G・I
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「お待たせ、イルミ」
「うん。何話してたの?」
「【除念師】について、だよ」
「ふ~ん」
「相変わらず無関心だね」
「オレには関係無いからね」
「……そっか」
「うん」
イルミの無関心さに内心呆れながらも、ナマエは続けた。
「さて――ヒソカは何処に居たっけかなぁ……」
「知ってるの?」
「うん。多分だけどね」
「ふ~ん……ま、とりあえずナマエの思い当たる所に行ってみようか」
「……いいの?」
「うん」
「じゃ――恋愛都市アイアイ目指して移動しようか」
「了解」
ナマエの言葉に同意したイルミは、先に歩き出した。
「イルミ、場所分かってるの?」
「ううん」
「じゃあ、何でそっちに向かってるの?」
「なんとなく」
「なんとなくかよっ!!」
イルミにツッコミを入れながらも、ナマエも歩き出した。
イルミとG・Iに来て3ヶ月程経った日。イルミとナマエは、漸く恋愛都市アイアイに着いていた。
「……やっと着いたー!」
「嬉しそうだね、ナマエ」
「そりゃあ嬉しいよ!これで野宿から解放される!!」
心底嬉しそうにしているナマエを、イルミはただ黙って見つめた。
「どうしたの?イルミ。早く行こう!」
「……なんでもない。行こうか」
「?うん!」
アイアイにある宿屋を目指して歩き出す2人。だが、アイアイに入ってから『来るんじゃなかった』と後悔する事になった。
「ミルが好きそうな街だなァ」
「……やっぱり?」
「うん」
ベタな展開てんこ盛りのアイアイ。街を普通に歩くだけでも気疲れする。
「ナマエ、危ない」
イルミに突然肩を引かれたと思ったら、次の瞬間にはゲームキャラがナマエの居た場所目掛けて飛んで来た。どうやら、誰かに殴り飛ばされたようだ。
「うわっ……痛そう~」
顔を顰めるナマエをそのまま引きずるようにし、イルミは宿屋のドアを開けた。
「いらっしゃ~い」
「とりあえず、1ヶ月借りれる?」
「そんなに滞在するの??イルミ、正気?!」
「うん。だって、ヒソカが見つかるか分からないでしょ?」
「それはそうだけど……」
「お客さん、泊まるの?泊まらないの?どっちだい?!」
「泊まる」
「はい、ありがとよ~!これ部屋のカギね!!」
1本のルームキーを渡され、ナマエを尻目にイルミは歩き出した。
「ちょっ!イルミ待って!!」
急いでその後を追いかけるナマエ。
イルミに追いついた頃には、部屋のドアの前まで来ていた。
「ここだね」
ルームキーの番号と部屋に付いているナンバープレートを照らし合わせながら、イルミは呟いた。
「置いてかないでよ!」
「ボーッとしてるナマエが悪い」
「言い方酷くなってない?イルミ……」
「そう?」
2人は軽く言い合いながらも、部屋の中へと入った。
踏み入った部屋の中は、とても簡素な作りだった。椅子とテーブルが1セット。ソファーが1つ。ベッドが1つ。
(……ベッドが1つ!?)
「……イルミ」
「何?」
「ベッド……」
「うん。1つしか無いね」
「……イルミが使っていいや。私はソファーで寝る」
言うが早いか、ナマエはシャワールームへ向かおうとした。
「駄目」
そんなナマエの手を引き、イルミが止める。
「駄目って……何が?」
「ソファーでは寝かせない」
「イルミにはあのソファーじゃ小さいでしょ?」
「うん。小さいね」
2人掛け用の小さなソファーを指差しながら、ナマエは確認する。
「私ならギリギリ収まるから、やっぱ私はソファー――」
「駄目」
漆黒の瞳をいつもより若干細め、イルミはナマエの双眼を見つめる。
「イルミ?」
「ナマエはオレと一緒にベッドで寝る事。いいね?」
「うん。何話してたの?」
「【除念師】について、だよ」
「ふ~ん」
「相変わらず無関心だね」
「オレには関係無いからね」
「……そっか」
「うん」
イルミの無関心さに内心呆れながらも、ナマエは続けた。
「さて――ヒソカは何処に居たっけかなぁ……」
「知ってるの?」
「うん。多分だけどね」
「ふ~ん……ま、とりあえずナマエの思い当たる所に行ってみようか」
「……いいの?」
「うん」
「じゃ――恋愛都市アイアイ目指して移動しようか」
「了解」
ナマエの言葉に同意したイルミは、先に歩き出した。
「イルミ、場所分かってるの?」
「ううん」
「じゃあ、何でそっちに向かってるの?」
「なんとなく」
「なんとなくかよっ!!」
イルミにツッコミを入れながらも、ナマエも歩き出した。
イルミとG・Iに来て3ヶ月程経った日。イルミとナマエは、漸く恋愛都市アイアイに着いていた。
「……やっと着いたー!」
「嬉しそうだね、ナマエ」
「そりゃあ嬉しいよ!これで野宿から解放される!!」
心底嬉しそうにしているナマエを、イルミはただ黙って見つめた。
「どうしたの?イルミ。早く行こう!」
「……なんでもない。行こうか」
「?うん!」
アイアイにある宿屋を目指して歩き出す2人。だが、アイアイに入ってから『来るんじゃなかった』と後悔する事になった。
「ミルが好きそうな街だなァ」
「……やっぱり?」
「うん」
ベタな展開てんこ盛りのアイアイ。街を普通に歩くだけでも気疲れする。
「ナマエ、危ない」
イルミに突然肩を引かれたと思ったら、次の瞬間にはゲームキャラがナマエの居た場所目掛けて飛んで来た。どうやら、誰かに殴り飛ばされたようだ。
「うわっ……痛そう~」
顔を顰めるナマエをそのまま引きずるようにし、イルミは宿屋のドアを開けた。
「いらっしゃ~い」
「とりあえず、1ヶ月借りれる?」
「そんなに滞在するの??イルミ、正気?!」
「うん。だって、ヒソカが見つかるか分からないでしょ?」
「それはそうだけど……」
「お客さん、泊まるの?泊まらないの?どっちだい?!」
「泊まる」
「はい、ありがとよ~!これ部屋のカギね!!」
1本のルームキーを渡され、ナマエを尻目にイルミは歩き出した。
「ちょっ!イルミ待って!!」
急いでその後を追いかけるナマエ。
イルミに追いついた頃には、部屋のドアの前まで来ていた。
「ここだね」
ルームキーの番号と部屋に付いているナンバープレートを照らし合わせながら、イルミは呟いた。
「置いてかないでよ!」
「ボーッとしてるナマエが悪い」
「言い方酷くなってない?イルミ……」
「そう?」
2人は軽く言い合いながらも、部屋の中へと入った。
踏み入った部屋の中は、とても簡素な作りだった。椅子とテーブルが1セット。ソファーが1つ。ベッドが1つ。
(……ベッドが1つ!?)
「……イルミ」
「何?」
「ベッド……」
「うん。1つしか無いね」
「……イルミが使っていいや。私はソファーで寝る」
言うが早いか、ナマエはシャワールームへ向かおうとした。
「駄目」
そんなナマエの手を引き、イルミが止める。
「駄目って……何が?」
「ソファーでは寝かせない」
「イルミにはあのソファーじゃ小さいでしょ?」
「うん。小さいね」
2人掛け用の小さなソファーを指差しながら、ナマエは確認する。
「私ならギリギリ収まるから、やっぱ私はソファー――」
「駄目」
漆黒の瞳をいつもより若干細め、イルミはナマエの双眼を見つめる。
「イルミ?」
「ナマエはオレと一緒にベッドで寝る事。いいね?」