天使の分け前
「いえ、あー、この件につきましては、全て許可を出したわたくしの責任でございまして、ええ、はい」
諮問室で棒立ちになっているのは、破魔矢とセンチネル。システムを暴走させたセンチネルと、それwp誘発し多額の電気代を負担させた破魔矢。しっかりと厳重注意処分となった。
「破魔矢さん、あなたはユニークといえばユニークだけど、リスキーなものを好むのも大概にしなさいね」
丁寧に諭す副校長。しかしその顔は怒りに満ちていた。
「す、すいません…。」
素直に頭を下げる破魔矢。しかしその顔は普段と同じだった。
破魔矢とセンチネルは解放され、廊下を陰気に歩いていく。
「ねえセンチネル」
「はい、なんでしょう…この度は――」
「いや、それはいい、大丈夫、分かってるから、ね」
ひたすら謝罪の念を伝えようとするセンチネルを制止して、破魔矢は尋ねた。
「この前のあれ、どんな感じのやつ?」
センチネルはゆっくりと言葉を飲み込むようにして、こう言った。
「わたしは大きな間違いをしていたのです、ずっと」
諮問室で棒立ちになっているのは、破魔矢とセンチネル。システムを暴走させたセンチネルと、それwp誘発し多額の電気代を負担させた破魔矢。しっかりと厳重注意処分となった。
「破魔矢さん、あなたはユニークといえばユニークだけど、リスキーなものを好むのも大概にしなさいね」
丁寧に諭す副校長。しかしその顔は怒りに満ちていた。
「す、すいません…。」
素直に頭を下げる破魔矢。しかしその顔は普段と同じだった。
破魔矢とセンチネルは解放され、廊下を陰気に歩いていく。
「ねえセンチネル」
「はい、なんでしょう…この度は――」
「いや、それはいい、大丈夫、分かってるから、ね」
ひたすら謝罪の念を伝えようとするセンチネルを制止して、破魔矢は尋ねた。
「この前のあれ、どんな感じのやつ?」
センチネルはゆっくりと言葉を飲み込むようにして、こう言った。
「わたしは大きな間違いをしていたのです、ずっと」