流星街
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「笑ってないで、シャルナークも訂正してよ!!」
尚も必死になるナマエに対して、シャルナークは訂正するどころか、イルミを煽った。
「必死になってるナマエって可愛い!団長が入れ込むのも解かる気がするなぁ」
「ちょっ!シャルナーク?!」
「あ、そうそう!オレの事はシャルでいいから。パクとか、他のメンバーも愛称とか呼び捨てで大丈夫だよ!!」
上手く話をすり替えられたナマエは釈然としないながらも、嬉しく思った。
「……有難う」
「お礼を言うのはこっちの方だよ」
「ナマエ」
「何?」
急に呼びかけられてイルミに視線を移すと、いきなり深いキスを送られた。
「んっ……ちょっ、イルミ!?」
「あははは、仲良いんだね。2人とも」
「人前で何やってくれてんだよ!!」
「ナマエはオレのだからね?」
「解ってるよ、言われなくても」
『2人の邪魔をする気はないから』と朗らかに言われ、ナマエは黙りこんでしまった。
シャルナークの運転する車に乗って約1時間半。漸く流星街の中へと足を踏み入れる事が出来たナマエ。
「ここが流星街……」
「ようこそ、流星街へ」
にこやかに言うシャルナークとは対照的に、ナマエは緊張していた。
「そんなに緊張しなくても、オレと一緒だったら何もされないから大丈夫だよ」
「そういう緊張じゃないよ」
「そう?」
「ここで、【トリップ】についての情報が……」
「ナマエ」
「大丈夫だよ、イルミ。消えたりしないから」
苦笑してイルミを見遣ると、イルミは心配そうにナマエを見つめていた。
「消えなくていい方法を探しに来たんだから。ね?」
宥めるようにイルミに告げて、ナマエはシャルナークの後ろをついて行った。
暫く歩いて行くと、大きな建物の中へ入って行くシャルナーク。
「ここがオレ達、幻影旅団のホームだよ」
小奇麗なホールがある建物。そこが旅団のホームだという。
「へぇ……意外とまともな所に住んでたんだ、クロロ」
「瓦礫の中に住んでるとでも思ってたの?」
「うん」
イルミとシャルナークが話している横で、ナマエはホールを見回していた。
すると、柱の影から小さな子供が顔を覗かせていた。
「あ、また勝手に入ってきたな?」
その子供に気付いたシャルナークが、子供に近付こうとしたのをナマエは止めた。
「待って、シャル」
「どうしたの?ナマエ」
「この子、シャルの事怖がってる」
「え?どうして??」
「大丈夫だよ。私達はキミに何もしないから。怖がらなくていいよ?」
優しく子供に語りかけるナマエ。しかし、子供は踵を返すように建物の奥へと走り去った。
「ナマエが怖がられるって、珍しいね」
イルミの言葉に、ナマエは眉を下げた。
「大人全般が怖いみたい、今の子……」
「そっか……何かあったのかもね、ココに来る前に」
「そうだね……何か、可哀想」
「そういう感情は無意味だよ、ナマエ。ココは何を捨てても許される。何でも受け入れる場所なんだから」
どこか悲しそうに言うシャルナークに、ナマエは言葉を噤んだ。
「さ、ナマエの言ってた【トリップ】について調べようか」
シャルナークの案内で、建物内にある彼の部屋へと向かった。
「う~ん……」
PC画面を見ながら唸るシャルナーク。そんな彼を見て、ナマエは不思議に思った。
「どうしたの?」
「ナマエの言う【トリップ】に該当しそうな情報が無いんだ。ハンターサイトでも探してみたんだけど、該当しそうな情報は極秘扱いになってる」
「マジか……」
シャルナークの言葉に、ナマエは落胆した。
尚も必死になるナマエに対して、シャルナークは訂正するどころか、イルミを煽った。
「必死になってるナマエって可愛い!団長が入れ込むのも解かる気がするなぁ」
「ちょっ!シャルナーク?!」
「あ、そうそう!オレの事はシャルでいいから。パクとか、他のメンバーも愛称とか呼び捨てで大丈夫だよ!!」
上手く話をすり替えられたナマエは釈然としないながらも、嬉しく思った。
「……有難う」
「お礼を言うのはこっちの方だよ」
「ナマエ」
「何?」
急に呼びかけられてイルミに視線を移すと、いきなり深いキスを送られた。
「んっ……ちょっ、イルミ!?」
「あははは、仲良いんだね。2人とも」
「人前で何やってくれてんだよ!!」
「ナマエはオレのだからね?」
「解ってるよ、言われなくても」
『2人の邪魔をする気はないから』と朗らかに言われ、ナマエは黙りこんでしまった。
シャルナークの運転する車に乗って約1時間半。漸く流星街の中へと足を踏み入れる事が出来たナマエ。
「ここが流星街……」
「ようこそ、流星街へ」
にこやかに言うシャルナークとは対照的に、ナマエは緊張していた。
「そんなに緊張しなくても、オレと一緒だったら何もされないから大丈夫だよ」
「そういう緊張じゃないよ」
「そう?」
「ここで、【トリップ】についての情報が……」
「ナマエ」
「大丈夫だよ、イルミ。消えたりしないから」
苦笑してイルミを見遣ると、イルミは心配そうにナマエを見つめていた。
「消えなくていい方法を探しに来たんだから。ね?」
宥めるようにイルミに告げて、ナマエはシャルナークの後ろをついて行った。
暫く歩いて行くと、大きな建物の中へ入って行くシャルナーク。
「ここがオレ達、幻影旅団のホームだよ」
小奇麗なホールがある建物。そこが旅団のホームだという。
「へぇ……意外とまともな所に住んでたんだ、クロロ」
「瓦礫の中に住んでるとでも思ってたの?」
「うん」
イルミとシャルナークが話している横で、ナマエはホールを見回していた。
すると、柱の影から小さな子供が顔を覗かせていた。
「あ、また勝手に入ってきたな?」
その子供に気付いたシャルナークが、子供に近付こうとしたのをナマエは止めた。
「待って、シャル」
「どうしたの?ナマエ」
「この子、シャルの事怖がってる」
「え?どうして??」
「大丈夫だよ。私達はキミに何もしないから。怖がらなくていいよ?」
優しく子供に語りかけるナマエ。しかし、子供は踵を返すように建物の奥へと走り去った。
「ナマエが怖がられるって、珍しいね」
イルミの言葉に、ナマエは眉を下げた。
「大人全般が怖いみたい、今の子……」
「そっか……何かあったのかもね、ココに来る前に」
「そうだね……何か、可哀想」
「そういう感情は無意味だよ、ナマエ。ココは何を捨てても許される。何でも受け入れる場所なんだから」
どこか悲しそうに言うシャルナークに、ナマエは言葉を噤んだ。
「さ、ナマエの言ってた【トリップ】について調べようか」
シャルナークの案内で、建物内にある彼の部屋へと向かった。
「う~ん……」
PC画面を見ながら唸るシャルナーク。そんな彼を見て、ナマエは不思議に思った。
「どうしたの?」
「ナマエの言う【トリップ】に該当しそうな情報が無いんだ。ハンターサイトでも探してみたんだけど、該当しそうな情報は極秘扱いになってる」
「マジか……」
シャルナークの言葉に、ナマエは落胆した。