディック家のみんな死んじゃうんだけどね。何よりオレはこの【お願い】の犠牲者は万単位だと思ってるから、多分ヒソカも死ぬよ?『え?』って言ったのはそーゆーこと」
「あー……困るね♠」
「オレがキルアに【正しい手順】で【お願い】するように頼むから、その場に隠れて立ち合ってくれ。キルアが【嫌だ】といった場合と、【いいよ】と言ってても嘘を付いていると判断出来た場合、アルカを始末してくれ。戦闘能力は殆ど無い。普通の子供だと思っていい。ただ……何処から来たかが分からない」
パドキアについてすぐ、イルミはナマエとヒソカを連れて走りだした。向かうは飛行船場とククルーマウンテンの中間地点。
道路脇の高台に着いた所で、ククルーマウンテン方面から走ってくる車を見つけた。
その車を視認すると、イルミは携帯を取り出して電話を掛け始めた。
「キルアかい?」
『ああ』
「針……取ったんだね」
『ああ、すっきりしたよ』
「じゃ、心置きなく闘れるね?」
『殺る……?オレを?』
「ははは。家族内指令で家族は殺さないよ。家族はね」
『上等だ。返り討ちにしてやるよ……!!』