G・I
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言い出したら利かないイルミの事は理解しているナマエ。G・Iの中でだけでも、寝ている間は開放されたかった。
大きく溜息をついて、イルミの言葉を了承した。
「分かった。イルミと一緒にベッドで寝ればいいんでしょ?ちゃんと一緒に寝るから、離して」
「うん」
ナマエから了承の言葉を聞いたイルミは、嬉しそうに声音を変えながら、ナマエの手を離した。
開放されたナマエは、そのままシャワーを浴びる為、再度シャワールームへと足を向ける。
「まったく……何考えてるんだか……」
一人ゴチていると、背後からイルミの声が降りかかる。
「何独りでブツブツ言ってるの?」
その声に振り返ると、イルミがドアに凭れ掛かりながらナマエを見ていた。
「ちょっ……イルミ!?」
「なに?どうかした?」
「こんな所まで付いて来るなーーー!!」
「ちぇっ……」
どこかしょぼくれて、イルミは部屋へと戻って行った。それを確認し、ナマエはまた大きく溜息を吐く事となった。
宿に滞在し、半月程経った日。
夜になり、宿で夕食を済ませる事にした2人は向かい合わせで座っていた。
「で、どうするの?」
「何が?」
食後の一服タイムを堪能中に、イルミに疑問を投げかけられたナマエ。
「……ヒソカの事だよ」
嫌そうに顔を顰めながらイルミに言われて、ナマエは思い出した。
「あぁ~……」
「忘れてたの?」
『はぁ』と軽く溜息を吐くイルミに対し、ナマエは片手を上げて謝った。
「ごめんごめん。イルミと居ると【目的】忘れちゃいそうになるんだ」
「どういう意味?」
「ん?そのまんまだよ」
苦笑しながら返すナマエに、イルミはまた疑問を持った。ナマエの行動・言動は理解出来ない事が多い。
「イルミと居ると落ち着くから、何でG・Iやってるのか忘れかけてた」
朗らかに笑うナマエ。それを見て、イルミは何も言う気が起きなくなっていた。
「“ブック”」
バインダーを取り出し、ヒソカの名前がリストに追加されていないか確認する。
すると、いきなり背後から声を掛けられた。
「やァ♦久し振りだね、ナマエ♥」
声がした事で身構えるナマエだったが、声の主によって抱き締められ、それも叶わなかった。
「ちょっ!ヒソカ、離して!!」
「嫌だね♠」
「離しなよ、ヒソカ」
鋲を構えながら言うイルミを見て、ヒソカは喉の奥でクツクツと笑った。
「そんなに殺気出さないでおくれよ、イルミ♣興奮しちゃうじゃないか♥」
「……んな」
「ん?何だい?ナマエ♥」
「こんな事で興奮すんな!変態ピエロッ!!」
抱きついているヒソカに手加減なしで肘鉄をくれてやり、イルミの背後に逃げるナマエ。
「酷いなァ……♦ボクとナマエの仲じゃないか♣」
「どんな仲だよ!?」
「え?それは勿論、こいび――」
「断じて違うっ!!私の【恋人】はイルミだけだからね?!」
いつの間にか立っているイルミに抱きつきながら、ナマエは叫んだ。
叫んだ事によって、周りの視線を一気に集めたが、そんな事気にしていられない。
「うん。ナマエの【恋人】はオレだけだよ、ヒソカ」
静かに殺気を放ちながら、イルミはヒソカに向かって冷たい視線を向けた。
「なら、ボクは2番目で――」
『いいよ♥』と繋げようとしたヒソカに向かって、とうとうイルミの鋲が投げつけられた。
「【2番目】とかあり得ないし。ナマエはオレだけのモノだから」
「危ない危ない♠」
投げつけられた鋲を綺麗に避けたヒソカ。
「だから、【モノ】扱いするなって!!」
「ごめんごめん」
声を出しながら笑うイルミには、罪悪感はなかった。思った事を口にしただけ。そこには、悪意の欠片もなかった。
「ふ~ん……♦キミ達、まだシてないんだろう?」
「へ?」
「うん」
大きく溜息をついて、イルミの言葉を了承した。
「分かった。イルミと一緒にベッドで寝ればいいんでしょ?ちゃんと一緒に寝るから、離して」
「うん」
ナマエから了承の言葉を聞いたイルミは、嬉しそうに声音を変えながら、ナマエの手を離した。
開放されたナマエは、そのままシャワーを浴びる為、再度シャワールームへと足を向ける。
「まったく……何考えてるんだか……」
一人ゴチていると、背後からイルミの声が降りかかる。
「何独りでブツブツ言ってるの?」
その声に振り返ると、イルミがドアに凭れ掛かりながらナマエを見ていた。
「ちょっ……イルミ!?」
「なに?どうかした?」
「こんな所まで付いて来るなーーー!!」
「ちぇっ……」
どこかしょぼくれて、イルミは部屋へと戻って行った。それを確認し、ナマエはまた大きく溜息を吐く事となった。
宿に滞在し、半月程経った日。
夜になり、宿で夕食を済ませる事にした2人は向かい合わせで座っていた。
「で、どうするの?」
「何が?」
食後の一服タイムを堪能中に、イルミに疑問を投げかけられたナマエ。
「……ヒソカの事だよ」
嫌そうに顔を顰めながらイルミに言われて、ナマエは思い出した。
「あぁ~……」
「忘れてたの?」
『はぁ』と軽く溜息を吐くイルミに対し、ナマエは片手を上げて謝った。
「ごめんごめん。イルミと居ると【目的】忘れちゃいそうになるんだ」
「どういう意味?」
「ん?そのまんまだよ」
苦笑しながら返すナマエに、イルミはまた疑問を持った。ナマエの行動・言動は理解出来ない事が多い。
「イルミと居ると落ち着くから、何でG・Iやってるのか忘れかけてた」
朗らかに笑うナマエ。それを見て、イルミは何も言う気が起きなくなっていた。
「“ブック”」
バインダーを取り出し、ヒソカの名前がリストに追加されていないか確認する。
すると、いきなり背後から声を掛けられた。
「やァ♦久し振りだね、ナマエ♥」
声がした事で身構えるナマエだったが、声の主によって抱き締められ、それも叶わなかった。
「ちょっ!ヒソカ、離して!!」
「嫌だね♠」
「離しなよ、ヒソカ」
鋲を構えながら言うイルミを見て、ヒソカは喉の奥でクツクツと笑った。
「そんなに殺気出さないでおくれよ、イルミ♣興奮しちゃうじゃないか♥」
「……んな」
「ん?何だい?ナマエ♥」
「こんな事で興奮すんな!変態ピエロッ!!」
抱きついているヒソカに手加減なしで肘鉄をくれてやり、イルミの背後に逃げるナマエ。
「酷いなァ……♦ボクとナマエの仲じゃないか♣」
「どんな仲だよ!?」
「え?それは勿論、こいび――」
「断じて違うっ!!私の【恋人】はイルミだけだからね?!」
いつの間にか立っているイルミに抱きつきながら、ナマエは叫んだ。
叫んだ事によって、周りの視線を一気に集めたが、そんな事気にしていられない。
「うん。ナマエの【恋人】はオレだけだよ、ヒソカ」
静かに殺気を放ちながら、イルミはヒソカに向かって冷たい視線を向けた。
「なら、ボクは2番目で――」
『いいよ♥』と繋げようとしたヒソカに向かって、とうとうイルミの鋲が投げつけられた。
「【2番目】とかあり得ないし。ナマエはオレだけのモノだから」
「危ない危ない♠」
投げつけられた鋲を綺麗に避けたヒソカ。
「だから、【モノ】扱いするなって!!」
「ごめんごめん」
声を出しながら笑うイルミには、罪悪感はなかった。思った事を口にしただけ。そこには、悪意の欠片もなかった。
「ふ~ん……♦キミ達、まだシてないんだろう?」
「へ?」
「うん」