霊能力者のΨ難
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俺の名前は鳥束零太。霊能力者っス。
最近気になる女の子がいるっス。
同じクラスのミョウジナマエちゃん。
でもダメっス。ナマエちゃんは斉木さんの彼女だから…!幼馴染が彼女って漫画の世界みたいな事が本当にあるなんて…超能力に幼馴染に可愛い彼女!何もかも持ちすぎっスよ斉木さん!
まあでもこのPK学園は可愛い女子が、よりどりみどり。俺も能力者の端くれ。この力をダシに女の子を俺の物にぐふふふふ。
「そこのかーのじょ!俺が守護霊見てあげましょーか!」
「え、守護霊…?いやもういいよそういうの」
はぁ…。なんだか最近飽きられてる気がするっス。やっぱりこんな能力をダシに使うのは良くないっス!俺は俺のこの!イケメン顔で!世の中の女子たちを落としてみせます!!
《何を言ってるんだこの馬鹿が》
「あれー?斉木さんいつからそこに?」
《お前がさっきから僕の前を歩いているんだ馬鹿が》
「あ!!そうだ斉木さんに折り入ってご相談があります!!ちょっとそこの喫茶店に寄りませんか!?」
《断る。僕には時間が》
「なんでも好きな物奢りますんで!ってあれ?」
《何をグズグズしている。早く入るぞ》
斉木さんは俺を差し置いてもう店内に入っていった。まったく、現金な人っスね。
俺たちは適当に窓際の席に座ってそれぞれ注文した。コーヒーゼリー3つも頼みやがったのは少々気になるが、まあいいっス。存分に話を聞かせていただきますよ!
「担当直入に言いますが、ナマエちゃんの裸は見ましたか!」
《直入すぎるだろ。というか、裸はいつも見ている》
「マジっスか!?おっぱい大きいっスか!?もしかしてエッチな事もしてるんじゃないんですか!?」
《お前にプライバシーな事は言うつもりはない。言っただろう。僕は誰の裸も見えるしその奥まで見えてしまう。それにナマエはただの幼馴染。そういう関係になっていない》
「いーなー!いーなー!斉木さんいーなー!」
「お待たせ致しました。オレンジジュースとコーヒーゼリーになります」
注文したオレンジジュースと、斉木さんのコーヒーゼリーがきた。つーかコーヒーゼリーそんなに食べる人初めて見たなー。…ん?心做しか顔が緩んでるように見えるような…?いや、気のせいか。
オレンジジュースを飲んでいると、喫茶店の扉が開く音が聞こえた。そして俺の気になる相手--
『楠雄、鳥束くん、奇遇だね!』
ミョウジナマエちゃんが目の前に現れた。
ナマエちゃんは当たり前のように斉木さんの隣に座った。
『偶然窓越しから見えたから来ちゃった』
《まあ、ナマエが来ることはテレパシーで知っていたがな》
『楠雄、そんなにコーヒーゼリー食べるの?』
《馬鹿言うな。少ないくらいだ》
『へー。1口ちょーだい』
ナマエちゃんが小さく口を開けると、斉木さんは1口分コーヒーゼリーを掬ってナマエちゃんの口に入れた…って、いや待て待て待て!
「ナチュラルにそういう事しちゃう仲ですか!」
『うん。小さい頃から割と』
「という事はキスとかも普通にしてるんスか!?」
『えぇ!?した事ないよ!』
「キスして無いのに裸を見たりエロい事を…!?」
『え、何の話?ていうか鳥束くんてこういう人だったっけ?』
《こういう人だ》
やっぱり俺は斉木さんに勝てないんスかね。こんなに可愛い彼女と放課後喫茶店であーんするなんて…俺にもそんな青春の1ページが欲しいっス!そして家に帰ってシャワーを浴びたらエロい事しまくる!むしろそっちがメインっス!
『鳥束くん大丈夫…?』
「俺も斉木さんみたいに可愛い彼女が欲しいっス。ナマエちゃんはどうして斉木さんを選んだんスか?やっぱり超能力者だから?」
『ちょっと待って私と楠雄は付き合ってないよ!?』
「え…でもこの前腕組んでたり、今もあーんってしてたり裸…」
『それは幼馴染故に甘えてるだけだよ!私たちはただの、普通の幼馴染!』
ナマエちゃんは弁解するように俺にそう言った。隣で座る斉木さんは少し眉を寄せて、ちょっとだけ不機嫌そうに見えたけど、俺はそんな事にも気付かず、目の前のナマエちゃん…もとい天使様に一片の光が見えたのを感じた。
「ただの幼馴染……なーんだ、そういう事なら早く行ってくださいよー!」
《ずっと言ってる》
てことはナマエちゃんに手を出しても何も問題ないじゃないっスか!よし、これからナマエちゃん狙いで行くっスよ!そしてあんな事やこんな事をして…へへへっ、涎が出るっス。
〈おい鳥束〉
突然斉木さんは俺だけにテレパシーを送って話しかけて来た。それに応えるように俺も脳内で喋り返す。
(どうしました斉木さん?)
〈お前の考えは全てわかる。何をしようとしているのかも全部な。そこで、お前がナマエに手を出したら…どうなるか嫌でも分かるよな?〉
(は、はあ!?ちょっと待ってくださいよ!幼馴染だからって横暴っス!)
〈横暴でも何でもいい。とにかくお前はダメだ〉
(ふん!斉木さんに俺の恋路は邪魔させませんから!)
〈そうか、言ってもわからないら…〉
言うと、いきなり右腕に抓られてる感覚が走った。斉木さんが超能力で俺の右腕を抓っているんだ。いや痛い痛い!本気で痛い!
ナマエちゃんはケーキの注文をしていて気付いてないけどこれは悪質すぎますって!
〈ナマエに手を出したらこれくらいじゃ済まないぞ〉
やっと止めてくれたと思ったらこの捨て台詞…。
あー、右腕がヒリヒリしてちょっと泣けてきたっス。
それにしても斉木さん…一体何を考えてるのやら…。
……これから俺はどうなるんスかね…。
最近気になる女の子がいるっス。
同じクラスのミョウジナマエちゃん。
でもダメっス。ナマエちゃんは斉木さんの彼女だから…!幼馴染が彼女って漫画の世界みたいな事が本当にあるなんて…超能力に幼馴染に可愛い彼女!何もかも持ちすぎっスよ斉木さん!
まあでもこのPK学園は可愛い女子が、よりどりみどり。俺も能力者の端くれ。この力をダシに女の子を俺の物にぐふふふふ。
「そこのかーのじょ!俺が守護霊見てあげましょーか!」
「え、守護霊…?いやもういいよそういうの」
はぁ…。なんだか最近飽きられてる気がするっス。やっぱりこんな能力をダシに使うのは良くないっス!俺は俺のこの!イケメン顔で!世の中の女子たちを落としてみせます!!
《何を言ってるんだこの馬鹿が》
「あれー?斉木さんいつからそこに?」
《お前がさっきから僕の前を歩いているんだ馬鹿が》
「あ!!そうだ斉木さんに折り入ってご相談があります!!ちょっとそこの喫茶店に寄りませんか!?」
《断る。僕には時間が》
「なんでも好きな物奢りますんで!ってあれ?」
《何をグズグズしている。早く入るぞ》
斉木さんは俺を差し置いてもう店内に入っていった。まったく、現金な人っスね。
俺たちは適当に窓際の席に座ってそれぞれ注文した。コーヒーゼリー3つも頼みやがったのは少々気になるが、まあいいっス。存分に話を聞かせていただきますよ!
「担当直入に言いますが、ナマエちゃんの裸は見ましたか!」
《直入すぎるだろ。というか、裸はいつも見ている》
「マジっスか!?おっぱい大きいっスか!?もしかしてエッチな事もしてるんじゃないんですか!?」
《お前にプライバシーな事は言うつもりはない。言っただろう。僕は誰の裸も見えるしその奥まで見えてしまう。それにナマエはただの幼馴染。そういう関係になっていない》
「いーなー!いーなー!斉木さんいーなー!」
「お待たせ致しました。オレンジジュースとコーヒーゼリーになります」
注文したオレンジジュースと、斉木さんのコーヒーゼリーがきた。つーかコーヒーゼリーそんなに食べる人初めて見たなー。…ん?心做しか顔が緩んでるように見えるような…?いや、気のせいか。
オレンジジュースを飲んでいると、喫茶店の扉が開く音が聞こえた。そして俺の気になる相手--
『楠雄、鳥束くん、奇遇だね!』
ミョウジナマエちゃんが目の前に現れた。
ナマエちゃんは当たり前のように斉木さんの隣に座った。
『偶然窓越しから見えたから来ちゃった』
《まあ、ナマエが来ることはテレパシーで知っていたがな》
『楠雄、そんなにコーヒーゼリー食べるの?』
《馬鹿言うな。少ないくらいだ》
『へー。1口ちょーだい』
ナマエちゃんが小さく口を開けると、斉木さんは1口分コーヒーゼリーを掬ってナマエちゃんの口に入れた…って、いや待て待て待て!
「ナチュラルにそういう事しちゃう仲ですか!」
『うん。小さい頃から割と』
「という事はキスとかも普通にしてるんスか!?」
『えぇ!?した事ないよ!』
「キスして無いのに裸を見たりエロい事を…!?」
『え、何の話?ていうか鳥束くんてこういう人だったっけ?』
《こういう人だ》
やっぱり俺は斉木さんに勝てないんスかね。こんなに可愛い彼女と放課後喫茶店であーんするなんて…俺にもそんな青春の1ページが欲しいっス!そして家に帰ってシャワーを浴びたらエロい事しまくる!むしろそっちがメインっス!
『鳥束くん大丈夫…?』
「俺も斉木さんみたいに可愛い彼女が欲しいっス。ナマエちゃんはどうして斉木さんを選んだんスか?やっぱり超能力者だから?」
『ちょっと待って私と楠雄は付き合ってないよ!?』
「え…でもこの前腕組んでたり、今もあーんってしてたり裸…」
『それは幼馴染故に甘えてるだけだよ!私たちはただの、普通の幼馴染!』
ナマエちゃんは弁解するように俺にそう言った。隣で座る斉木さんは少し眉を寄せて、ちょっとだけ不機嫌そうに見えたけど、俺はそんな事にも気付かず、目の前のナマエちゃん…もとい天使様に一片の光が見えたのを感じた。
「ただの幼馴染……なーんだ、そういう事なら早く行ってくださいよー!」
《ずっと言ってる》
てことはナマエちゃんに手を出しても何も問題ないじゃないっスか!よし、これからナマエちゃん狙いで行くっスよ!そしてあんな事やこんな事をして…へへへっ、涎が出るっス。
〈おい鳥束〉
突然斉木さんは俺だけにテレパシーを送って話しかけて来た。それに応えるように俺も脳内で喋り返す。
(どうしました斉木さん?)
〈お前の考えは全てわかる。何をしようとしているのかも全部な。そこで、お前がナマエに手を出したら…どうなるか嫌でも分かるよな?〉
(は、はあ!?ちょっと待ってくださいよ!幼馴染だからって横暴っス!)
〈横暴でも何でもいい。とにかくお前はダメだ〉
(ふん!斉木さんに俺の恋路は邪魔させませんから!)
〈そうか、言ってもわからないら…〉
言うと、いきなり右腕に抓られてる感覚が走った。斉木さんが超能力で俺の右腕を抓っているんだ。いや痛い痛い!本気で痛い!
ナマエちゃんはケーキの注文をしていて気付いてないけどこれは悪質すぎますって!
〈ナマエに手を出したらこれくらいじゃ済まないぞ〉
やっと止めてくれたと思ったらこの捨て台詞…。
あー、右腕がヒリヒリしてちょっと泣けてきたっス。
それにしても斉木さん…一体何を考えてるのやら…。
……これから俺はどうなるんスかね…。