「相手の好きなところを言わないと出られない部屋」

「相手の好きなところを言わないと出られない部屋」

「「……」」
「だってさ、どうする?神宮寺」
「・・・」
「すっごくメンドクサソウな顔するじゃんお前」
「そもそもそういうことは他言することではない。この時間が非効率的だ」
げっそりとした顔と言うか面倒くさそうな顔
「でも別に好きなとこ言うだけだろ。1回言えばそれで充分だろ。神宮寺の好きなところか」
「・・・」
まじまじと見る
「顔」
「お前」
「噓は言ってないだろ。お前の顔は良い。顔好きだぞ」
「ハァ」
ガチャガチャ
「部屋の鍵開かないんだけど。神宮寺もなんか適当に言ってくれよ。」
悪い顔をして
「薫があわてふためく姿」
「だから性格悪いって言われるんだよお前!」

「「…」」
「…なぁ、開いたか?」
「いや…」

「一旦ルール確認してみよ」
「相手の好きなところを言わないと出られない部屋
  ※思いつく限りの相手の好きな要素を言わなければならない」

「「…」」
「羞恥プレイじゃん!!なんでこんな部屋に閉じ込められてんの俺達!?」
「知らん!!」
「ハァー???む、無理!!!思いつく限り!?」

ポコン と通知みたいなのが空中に現れる
『相手の目を見て言うのが効果的』
「喧しいわ!!!」
「落ち着け」
「落ち着けるかよ!!」
「薫」
「何」
「部屋の片づけをしてくれるのは良いがもう少しわかりやすい場所に置いてくれ」
「この後に及んで説教!?」
「“良い”って言っただろ」
「なんか違う気がするんだけれど…?」
「・・・」
「・・・俺待ち?
「他に誰がいる」
「神宮寺…て…普段はこんな性格だけどさ、何だかんだ身を案じてくれてるんだよな。俺が鏡見て固まってた時も声かけてくれたし、服無くなった時も貸してくれたしさ…口ではこうだけどお前のそういう所めっちゃ好きだな、俺」

ピンポーン
ガチャ

「…」
「…開いたか?」
「待って俺しか言って無くない!?????」
「言っただろ」
「不公平だ!!!」顔真っ赤
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