マイヒーロー
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「ゴルフコンペ…?」
『そう。明日ゴルフコンペがあるから、少し帰り遅くなるかも』
家に帰ると、彼はいつも通りの笑顔で明日の予定を話す。
役員出席のゴルフコンペに接待で着くなんて珍しい。
未来の役員になっちゃうかもよん、なんてふざけた顔で言う彼にふっと口角が緩んだ。…なんかこうやって笑えるの久々な気がする。
『…よかった。○○が笑った』
切なそうに笑う彼を見て胸がきゅっと締め付けられた。私は1人で悩んでると思っていたけど、それは間違いだったのかもしれない。
「…涼介、ありがとう」
『ん。』
彼は私の頭にポンと手を乗せて、それから引き寄せた。温かくていい匂いで安心する。
「帰り遅いの、なんか寂しいな」
彼の綺麗な胸元に顔を埋めると、ふふっと優しい笑い声が聞こえた。
『…そんなこと言われたら、すぐ帰ってきちゃうよ。』
行ってきます!ただいま!なんて私の前でおどけてみせる彼は、本当にいつも通りで。
次の日の早朝、いつもより丁寧に選んだスーツとネクタイを締めて、彼は出かけた。まだ寝ぼけが拭えない私の頬にキスをして。
今日は休日だし。1人だし。ゆっくりしよう。
玄関を出る彼をぼやけた視界で見届けると、再度ベッドにダイブした。
相当なストレスが溜まっていたんだろうと自分でもわかるくらい、眠りは浅く、ずっと夢を見ていた。
……、………○○、
『○○!』
「へっ?!?!」
彼の声で目が覚めると部屋の中は薄暗く、開いた扉の向こうからはリビングの電気の光が差し込んでいた。
えっっ、私どのくらい寝た?!てか今何時?!
焦る私に、はぁっと大きく息を吐く彼。
「あっ、あれ?!ゴルフコンペは?!」
『ソッコー終了。俺シゴデキだから』
そう言って私にスマホの時計を見せる彼はとてもドヤ顔。
まだ18時前。
「てっきりもっと遅くなるかと…」
寝すぎで重くなった体を起こすと、彼はぎゅっと私を抱きしめた。彼のスーツからは少しだけ汗の匂いがする。
『○○、…もう大丈夫だからね』
風呂入ってくる、彼はそう言うとそっと体を離した。
「あ、まっ…」
まだ離れないで。そう思って彼のスーツの袖を掴むと、彼は一瞬だけ不思議な顔をして、すぐに口角を上げた。
『なぁに?一緒に入る?』
「だっ、…大丈夫です」
『えー?まだ入ってないんでしょ?ねぇねぇ』
「いえ…結構です…」
『○○ちゃ〜ん』
それから可愛い声と可愛い顔で、断れなくなるわけで……そのあと何が起きたかは言えません。
『そう。明日ゴルフコンペがあるから、少し帰り遅くなるかも』
家に帰ると、彼はいつも通りの笑顔で明日の予定を話す。
役員出席のゴルフコンペに接待で着くなんて珍しい。
未来の役員になっちゃうかもよん、なんてふざけた顔で言う彼にふっと口角が緩んだ。…なんかこうやって笑えるの久々な気がする。
『…よかった。○○が笑った』
切なそうに笑う彼を見て胸がきゅっと締め付けられた。私は1人で悩んでると思っていたけど、それは間違いだったのかもしれない。
「…涼介、ありがとう」
『ん。』
彼は私の頭にポンと手を乗せて、それから引き寄せた。温かくていい匂いで安心する。
「帰り遅いの、なんか寂しいな」
彼の綺麗な胸元に顔を埋めると、ふふっと優しい笑い声が聞こえた。
『…そんなこと言われたら、すぐ帰ってきちゃうよ。』
行ってきます!ただいま!なんて私の前でおどけてみせる彼は、本当にいつも通りで。
次の日の早朝、いつもより丁寧に選んだスーツとネクタイを締めて、彼は出かけた。まだ寝ぼけが拭えない私の頬にキスをして。
今日は休日だし。1人だし。ゆっくりしよう。
玄関を出る彼をぼやけた視界で見届けると、再度ベッドにダイブした。
相当なストレスが溜まっていたんだろうと自分でもわかるくらい、眠りは浅く、ずっと夢を見ていた。
……、………○○、
『○○!』
「へっ?!?!」
彼の声で目が覚めると部屋の中は薄暗く、開いた扉の向こうからはリビングの電気の光が差し込んでいた。
えっっ、私どのくらい寝た?!てか今何時?!
焦る私に、はぁっと大きく息を吐く彼。
「あっ、あれ?!ゴルフコンペは?!」
『ソッコー終了。俺シゴデキだから』
そう言って私にスマホの時計を見せる彼はとてもドヤ顔。
まだ18時前。
「てっきりもっと遅くなるかと…」
寝すぎで重くなった体を起こすと、彼はぎゅっと私を抱きしめた。彼のスーツからは少しだけ汗の匂いがする。
『○○、…もう大丈夫だからね』
風呂入ってくる、彼はそう言うとそっと体を離した。
「あ、まっ…」
まだ離れないで。そう思って彼のスーツの袖を掴むと、彼は一瞬だけ不思議な顔をして、すぐに口角を上げた。
『なぁに?一緒に入る?』
「だっ、…大丈夫です」
『えー?まだ入ってないんでしょ?ねぇねぇ』
「いえ…結構です…」
『○○ちゃ〜ん』
それから可愛い声と可愛い顔で、断れなくなるわけで……そのあと何が起きたかは言えません。