誕生日
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
タツキが去って数分後、食前酒と料理が運ばれてきた。
「やっぱタツキさんの料理は美味しいや」
「前にも来た事があるのかい?」
「お店に来たのは初めてだよ。師匠の所にいた時に、料理を教えて貰ってたの」
「へェ……それでか♠」
「ん?」
「キミの料理が美味しい理由だよ♥」
「あー……タツキさんにしごかれたからね」
昔を懐かしむナマエの表情に、ヒソカは自然と頬が緩んでいた。
食事も終わり、帰ろうかと思っていた時だった。いきなり照明が消え、小さな蝋燭の灯りがヒソカの元へと運ばれてきた。
「誕生日おめでとう、ヒソカ」
運ばれてきたのは、小さなプレートに乗ったケーキだった。
彼女の一言で、店内にいた他の客もサプライズに乗りヒソカの誕生日を祝った。
「もうそんな季節だったのか……♣」
「これ、私からのプレゼント」
そう言いながら、ナマエは先程の店で受け取っていた紙袋をヒソカへ手渡した。
「開けていいかい?」
「どうぞ」
ヒソカが紙袋の中を見ると、小さな箱が入っていた。
「これは?」
「開けてみて」
ナマエに促され、箱を開けるヒソカ。
箱の中には、1本の石と木で出来たブレスレットが入っていた。
「?」
「ジャポンで人気のブレスレットだよ。ヒソカ用に特注だけどね」
ブレスレットの木からは微かに香りが漂っていた。
「香木って言ってね、木自体が香りを放っているの。そのブレスレットに使われているのは、厄除けになる神木だよ」
そう言いながら、ナマエはヒソカにブレスレットを付けるよう促した。
「サイズは大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だよ♦でも、どうして?」
「物は要らないって言われたけど、どうしても何かあげたかったの。ソレならお守りにもなるし、あまり邪魔にもならないでしょ?」
彼女の言う通り、ブレスレットは邪魔にならないサイズの石と香木で組まれていた。
「ありがとう♠大事にするよ♥」
手首に付けたブレスレットを見ながら、ヒソカは微笑んだ。
「ヒソカ」
「なんだい?」
「生まれてきてくれて、ありがとう」
ナマエの一言で、ヒソカにとってこの日は忘れられない誕生日になった。
「やっぱタツキさんの料理は美味しいや」
「前にも来た事があるのかい?」
「お店に来たのは初めてだよ。師匠の所にいた時に、料理を教えて貰ってたの」
「へェ……それでか♠」
「ん?」
「キミの料理が美味しい理由だよ♥」
「あー……タツキさんにしごかれたからね」
昔を懐かしむナマエの表情に、ヒソカは自然と頬が緩んでいた。
食事も終わり、帰ろうかと思っていた時だった。いきなり照明が消え、小さな蝋燭の灯りがヒソカの元へと運ばれてきた。
「誕生日おめでとう、ヒソカ」
運ばれてきたのは、小さなプレートに乗ったケーキだった。
彼女の一言で、店内にいた他の客もサプライズに乗りヒソカの誕生日を祝った。
「もうそんな季節だったのか……♣」
「これ、私からのプレゼント」
そう言いながら、ナマエは先程の店で受け取っていた紙袋をヒソカへ手渡した。
「開けていいかい?」
「どうぞ」
ヒソカが紙袋の中を見ると、小さな箱が入っていた。
「これは?」
「開けてみて」
ナマエに促され、箱を開けるヒソカ。
箱の中には、1本の石と木で出来たブレスレットが入っていた。
「?」
「ジャポンで人気のブレスレットだよ。ヒソカ用に特注だけどね」
ブレスレットの木からは微かに香りが漂っていた。
「香木って言ってね、木自体が香りを放っているの。そのブレスレットに使われているのは、厄除けになる神木だよ」
そう言いながら、ナマエはヒソカにブレスレットを付けるよう促した。
「サイズは大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だよ♦でも、どうして?」
「物は要らないって言われたけど、どうしても何かあげたかったの。ソレならお守りにもなるし、あまり邪魔にもならないでしょ?」
彼女の言う通り、ブレスレットは邪魔にならないサイズの石と香木で組まれていた。
「ありがとう♠大事にするよ♥」
手首に付けたブレスレットを見ながら、ヒソカは微笑んだ。
「ヒソカ」
「なんだい?」
「生まれてきてくれて、ありがとう」
ナマエの一言で、ヒソカにとってこの日は忘れられない誕生日になった。