G・I
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「げっ……やっぱり兄貴もいた…………」
「そんなに嫌そうな顔しないであげてよ、キルア」
ゴンとキルアに近付きながら、ナマエは苦笑していた。
「で、ボク……というより、クロロに何の用だい?」
「聞きたい事があるんだ。G・Iへ何しに来たの?」
ゴン達から少し離れた所で、衣服を身に纏い始めるヒソカ。
その様子を警戒しながら見ているゴン達に、ナマエは話しかけた。
「凄い【成長】ぶりだね、2人共」
「うん!」
「ババアに扱かれたからな」
「誰がババアだー!!」
ビスケに殴り飛ばされたキルアを見て、ナマエは声を出して笑った。
「相変わらずだね、キル」
イルミの呆れ返っている発言を無視して、ナマエは話しを進めた。
「ビスケさん……でしたっけ?【弟】達がお世話になってます」
「【弟】?」
「ゴンとキルアは、私の【弟】なんです」
はにかみながら言うナマエに、ゴレイヌは見とれていた。
それに気付いたイルミからは、殺気が漏れでている。
「イルミ……いちいち殺気立たないで」
イルミの反応に呆れていると、着替え終えたヒソカがこちらに向かって歩いてきた。
「……クロロを探してるんだ♦」
その言葉を聞いて、ゴンとキルアの表情が変わった。
「クロロがクラピカにかけられた【念】……実は外す方法があるんだ♣」
「【除念】」
「なんだ、知ってたのなら話が早い♦それをクロロに教えてやりたくて探してるんだけど、手掛かりがなくてね……♣そんな時、旅団の何人かがこのゲームに興味を持ってた事を思い出した♦旅団のメンバーなら、クロロの行き先に何か心当たりがあるんじゃないかと思ってさ♣この名前なら、旅団からのアプローチも期待出来ると考えたわけだ♦」
「そっか、ヒソカはもともと旅団の仲間のフリしてただけだったんだ」
「うん」
「ま、クロロは既に【除念】の事を知ってるかもしれないし……優秀な【除念師】は雪男より見つけるのが困難とされてるけど…………彼と闘う為に、やれる事はやっておこうと思ってね♥」
「ナマエさんは?どうしてG・Iにいるの??」
「そうだよ!何で兄貴と一緒にいるんだよ!?」
「いやぁ……ジンから【遊べ】って送られてきたから」
頬を掻きながら言うナマエの言葉に、ゴンは即座に反応した。
「ジンから?!」
「うん。専用の鳥を使って、この【ゲーム】を送りつけて来たんだ。今はキルアの部屋からアクセス中」
「オレの部屋?!」
「何か問題あった?」
イルミが殺気を放ちながら、キルアを見つめる。
「……プライバシー無いのかよ、オレん家」
項垂れるキルアに対し、ナマエは罪悪感に駆られた。
「ごめんね?キルア」
「……いいよ!ナマエは悪く無いから!!」
しょんぼりするナマエに、キルアは慌てた。
「さて……今度はこっちが訊く番……♣まさか、その質問をするためだけにここへ来たわけじゃないだろ?」
「……」
「ううん。そうだよ」
「…………」
「“交信”もあるのに、実際会うってきかねーんだ、コイツ」
「だって、ゴトーさんに言われた事思い出しちゃったんだもん。会う人皆が人の事騙そうとするし」
「あの……実は私達、出来るだけ強い人を探してるんです。仲間になって頂けませんか?」
ビスケの申し出に、ゴンとキルアは慌てた。
「ん?いいけど、強い人を探してる理由は?」
「ちょっと待てよ。オレは反対だな。危険だぜ?」
ビスケの言葉に、ゴレイヌが真っ先に反対した。
「そーだよ。ビスケはあいつ等の事知らねーから」
「あら、そんな事ありませんわ。あの方々には、何か近しいモノを感じますもの」
ビスケの言葉に、ヒソカは悪どい笑みを浮かべた。
「実は――」
ヒソカと連れ立って最後尾を歩く事十数分。前を歩くゴンとキルアを、ヒソカは舐める様に見つめていた。
そんなヒソカの視線に気付き、鳥肌を立てる2人。
「見られてるよね……確実に」
「オイ。ちょっと前、歩けよ!」
そんなキルアの言葉に従い、ヒソカ達大人組は前を歩く事にした。
「そんなに嫌そうな顔しないであげてよ、キルア」
ゴンとキルアに近付きながら、ナマエは苦笑していた。
「で、ボク……というより、クロロに何の用だい?」
「聞きたい事があるんだ。G・Iへ何しに来たの?」
ゴン達から少し離れた所で、衣服を身に纏い始めるヒソカ。
その様子を警戒しながら見ているゴン達に、ナマエは話しかけた。
「凄い【成長】ぶりだね、2人共」
「うん!」
「ババアに扱かれたからな」
「誰がババアだー!!」
ビスケに殴り飛ばされたキルアを見て、ナマエは声を出して笑った。
「相変わらずだね、キル」
イルミの呆れ返っている発言を無視して、ナマエは話しを進めた。
「ビスケさん……でしたっけ?【弟】達がお世話になってます」
「【弟】?」
「ゴンとキルアは、私の【弟】なんです」
はにかみながら言うナマエに、ゴレイヌは見とれていた。
それに気付いたイルミからは、殺気が漏れでている。
「イルミ……いちいち殺気立たないで」
イルミの反応に呆れていると、着替え終えたヒソカがこちらに向かって歩いてきた。
「……クロロを探してるんだ♦」
その言葉を聞いて、ゴンとキルアの表情が変わった。
「クロロがクラピカにかけられた【念】……実は外す方法があるんだ♣」
「【除念】」
「なんだ、知ってたのなら話が早い♦それをクロロに教えてやりたくて探してるんだけど、手掛かりがなくてね……♣そんな時、旅団の何人かがこのゲームに興味を持ってた事を思い出した♦旅団のメンバーなら、クロロの行き先に何か心当たりがあるんじゃないかと思ってさ♣この名前なら、旅団からのアプローチも期待出来ると考えたわけだ♦」
「そっか、ヒソカはもともと旅団の仲間のフリしてただけだったんだ」
「うん」
「ま、クロロは既に【除念】の事を知ってるかもしれないし……優秀な【除念師】は雪男より見つけるのが困難とされてるけど…………彼と闘う為に、やれる事はやっておこうと思ってね♥」
「ナマエさんは?どうしてG・Iにいるの??」
「そうだよ!何で兄貴と一緒にいるんだよ!?」
「いやぁ……ジンから【遊べ】って送られてきたから」
頬を掻きながら言うナマエの言葉に、ゴンは即座に反応した。
「ジンから?!」
「うん。専用の鳥を使って、この【ゲーム】を送りつけて来たんだ。今はキルアの部屋からアクセス中」
「オレの部屋?!」
「何か問題あった?」
イルミが殺気を放ちながら、キルアを見つめる。
「……プライバシー無いのかよ、オレん家」
項垂れるキルアに対し、ナマエは罪悪感に駆られた。
「ごめんね?キルア」
「……いいよ!ナマエは悪く無いから!!」
しょんぼりするナマエに、キルアは慌てた。
「さて……今度はこっちが訊く番……♣まさか、その質問をするためだけにここへ来たわけじゃないだろ?」
「……」
「ううん。そうだよ」
「…………」
「“交信”もあるのに、実際会うってきかねーんだ、コイツ」
「だって、ゴトーさんに言われた事思い出しちゃったんだもん。会う人皆が人の事騙そうとするし」
「あの……実は私達、出来るだけ強い人を探してるんです。仲間になって頂けませんか?」
ビスケの申し出に、ゴンとキルアは慌てた。
「ん?いいけど、強い人を探してる理由は?」
「ちょっと待てよ。オレは反対だな。危険だぜ?」
ビスケの言葉に、ゴレイヌが真っ先に反対した。
「そーだよ。ビスケはあいつ等の事知らねーから」
「あら、そんな事ありませんわ。あの方々には、何か近しいモノを感じますもの」
ビスケの言葉に、ヒソカは悪どい笑みを浮かべた。
「実は――」
ヒソカと連れ立って最後尾を歩く事十数分。前を歩くゴンとキルアを、ヒソカは舐める様に見つめていた。
そんなヒソカの視線に気付き、鳥肌を立てる2人。
「見られてるよね……確実に」
「オイ。ちょっと前、歩けよ!」
そんなキルアの言葉に従い、ヒソカ達大人組は前を歩く事にした。