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ナマエを腕の中から開放し、何をするのか確認するイルミ。
すると、ナマエはバインダーを出現させ1枚のカードを取り出した。
「“ソレ”どうしたの?」
「この間、マサドラで買った中に入ってたんだよ」
「いつの間に買ったの?」
「ん?着替え買ったついでに、呪文ショップで買ってみたんだ。面白そうだったし」
悪びれる事なく言うナマエに、イルミは溜息を吐いた。
「溜息吐くと、幸せが逃げるよ?イルミ」
「別にいいよ。オレはナマエがいれば幸せだから」
「あっそ……」
ナマエは自身のバインダーに“盗視”カードを入れ、今まですれ違った人物の一覧を確認し始めた。
それを背後からイルミは黙って見ている。
「あ~……やっぱ旅団のメンバー来てるね。てか、カルトが来てるみたい」
「ふ~ん」
「あんまり興味無さそうだね。【弟】の事なのに」
「うん。カルトは今旅団に行ってるし。オレが興味あるのはナマエだけだし」
「……もっと他の事にも興味持とうよ」
「何で?必要ないじゃん」
首を傾げて訊いてくるイルミに、ナマエも溜息を吐いた。
「あ、ナマエも溜息吐いた。幸せが逃げるんじゃなかったの?」
「私はいいの!これ以上ない位に不幸を味わってるから!!」
睨み付ける様に言い放ち、ナマエは視線をバインダーへと戻した。
「“同行”使用!カルト!!」
その場にいたナマエとイルミは、カードの力で音を立てながら飛んで行った。
「や。久しぶり、カルト」
「イルミ兄様!?それにナマエ姉様まで?!」
いきなり現れた2人に、声を上げて驚くカルト。
「【絶】が上手くなったね、カルト」
カルトの頭を撫でてやりながら、ナマエは優しく笑った。
「常に【円】をしてたけど、半径20m以内に近付かれたのに気付かなかったよ」
「ナマエ、そんな事してたんだ?」
「【常に警戒を怠らない】ってのが、ジンからの教えでもあるしね。起きてる時は【円】をしてるよ。【絶】の上手い相手は流石に対応しきれないけどね」
「ふ~ん……」
面白くなさ気に返答するイルミには、苦笑するしかなかった。
「それにしてもカルト、こんな所で何してるの?他のメンバーは?」
カルトが居るのは何もない森の中。
「除念師探しを皆でしてるんだ。。今は皆で手分けして探してる最中だけど、僕が必ず見つけてみせる」
無邪気に笑いながら話すカルトに、ナマエは癒やされていた。
「ナマエ、カルトとくっつき過ぎ」
「イルミ、【弟】に嫉妬はみっともないよ?」
「みっともなくてもいい。とにかく、くっつき過ぎ。カルト」
「ごめんなさい、イルミ兄様……」
カルトは眉根を下げて、ナマエから離れた。
「イルミ……いい加減にしろよ!【弟】相手に【念】を使うな!!」
静かに怒りを露わにするナマエに対し、イルミは平然としていた。
「オレのナマエに気安く触れるカルトが悪い。そうだよね?カルト」
威圧感たっぷりにカルトに確認するイルミ。カルトは黙って頷くしか出来ずにいた。
「イルミ!!」
「何?」
「いい加減にして!」
「いい加減にして欲しいのは、オレの方だよ。まだ解らないの?」
「【あの時】とは状況が違う!」
「オレ的には違わないよ。例え相手がカルトでも、いい気がしない」
一触即発の空気になり、カルトは一人萎縮していた。
「おいおい、痴話喧嘩なら余所でやってくれよ……」
「フィンクス?!」
突然の声にナマエが振り向くと、そこには茂みから出てくるフィンクスの姿があった。
「久しぶりだな。何やってんだ?こんな所で、よ」
「ナマエとデート」
「は?デートだったの?コレ……」
「違うの?」
すると、ナマエはバインダーを出現させ1枚のカードを取り出した。
「“ソレ”どうしたの?」
「この間、マサドラで買った中に入ってたんだよ」
「いつの間に買ったの?」
「ん?着替え買ったついでに、呪文ショップで買ってみたんだ。面白そうだったし」
悪びれる事なく言うナマエに、イルミは溜息を吐いた。
「溜息吐くと、幸せが逃げるよ?イルミ」
「別にいいよ。オレはナマエがいれば幸せだから」
「あっそ……」
ナマエは自身のバインダーに“盗視”カードを入れ、今まですれ違った人物の一覧を確認し始めた。
それを背後からイルミは黙って見ている。
「あ~……やっぱ旅団のメンバー来てるね。てか、カルトが来てるみたい」
「ふ~ん」
「あんまり興味無さそうだね。【弟】の事なのに」
「うん。カルトは今旅団に行ってるし。オレが興味あるのはナマエだけだし」
「……もっと他の事にも興味持とうよ」
「何で?必要ないじゃん」
首を傾げて訊いてくるイルミに、ナマエも溜息を吐いた。
「あ、ナマエも溜息吐いた。幸せが逃げるんじゃなかったの?」
「私はいいの!これ以上ない位に不幸を味わってるから!!」
睨み付ける様に言い放ち、ナマエは視線をバインダーへと戻した。
「“同行”使用!カルト!!」
その場にいたナマエとイルミは、カードの力で音を立てながら飛んで行った。
「や。久しぶり、カルト」
「イルミ兄様!?それにナマエ姉様まで?!」
いきなり現れた2人に、声を上げて驚くカルト。
「【絶】が上手くなったね、カルト」
カルトの頭を撫でてやりながら、ナマエは優しく笑った。
「常に【円】をしてたけど、半径20m以内に近付かれたのに気付かなかったよ」
「ナマエ、そんな事してたんだ?」
「【常に警戒を怠らない】ってのが、ジンからの教えでもあるしね。起きてる時は【円】をしてるよ。【絶】の上手い相手は流石に対応しきれないけどね」
「ふ~ん……」
面白くなさ気に返答するイルミには、苦笑するしかなかった。
「それにしてもカルト、こんな所で何してるの?他のメンバーは?」
カルトが居るのは何もない森の中。
「除念師探しを皆でしてるんだ。。今は皆で手分けして探してる最中だけど、僕が必ず見つけてみせる」
無邪気に笑いながら話すカルトに、ナマエは癒やされていた。
「ナマエ、カルトとくっつき過ぎ」
「イルミ、【弟】に嫉妬はみっともないよ?」
「みっともなくてもいい。とにかく、くっつき過ぎ。カルト」
「ごめんなさい、イルミ兄様……」
カルトは眉根を下げて、ナマエから離れた。
「イルミ……いい加減にしろよ!【弟】相手に【念】を使うな!!」
静かに怒りを露わにするナマエに対し、イルミは平然としていた。
「オレのナマエに気安く触れるカルトが悪い。そうだよね?カルト」
威圧感たっぷりにカルトに確認するイルミ。カルトは黙って頷くしか出来ずにいた。
「イルミ!!」
「何?」
「いい加減にして!」
「いい加減にして欲しいのは、オレの方だよ。まだ解らないの?」
「【あの時】とは状況が違う!」
「オレ的には違わないよ。例え相手がカルトでも、いい気がしない」
一触即発の空気になり、カルトは一人萎縮していた。
「おいおい、痴話喧嘩なら余所でやってくれよ……」
「フィンクス?!」
突然の声にナマエが振り向くと、そこには茂みから出てくるフィンクスの姿があった。
「久しぶりだな。何やってんだ?こんな所で、よ」
「ナマエとデート」
「は?デートだったの?コレ……」
「違うの?」