第1章 新選組
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※斎藤一視点
「あーあ、僕1人で倒すつもりだったのに。一くん、仕事早いねー」
「俺はあんたと違って戦闘狂の気は無い」
そう言って目先の者を見下ろす。
…どうやら気絶しているらしい。怪我を負っている。
その先にはおと…いや、あれは男の姿をした女子だろう。
「逃げるなよ。背を向ければ斬る。」
副長がそう女子に言うと、こくこくと頷いた。
はぁっとため息をつき、副長は刀をしまう。
屯所まで連れていくということだろう。
「いいでんすかぁー土方さん。殺しちゃいましょうよ。」
「ッチッうるせぇ。処遇は帰ってから決める。そこに倒れてるやつも連れてけ」
「はっ。承知しました」
そう言ってその人間をかつぎ上げる。
女子の方も気を失ってしまったようで、総司が担ぐらしい。
「死体は、どうなさいますか」
「…羽織だけ剥ぎ取って置いとけ。あとは人様が勝手に解釈してくれんだろ。」
「御意」
死体の羽織を剥ぎ取っていると、担いだ者から血が滴っているのに気付く。
おもっていた以上に深手だったようだ。
「…副長」
「なんだ」
「この者、かなりの深手のようですが手当はしますか?」
「…止血だけしとけ」
「御意」
歩いてる途中に死んだら好都合じゃない?とニヤニヤする総司は放置し、1度その者を降ろし、俺の襟巻きを患部に巻き付け止血する。
そうするともう一度抱えあげ、先を歩く副長に着いていく。
「わざわざ止血してあげるなんて優しいね一くん」
「…倒幕派の人間だとしたら尋問をする必要がある。他意は無い。」
屯所までの間で死なれては困る。まずこの服装についても聞かねば。
「ふぅん、自分の襟巻まで使ったのに?」
「手元にそれしか無かったのだ。仕方なかろう」
一体なにが聞きたいのだ総司は
「うるせぇぞお前ら!」
…怒られてしまった。口をつぐみ、申し訳ございませんと言うと何も言われず、ただ沈黙が訪れた。
屯所につくと総司が嬉々として2人を縛っていたが、どうにも縛り方がキツかった故、もう一度縛り直す羽目になった。
「いいじゃない、そのままでも。やっぱりその子気になってるんじゃないの?一くん。」
…なるほど、そういうことで言っていたのか
「そういうことでもなければ俺に衆道の気もない。」
「なぁーんだ、一くんやたらと土方さんに引っ付くからあーゆー綺麗な顔の男が好きなのかと思ったよ」
…何をふざけたことを抜かしているのだ総司は。
馬鹿のようなことを言い出した総司を無視して2人を縛り直し、部屋を後にした。
「あーあ、僕1人で倒すつもりだったのに。一くん、仕事早いねー」
「俺はあんたと違って戦闘狂の気は無い」
そう言って目先の者を見下ろす。
…どうやら気絶しているらしい。怪我を負っている。
その先にはおと…いや、あれは男の姿をした女子だろう。
「逃げるなよ。背を向ければ斬る。」
副長がそう女子に言うと、こくこくと頷いた。
はぁっとため息をつき、副長は刀をしまう。
屯所まで連れていくということだろう。
「いいでんすかぁー土方さん。殺しちゃいましょうよ。」
「ッチッうるせぇ。処遇は帰ってから決める。そこに倒れてるやつも連れてけ」
「はっ。承知しました」
そう言ってその人間をかつぎ上げる。
女子の方も気を失ってしまったようで、総司が担ぐらしい。
「死体は、どうなさいますか」
「…羽織だけ剥ぎ取って置いとけ。あとは人様が勝手に解釈してくれんだろ。」
「御意」
死体の羽織を剥ぎ取っていると、担いだ者から血が滴っているのに気付く。
おもっていた以上に深手だったようだ。
「…副長」
「なんだ」
「この者、かなりの深手のようですが手当はしますか?」
「…止血だけしとけ」
「御意」
歩いてる途中に死んだら好都合じゃない?とニヤニヤする総司は放置し、1度その者を降ろし、俺の襟巻きを患部に巻き付け止血する。
そうするともう一度抱えあげ、先を歩く副長に着いていく。
「わざわざ止血してあげるなんて優しいね一くん」
「…倒幕派の人間だとしたら尋問をする必要がある。他意は無い。」
屯所までの間で死なれては困る。まずこの服装についても聞かねば。
「ふぅん、自分の襟巻まで使ったのに?」
「手元にそれしか無かったのだ。仕方なかろう」
一体なにが聞きたいのだ総司は
「うるせぇぞお前ら!」
…怒られてしまった。口をつぐみ、申し訳ございませんと言うと何も言われず、ただ沈黙が訪れた。
屯所につくと総司が嬉々として2人を縛っていたが、どうにも縛り方がキツかった故、もう一度縛り直す羽目になった。
「いいじゃない、そのままでも。やっぱりその子気になってるんじゃないの?一くん。」
…なるほど、そういうことで言っていたのか
「そういうことでもなければ俺に衆道の気もない。」
「なぁーんだ、一くんやたらと土方さんに引っ付くからあーゆー綺麗な顔の男が好きなのかと思ったよ」
…何をふざけたことを抜かしているのだ総司は。
馬鹿のようなことを言い出した総司を無視して2人を縛り直し、部屋を後にした。