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「!?」
「どれどれ……あっ、あった!!」
キルアはヒソカのバインダーから旅団の名前を探そうしていた。しかし、ヒソカはツェズゲラの名前を探すフリをして、素早く【薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)】でフィンクス達の名前を別人の名前に変えていた。
「――うむ。確かにそれが現実的かもしれんな。ただし、奴等が先にクリアした時の保険として、情報の見返りは約束させておこうぜ」
「じゃ、ヒソカこれ唱えてくれる?交渉はオレ達がするから」
「へェーーー、こんな便利なものだったのか♦ボクも使えば良かったな♠“交信”使用!ツェズゲラ!!」
ゴンとキルアが交渉を始めたのを見て、ヒソカは自分の能力の便利さに酔い痴れていた。
「おい、行くぞ」
交渉を終えたゴレイヌ達に促され、ナマエはイルミとヒソカを伴ってゴン達の元へと向かった。
「ヒソカ」
「何だい?ナマエ」
「これから【面白く】なるよ」
クスクスと笑いながら言うナマエを見て、イルミは嫉妬した。何故その笑顔が自分に向けられたものではないのか、と。
“同行”でツェズゲラ組と合流したゴン達7人。
ゴレイヌがツェズゲラと最終交渉をしている。
「ナマエ」
「なぁに?イルミ」
にこやかにイルミを見遣るナマエに、イルミは何も言えなくなった。
「……なんでもない」
「?変なの」
交渉・説明を終えたゴレイヌに、ツェズゲラはどこか納得した様に笑っている。
「くっくっく。なる程。だから直接会って話がしたいと言ったわけか。以前痛い目に遭って警戒したんだが、来て良かったよ。オレ達と組んで、カードの入手を目指そうという訳だな」
「さすが、察しが早いな。悪い話じゃないと思うがね」
「そっちは全部で7人か?」
「?ああ、見ての通りだ」
「こっちはあと2人、仲間がいる。それでも11人にしかならないが、残りはどうする気だ?」
「残り4人は数合わせだ。現実へ帰りたくても帰れないでいるプレイヤーを誘う。戦力としては全く計算出来ないわけだが――」
「カード分配の心配がなくて楽だな」
「その通り」
「つまり11人で8勝しなければならない訳だが、相手次第だが勝算はあるのか?」
「100%じゃないが、見た限りではボス以外の力量はオレ達より下だ。それに万が一8勝出来なくても、メンバーを替えて再挑戦出来る」
「って訳で、勝算があるかどうかはそっち次第。あんた達の【練】を見せてよ。仲間にするかどうかはその後だね」
「ちょっ……キルア!年上に向かってなんて口の利き方してんの!?」
ナマエの制止も虚しく、ツェズゲラは特に気にも留めずに話を進めた。
「おやおや、立場が逆になったな。ま、いいだろう。では、行くぞ」
言うなりしゃがみ込んだツェズゲラ。足に力を込めている様だ。
「?」
「は!!!!」
気合いとともに、ツェズゲラは宙に浮いた。
「おおー」
「すげーーー!」
「くくくく。全力を出せば、もっと高く跳べるぞ。私の垂直跳びベストは、16m80cm!!」
「多分ジャンプの瞬間、足にオーラを集中させたんだ」
「オレ達もやってみようよ!!」
「「せーの」」
ゴンとキルアも、ツェズゲラの真似をして宙に飛んだ。
「「や!!!!」」
「!?」
ツェズゲラの遥か上空に飛び上がる2人。それを見て、ツェズゲラは息を呑んだ。
「……大した事ないな、あのハンター」
「イルミ!思ってても口に出さないの!!」
イルミの呟きに、ナマエはとっさに反応した。
その後、誰がどの競技で参加するかを話し合った。
「私とイルミは、その時の状況によって競技種目を判断するよ」
「うん」
1週間後、ツェズゲラ組を率いてゴン達はソウフラビに来ていた。
「この1週間、あらゆるシミュレーションをし、練習を重ねた。ゲンスルー組の事も考えると、絶対負けるわけにはいかないな」
ツェズゲラの言葉に同意し、15人はレイザー達の元へ向かった。
3勝した所で、ついにレイザーが動いた。
「どれどれ……あっ、あった!!」
キルアはヒソカのバインダーから旅団の名前を探そうしていた。しかし、ヒソカはツェズゲラの名前を探すフリをして、素早く【薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)】でフィンクス達の名前を別人の名前に変えていた。
「――うむ。確かにそれが現実的かもしれんな。ただし、奴等が先にクリアした時の保険として、情報の見返りは約束させておこうぜ」
「じゃ、ヒソカこれ唱えてくれる?交渉はオレ達がするから」
「へェーーー、こんな便利なものだったのか♦ボクも使えば良かったな♠“交信”使用!ツェズゲラ!!」
ゴンとキルアが交渉を始めたのを見て、ヒソカは自分の能力の便利さに酔い痴れていた。
「おい、行くぞ」
交渉を終えたゴレイヌ達に促され、ナマエはイルミとヒソカを伴ってゴン達の元へと向かった。
「ヒソカ」
「何だい?ナマエ」
「これから【面白く】なるよ」
クスクスと笑いながら言うナマエを見て、イルミは嫉妬した。何故その笑顔が自分に向けられたものではないのか、と。
“同行”でツェズゲラ組と合流したゴン達7人。
ゴレイヌがツェズゲラと最終交渉をしている。
「ナマエ」
「なぁに?イルミ」
にこやかにイルミを見遣るナマエに、イルミは何も言えなくなった。
「……なんでもない」
「?変なの」
交渉・説明を終えたゴレイヌに、ツェズゲラはどこか納得した様に笑っている。
「くっくっく。なる程。だから直接会って話がしたいと言ったわけか。以前痛い目に遭って警戒したんだが、来て良かったよ。オレ達と組んで、カードの入手を目指そうという訳だな」
「さすが、察しが早いな。悪い話じゃないと思うがね」
「そっちは全部で7人か?」
「?ああ、見ての通りだ」
「こっちはあと2人、仲間がいる。それでも11人にしかならないが、残りはどうする気だ?」
「残り4人は数合わせだ。現実へ帰りたくても帰れないでいるプレイヤーを誘う。戦力としては全く計算出来ないわけだが――」
「カード分配の心配がなくて楽だな」
「その通り」
「つまり11人で8勝しなければならない訳だが、相手次第だが勝算はあるのか?」
「100%じゃないが、見た限りではボス以外の力量はオレ達より下だ。それに万が一8勝出来なくても、メンバーを替えて再挑戦出来る」
「って訳で、勝算があるかどうかはそっち次第。あんた達の【練】を見せてよ。仲間にするかどうかはその後だね」
「ちょっ……キルア!年上に向かってなんて口の利き方してんの!?」
ナマエの制止も虚しく、ツェズゲラは特に気にも留めずに話を進めた。
「おやおや、立場が逆になったな。ま、いいだろう。では、行くぞ」
言うなりしゃがみ込んだツェズゲラ。足に力を込めている様だ。
「?」
「は!!!!」
気合いとともに、ツェズゲラは宙に浮いた。
「おおー」
「すげーーー!」
「くくくく。全力を出せば、もっと高く跳べるぞ。私の垂直跳びベストは、16m80cm!!」
「多分ジャンプの瞬間、足にオーラを集中させたんだ」
「オレ達もやってみようよ!!」
「「せーの」」
ゴンとキルアも、ツェズゲラの真似をして宙に飛んだ。
「「や!!!!」」
「!?」
ツェズゲラの遥か上空に飛び上がる2人。それを見て、ツェズゲラは息を呑んだ。
「……大した事ないな、あのハンター」
「イルミ!思ってても口に出さないの!!」
イルミの呟きに、ナマエはとっさに反応した。
その後、誰がどの競技で参加するかを話し合った。
「私とイルミは、その時の状況によって競技種目を判断するよ」
「うん」
1週間後、ツェズゲラ組を率いてゴン達はソウフラビに来ていた。
「この1週間、あらゆるシミュレーションをし、練習を重ねた。ゲンスルー組の事も考えると、絶対負けるわけにはいかないな」
ツェズゲラの言葉に同意し、15人はレイザー達の元へ向かった。
3勝した所で、ついにレイザーが動いた。