感想②電子と融合する表現
今回のストーリーの最後、最終的に歌詞は「インターネットの有象無象をValkyrieが導く」という、従来と大きな相違のないところに落ち着いた。この着地点に本当に「電子」の要素が必要だったのかについては疑問が残らないかと言われれば嘘になる。
結局のところ、「テストワールド」というVRワールドでの繁盛からの破壊を経て、VRワールドを肯定も否定もせず(注:今後の展開等を考えて「できない」のかもしれない)、持って帰ることのできた成果は影片自身が持つ美的感覚の発見と、デジタルアート(≠NFTアート)への肯定のみだ。それなら、電子の海の向こうの他ユーザーなぞ居なくても問題がない。例えば、稚拙かもしれないが、Valkyrieが二人で現代美術館に行き、そこで得たインスピレーションを次作のテーマに落とし込もうとして衝突するというだけでも、同様のストーリーは描けたと思う。「電子」を推すなら、前に言及のあった「匿名のアンチ」の存在や、「Valkyrieが電子の世界の住人たちにどのように『解釈』」されているか、というところまで突っ込んだ話をしてほしかった気持ちがある。
特にValkyrieは、その独特な世界観から、あんスタ世界において、電子にこそ「神のように崇める」人間たちが集まっているように想像する。そういう存在との交流など、見たい展開はたくさんある。そのうち描かれることを期待する。
結局のところ、「テストワールド」というVRワールドでの繁盛からの破壊を経て、VRワールドを肯定も否定もせず(注:今後の展開等を考えて「できない」のかもしれない)、持って帰ることのできた成果は影片自身が持つ美的感覚の発見と、デジタルアート(≠NFTアート)への肯定のみだ。それなら、電子の海の向こうの他ユーザーなぞ居なくても問題がない。例えば、稚拙かもしれないが、Valkyrieが二人で現代美術館に行き、そこで得たインスピレーションを次作のテーマに落とし込もうとして衝突するというだけでも、同様のストーリーは描けたと思う。「電子」を推すなら、前に言及のあった「匿名のアンチ」の存在や、「Valkyrieが電子の世界の住人たちにどのように『解釈』」されているか、というところまで突っ込んだ話をしてほしかった気持ちがある。
特にValkyrieは、その独特な世界観から、あんスタ世界において、電子にこそ「神のように崇める」人間たちが集まっているように想像する。そういう存在との交流など、見たい展開はたくさんある。そのうち描かれることを期待する。