白馬と姫(1~50)
第46話『国王からの手紙』
あれから、完全に意識を失ったわたしは、馬車に運びこまれて神殿へと早々に引き返したらしい。
結果として、その場で意識を失っておいてよかったと思う。クラウスさんと顔を合わせるのは気まずかったし、心の整理ができていなかった。
今さらながら、異世界に来てしまったのだと痛いほどわかった。
罪人は悪い。処罰をされるのは当然。ここは否定しない。
だからって、どうしてそんなことをしたのかという言い分すら聞かないで、切り捨てるのは納得いかない。あのおじさんにだって、何か理由があるはずだ。
でも、それを主張するにはわたしの存在はちっぽけだった。違う国に流れ着いてしまったのだから、結局はその考え方を受け入れるしかないのだろう。
だけど、そんなに簡単には受け入れられない気がした。クラウスさんとふたたび会うときまでには何とかしておきたいけど、どう整理すればいいのかわからなかった。
誕生祭の一件から3夜が経った頃、ジルベール様より手紙が届いた。
手紙の内容はエリエに読んでもらったけど、花に例えられたり、遠回しなよくわからない文面だった。エリエに聞いてみたけど、「国王様に直接お聞きになったらいかがでしょう」とはぐらかされてしまった。
要約すれば、お城に来てもらいたいというシンプルなもので、わたしはすぐ返事を伝えた。もちろん、「うかがわせていただきます」と伝えたに決まっている。国王様からの申し出に拒否なんかできるわけないのだし。
久しぶりのお城に懐かしさを感じる。神子になってからお城に出向く機会はほとんどなくなっていた。サディアスともニーナさんとも会っていない。
さすがに慣れ親しんだ神子服はダメらしく、まあまあ小綺麗に見えるように準備した。
ライトイエローのドレスは白いフリルやリボンで可愛らしく仕上がっている。肩のところはふんわりとボリュームがあって、足元が見えるくらいの裾は元気なお姫様という感じ。
着ている人間はどうにかメイクして、見れるようになったくらいだけど、まあいっかと開き直ることにした。わたしだもの。これ以上は望めない。
クラウスさんではない騎士団の人のお迎えを受けた。今日も会えなかったことに安心しつつ、神殿からお城へと向かった。
あれから、完全に意識を失ったわたしは、馬車に運びこまれて神殿へと早々に引き返したらしい。
結果として、その場で意識を失っておいてよかったと思う。クラウスさんと顔を合わせるのは気まずかったし、心の整理ができていなかった。
今さらながら、異世界に来てしまったのだと痛いほどわかった。
罪人は悪い。処罰をされるのは当然。ここは否定しない。
だからって、どうしてそんなことをしたのかという言い分すら聞かないで、切り捨てるのは納得いかない。あのおじさんにだって、何か理由があるはずだ。
でも、それを主張するにはわたしの存在はちっぽけだった。違う国に流れ着いてしまったのだから、結局はその考え方を受け入れるしかないのだろう。
だけど、そんなに簡単には受け入れられない気がした。クラウスさんとふたたび会うときまでには何とかしておきたいけど、どう整理すればいいのかわからなかった。
誕生祭の一件から3夜が経った頃、ジルベール様より手紙が届いた。
手紙の内容はエリエに読んでもらったけど、花に例えられたり、遠回しなよくわからない文面だった。エリエに聞いてみたけど、「国王様に直接お聞きになったらいかがでしょう」とはぐらかされてしまった。
要約すれば、お城に来てもらいたいというシンプルなもので、わたしはすぐ返事を伝えた。もちろん、「うかがわせていただきます」と伝えたに決まっている。国王様からの申し出に拒否なんかできるわけないのだし。
久しぶりのお城に懐かしさを感じる。神子になってからお城に出向く機会はほとんどなくなっていた。サディアスともニーナさんとも会っていない。
さすがに慣れ親しんだ神子服はダメらしく、まあまあ小綺麗に見えるように準備した。
ライトイエローのドレスは白いフリルやリボンで可愛らしく仕上がっている。肩のところはふんわりとボリュームがあって、足元が見えるくらいの裾は元気なお姫様という感じ。
着ている人間はどうにかメイクして、見れるようになったくらいだけど、まあいっかと開き直ることにした。わたしだもの。これ以上は望めない。
クラウスさんではない騎士団の人のお迎えを受けた。今日も会えなかったことに安心しつつ、神殿からお城へと向かった。