夢小説用の名前変換システム。本編が進むごとに増やす予定
№00:誰かのために
夢小説設定
名前変換
夢小説用の名前変換システム。本編が進むごとに増やす予定
夢小説用の名前変換システム。本編が進むごとに増やす予定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ひとりぼっちのままあっという間に夏も秋も過ぎた。只今、苦手な冬へと季節は変わった。そして、雄英高校の入試試験当日。母には内緒だと祖母と約束という条件のもと、都内にマンションを借りた。
「は、はらいてぇ……」
なんと、女の子の、女の子による、女の子のための一週間……。魔の二日目にぶち当たった。一人腹を押さえながら会場入りする。情けない恰好をしているためか、パツキン男子にちらちら見られている。電気の想わせるメッシュくん、きみも目立ってはいるからね。
彼の隣に座り持ってきていたスクールバッグを枕代わりにしてたった数秒の睡眠は充実している筈もなく、
『今日は、俺のライヴにようこそー!』
「ん゛ん」
『エヴィバディセイヘイ!』
「あー……」
寝不足の頭にはちょうどいいアラーム。荷解き+オールナイトにはやや刺激が強い。騒音の正体はボイスヒーロー“プレゼント・マイク”
スクールバッグから顔を上げて額を支えながら充血した目でプレゼント・マイクさんを鉄壁さえ熱射しそうな睨みで見つめながら説明を聞き流す。隣の男子が「ひぇっ」と軽く悲鳴を上げたが気にしない。
説明の途中、何処かで見た事のあるマリモっぽい子が見えた気がしたが、どうやら私の脳は不要な記憶として処理したらしく思い出せない。
(……なんかごめんね、まりもくん)
と心の中で合掌していたらいつの間にか皆移動し始めていた。
——さて、何処まで自分の力が通じるか試してみようじゃないか。その前に……。
「ねえ、この番号何処行けばいいの?」
「え」
「なんだ、君といっしょか。一緒に行こう」
ちらちら見ていた彼の持つ番号を見ては同じところだと判断し、渋々といった彼の背中を押して会場を後にした。