反撃
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
鎖で首を繋がれたエルフの女性達。兵士達によって犯されている女性達。
そのあまりにも酷い光景に、名前は言葉を失った。
「おいが間違っちょった。こん(この)城ん奴ばら共は糞じゃ。撫で斬りぞ。根切りぞ。こん城ん兵どもは皆殺しじゃ」
「許せない……。こんな……。女は……女はてめえら男共の――性欲処理の道具じゃねえんだぞッ!!」
歯を食いしばり吐き捨てるように言った名前の声に反応し、セオフィラスは眼前にいた一人の男を噛み殺した。
塔の外へと集められた男達は、豊久と名前の気迫に負け震えあがっていた。
「た……助け……」
「命ばかりは、どうか」
捕らえられていたエルフの女性達は、城館へと攻め込んでいたエルフの男達によって救出されていた。
それを見て、豊久は何とも言い難い表情をしていた。
「お前ら、どうなるかわかってんのか」
「これが本国に知れてみろ」
「お前ら皆殺しになるぞ」
「トヨヒサさん!!」
「殺(や)らせてくれ!!」
「射(う)たせてくれ!!早く!!」
「うっさい!!てめえらの脅しなんて……糞食らえだ!!皆殺し?上等だ!やれるもんならやってみろ!!てめえらは……どっちにしろ死ぬんだ!!」
「殺(こ)……」
激昂している名前の言葉に、豊久はエルフ達に惨殺の許可を出そうとした。
しかし、その言葉は最後まで紡がれることはなかった。
ゴッという鈍い音が響き、名前は豊久を見た。
すると、いつの間にか信長が来ており、豊久の頭を種子島で強打していた。
勢いよく倒れ伏す豊久。
それを見て、名前だけではなくその場にいた全ての者達が言葉を失っていた。
「ふー。殺せい。皆殺しじゃ。今まで散々女共をなぶっておいて、武器を捨て降伏しただけで助かる筈と思うたら大間違いじゃ。おまえら、こやつら滅する気満々だったではないか。ならば滅せられても仕方の無い道理ではないか。死ねい。死んで玉薬(かやく)になれい」
「ひ……ッ」
「構えぃ」
信長の一言で、エルフの男達は弓を構えた。
「ひ……ひいッ」
「やめッ、やめろぉ」
「やめてくれ!!」
「ふざけるなッ」
「今まで散々俺たちを弄(なぶ)りやがったくせに、手前の番になったら命乞いか!!」
「わッ、私は派遣されてきたばかりでなッ、何もしてないッ」
「……セオフィラス。奴らの魂…黄泉の世界を彷徨わせろ!」
「放てェい!!」
信長の合図で、一斉に矢が放たれた。
一か所に集められていた城館にいた男達には逃げ場もなく、そのまま矢に射抜かれていった。
そして、息絶えた男達の元へと駆けていったセオフィラスは、地に響くような声で吠えた。
「ぬ……」
「もう起きたか。思いっ切り殴りつけたんじゃがの。薩人は頑丈だのう」
男達が射殺された直後、豊久は呻き声を発して起き上がった。
「兵どもは始末しておいたわい。≪いい≫光景だろ。ガキが命ずるにはまだ早いわい。俺にやらせい。気がねはいらんぞ。俺の手はとうに真ッ黒じゃからのう。ハハハ。伊勢長島、比叡山延暦寺、浅井朝倉、数えきれん。数えきれ」
豊久に振り返りながら話す信長だったが、そんな彼に対し、豊久は殴りつけた。
「そんな事(そがいなこつ)、俺(おい)が知るかあ。そんな事(そがいなこつ)、俺(おい)に関係無か!!」
信長がそんな豊久の行動に呆気に取られていると、どこからともなく与一が現れた。
「ただいまー。何です。ケンカですか、こわい」
「!!」
「はぁ……与一さん、今更遅いですよ」
オルミーヌの背後から現れた与一を見て、名前は溜息を吐いてしまった。
「ケンカではなか」
「うむ、違う」
「そうだね。違うね」
あれだけ力いっぱい殴り殴られたにも関わらず、当の本人達も与一も“ケンカではない”と納得していた。
「ひ……ひい……ひい、ひいッ。やってないです、なにも。何もッ。まだ女と寝た事も無いッ」
「一人残ってる」
「何もしてないとああまで言ってるんだ。殺したら俺達も連中と同じになる」
「うん、そうだね」
「セオフィラス、どう思う?」
「……嘘を吐いている臭いはせぬ。真であろう……」
「そう……」
そのあまりにも酷い光景に、名前は言葉を失った。
「おいが間違っちょった。こん(この)城ん奴ばら共は糞じゃ。撫で斬りぞ。根切りぞ。こん城ん兵どもは皆殺しじゃ」
「許せない……。こんな……。女は……女はてめえら男共の――性欲処理の道具じゃねえんだぞッ!!」
歯を食いしばり吐き捨てるように言った名前の声に反応し、セオフィラスは眼前にいた一人の男を噛み殺した。
塔の外へと集められた男達は、豊久と名前の気迫に負け震えあがっていた。
「た……助け……」
「命ばかりは、どうか」
捕らえられていたエルフの女性達は、城館へと攻め込んでいたエルフの男達によって救出されていた。
それを見て、豊久は何とも言い難い表情をしていた。
「お前ら、どうなるかわかってんのか」
「これが本国に知れてみろ」
「お前ら皆殺しになるぞ」
「トヨヒサさん!!」
「殺(や)らせてくれ!!」
「射(う)たせてくれ!!早く!!」
「うっさい!!てめえらの脅しなんて……糞食らえだ!!皆殺し?上等だ!やれるもんならやってみろ!!てめえらは……どっちにしろ死ぬんだ!!」
「殺(こ)……」
激昂している名前の言葉に、豊久はエルフ達に惨殺の許可を出そうとした。
しかし、その言葉は最後まで紡がれることはなかった。
ゴッという鈍い音が響き、名前は豊久を見た。
すると、いつの間にか信長が来ており、豊久の頭を種子島で強打していた。
勢いよく倒れ伏す豊久。
それを見て、名前だけではなくその場にいた全ての者達が言葉を失っていた。
「ふー。殺せい。皆殺しじゃ。今まで散々女共をなぶっておいて、武器を捨て降伏しただけで助かる筈と思うたら大間違いじゃ。おまえら、こやつら滅する気満々だったではないか。ならば滅せられても仕方の無い道理ではないか。死ねい。死んで玉薬(かやく)になれい」
「ひ……ッ」
「構えぃ」
信長の一言で、エルフの男達は弓を構えた。
「ひ……ひいッ」
「やめッ、やめろぉ」
「やめてくれ!!」
「ふざけるなッ」
「今まで散々俺たちを弄(なぶ)りやがったくせに、手前の番になったら命乞いか!!」
「わッ、私は派遣されてきたばかりでなッ、何もしてないッ」
「……セオフィラス。奴らの魂…黄泉の世界を彷徨わせろ!」
「放てェい!!」
信長の合図で、一斉に矢が放たれた。
一か所に集められていた城館にいた男達には逃げ場もなく、そのまま矢に射抜かれていった。
そして、息絶えた男達の元へと駆けていったセオフィラスは、地に響くような声で吠えた。
「ぬ……」
「もう起きたか。思いっ切り殴りつけたんじゃがの。薩人は頑丈だのう」
男達が射殺された直後、豊久は呻き声を発して起き上がった。
「兵どもは始末しておいたわい。≪いい≫光景だろ。ガキが命ずるにはまだ早いわい。俺にやらせい。気がねはいらんぞ。俺の手はとうに真ッ黒じゃからのう。ハハハ。伊勢長島、比叡山延暦寺、浅井朝倉、数えきれん。数えきれ」
豊久に振り返りながら話す信長だったが、そんな彼に対し、豊久は殴りつけた。
「そんな事(そがいなこつ)、俺(おい)が知るかあ。そんな事(そがいなこつ)、俺(おい)に関係無か!!」
信長がそんな豊久の行動に呆気に取られていると、どこからともなく与一が現れた。
「ただいまー。何です。ケンカですか、こわい」
「!!」
「はぁ……与一さん、今更遅いですよ」
オルミーヌの背後から現れた与一を見て、名前は溜息を吐いてしまった。
「ケンカではなか」
「うむ、違う」
「そうだね。違うね」
あれだけ力いっぱい殴り殴られたにも関わらず、当の本人達も与一も“ケンカではない”と納得していた。
「ひ……ひい……ひい、ひいッ。やってないです、なにも。何もッ。まだ女と寝た事も無いッ」
「一人残ってる」
「何もしてないとああまで言ってるんだ。殺したら俺達も連中と同じになる」
「うん、そうだね」
「セオフィラス、どう思う?」
「……嘘を吐いている臭いはせぬ。真であろう……」
「そう……」