G・I
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「あと8人、仲間が要るんだよね?」
「ああ。出来ればアンタ等みたく、カードに執着がない人物がいいんだが……誰か心当たりはないか?」
ゴレイヌの言葉に、ヒソカは考える事なく答えた。
「んー、ないねェ♠みんな、G・Iにクリア目的で来てるんだろう?ボク等みたいに酔狂なプレイヤーは少ないんじゃないの♦」
ビスケの睨みつける様な視線を感じて、ヒソカは振り返る。しかし、ビスケは一瞬で乙女モードに切り替わっていた。
「……ところで、さっき4人で飛んで来たのって誰かの能力かい?」
「ありゃ、このゲームの呪文だよ」
「あー、あれがそうなんだ♣確か店で買わなくちゃいけないんだよね♦しかも、何が出るか分からないってヤツ♣」
「ああ。40種もあるから、目当てのカードを出すのも一苦労だ」
キルアはヒソカの様子を伺いながら、思案していた。
「見えて来たよ♣恋愛都市アイアイ♥」
ヒソカに指差された方向を見ると、不可思議な物体が、これまた不可思議な鳴き声を出していた。
「アイーーーンって……」
7人は連れ立って街に入る。
「ここは色んな出会いが楽しめる街なんだ♥」
「きゃん」
声とともに転ぶ音がし、ゴレイヌ達は振り返る。
「メガネ、メガネ」
視線の先には、地面に落ちたメガネを手探りで探す少女が居た。
「拾ってあげたら?知り合いになれるよ♥」
「「え」」
「ああいうベタな出会いがテンコ盛りの街なんだ♦あ、曲がり角気をつけて♣」
ヒソカの声が間に合わず、角を曲がったゴレイヌに1人の少女がぶつかった。
「あイタ!」
ゴレイヌにぶつかって転んでしまう少女。
「ちょっと、ドコ見て歩いてんのよ!」
「ああ……スマン。大丈夫か?」
「ったく、気をつけてよね!きゃー!!遅刻しちゃう」
トーストを口に加え直し、少女は駆け出した。
ヒソカが攻略方法をゴレイヌに解説していると、ビスケが『カットモデルに』と声を掛けられたり、ゴンが分かりきっている出会いに引っかかったりしていた。
「ねェ、この街、目の毒だわさ。移動しましょうよ」
「確かにそうだな。ちょっと場所変えようぜ」
「そおかい?ここなら退屈せずに済むのに♠」
ヒソカの一言が、キルアの思考を支配した。
(【除念師】はG・Iにいる!!それをヒソカと旅団は知っている!!)
「キルア、どうかしたの?」
「いや、何でもねーよ」
「まだ怒ってんのかな……」
「ははっ――キルアは怒ってないよ、ゴン」
声を出して笑うナマエに、ゴンは不思議そうな顔をした。
「そうかなぁ……」
「怒ってたら、あんな顔してないよ。ね?イルミ」
突然話を振られたイルミは、黙って頷いているだけ。
「ならいいけど……ねぇキルア」
「ん……ん!?ああ、何だ?」
「考えたんだけど、仲間にするならやっぱりツェズゲラだと思うんだ。あの人なら仲間も居るだろうし、何より目的が解っている分、交渉し易いし。仲間にしないにしても、一度会っておいてバインダーのリストに入れておいた方が――」
「あっちの同行も知れて便利だな」
ゴンの思い掛けない提案に、キルアは1つの結論を導き出した。
「……リスト?」
「バインダーには今まで遭ったプレイヤーのリストが記憶されてるから、その中にツェズゲラって人がいるかどうか見て欲しいんだ」
「へェ……♦それは知らなかったな♥どうやって見ればいいんだい?」
ゴンがヒソカにリストの見方を説明している間に、キルアは確信した。
(ヒソカがバインダーの画面を見せようとしなければ……オレの考えが裏付けられる!!)
「“ブック”!!」
ヒソカはゴンの指示でバインダーを取り出して、ツェズゲラを探し始める。ナマエは黙ってその状況を観察していた。
「ツェズゲラ、ツェズゲラ…………ああ、いるね♣」
「ホント!?」
「うん♥ホラここ♦」
「ああ。出来ればアンタ等みたく、カードに執着がない人物がいいんだが……誰か心当たりはないか?」
ゴレイヌの言葉に、ヒソカは考える事なく答えた。
「んー、ないねェ♠みんな、G・Iにクリア目的で来てるんだろう?ボク等みたいに酔狂なプレイヤーは少ないんじゃないの♦」
ビスケの睨みつける様な視線を感じて、ヒソカは振り返る。しかし、ビスケは一瞬で乙女モードに切り替わっていた。
「……ところで、さっき4人で飛んで来たのって誰かの能力かい?」
「ありゃ、このゲームの呪文だよ」
「あー、あれがそうなんだ♣確か店で買わなくちゃいけないんだよね♦しかも、何が出るか分からないってヤツ♣」
「ああ。40種もあるから、目当てのカードを出すのも一苦労だ」
キルアはヒソカの様子を伺いながら、思案していた。
「見えて来たよ♣恋愛都市アイアイ♥」
ヒソカに指差された方向を見ると、不可思議な物体が、これまた不可思議な鳴き声を出していた。
「アイーーーンって……」
7人は連れ立って街に入る。
「ここは色んな出会いが楽しめる街なんだ♥」
「きゃん」
声とともに転ぶ音がし、ゴレイヌ達は振り返る。
「メガネ、メガネ」
視線の先には、地面に落ちたメガネを手探りで探す少女が居た。
「拾ってあげたら?知り合いになれるよ♥」
「「え」」
「ああいうベタな出会いがテンコ盛りの街なんだ♦あ、曲がり角気をつけて♣」
ヒソカの声が間に合わず、角を曲がったゴレイヌに1人の少女がぶつかった。
「あイタ!」
ゴレイヌにぶつかって転んでしまう少女。
「ちょっと、ドコ見て歩いてんのよ!」
「ああ……スマン。大丈夫か?」
「ったく、気をつけてよね!きゃー!!遅刻しちゃう」
トーストを口に加え直し、少女は駆け出した。
ヒソカが攻略方法をゴレイヌに解説していると、ビスケが『カットモデルに』と声を掛けられたり、ゴンが分かりきっている出会いに引っかかったりしていた。
「ねェ、この街、目の毒だわさ。移動しましょうよ」
「確かにそうだな。ちょっと場所変えようぜ」
「そおかい?ここなら退屈せずに済むのに♠」
ヒソカの一言が、キルアの思考を支配した。
(【除念師】はG・Iにいる!!それをヒソカと旅団は知っている!!)
「キルア、どうかしたの?」
「いや、何でもねーよ」
「まだ怒ってんのかな……」
「ははっ――キルアは怒ってないよ、ゴン」
声を出して笑うナマエに、ゴンは不思議そうな顔をした。
「そうかなぁ……」
「怒ってたら、あんな顔してないよ。ね?イルミ」
突然話を振られたイルミは、黙って頷いているだけ。
「ならいいけど……ねぇキルア」
「ん……ん!?ああ、何だ?」
「考えたんだけど、仲間にするならやっぱりツェズゲラだと思うんだ。あの人なら仲間も居るだろうし、何より目的が解っている分、交渉し易いし。仲間にしないにしても、一度会っておいてバインダーのリストに入れておいた方が――」
「あっちの同行も知れて便利だな」
ゴンの思い掛けない提案に、キルアは1つの結論を導き出した。
「……リスト?」
「バインダーには今まで遭ったプレイヤーのリストが記憶されてるから、その中にツェズゲラって人がいるかどうか見て欲しいんだ」
「へェ……♦それは知らなかったな♥どうやって見ればいいんだい?」
ゴンがヒソカにリストの見方を説明している間に、キルアは確信した。
(ヒソカがバインダーの画面を見せようとしなければ……オレの考えが裏付けられる!!)
「“ブック”!!」
ヒソカはゴンの指示でバインダーを取り出して、ツェズゲラを探し始める。ナマエは黙ってその状況を観察していた。
「ツェズゲラ、ツェズゲラ…………ああ、いるね♣」
「ホント!?」
「うん♥ホラここ♦」