夢小説用の名前変換システム。本編が進むごとに増やす予定
6〈素知らぬ他人〉
夢小説設定
名前変換
夢小説用の名前変換システム。本編が進むごとに増やす予定
夢小説用の名前変換システム。本編が進むごとに増やす予定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
6〈素知らぬ他人〉
——四月十三日、水曜日。
今日は球技大会だ。
昨日、来栖くんから経由して、坂本くんの連絡先をゲット。夜中に証人探しを手伝えと言われた。まあ、球技大会なんて真面目にやるのは、鴨志田を含む先生方だろう。元、メダリストが加わっているとあっては自信も、やる気も増しているに違いない。
女子たちから早々嫌われている私は、二つ返事で引き受けた。だって、あの二人といる方が楽しいから。腫物を見る目で見られるのは嫌だ。
それでも一応は体育着に着替えて体育館へ。女子は女子のグループでかたまっているため、坂本くんたちとは、アイコンタクトをして頃合いを計る。しかし……。
「あ……」
鴨志田のスパイクが、三枚ブロックを越えて、鴨志田目線で一番左にいた男子の顔面に、ボールがヒット。
少し間をおいて、鴨志田が近寄る。保健委員を呼んで男子は体育館を後にした直後、試合再開。きっと、彼はバレー部で、いつもこんな扱きに堪えていたと推測。確かに、男子チームはやる気は無く、ディフェンスも手薄状態だったが、スパイクするときはジャンプしてから、どちらへ打つか決めるという。鴨志田は確かにあの男子を狙っていた。右は三枚ブロックのせいで更に手薄だったのだから……。誰にも当てずに点は狙えたはず。
では、なぜあの男子を狙ったのか。アンサーは二つ。俯いている彼を気に食わなかったから。俺様のスパイクを生で見させてやっているんだ、感謝しろよ奴隷。
「なーんて」
あっちのカモシダならば言いそうな科白【せりふ】。
もう一つの答えは、高巻さんへのアピール。こっちの方が確率高いかもしれない。
試合が終了してお昼休憩。中庭の自動販売機前へ行き、坂本くんたちと合流。早々に坂本くんはキレていた。
「あのヤロー、現実の学校でも王様気取りってわけだ……。
何が親睦だ、テメエが目立つ為のワンマンショーじゃねえか。
三島のこと心配する振りしやがって。体罰上等のクソ教師が……!」
「まあ、その三島くん? の心配から試合再開まで早かったしねえ」
きっと、普通の生徒ならば、駆けつけていただろう。
「……まあいい。
今のうちに、昨日、奴隷になってたやつらを探しに行こう。
城で見た顔を探すぞ。今日はバレー部、全員来てるハズだ。
絶対、体罰の証人見つけてやる。待ってろよ、あのクソ教師」
まずは、パッと思いついたというD組の人から探すことになった。しかし、口止めをされているのか証言を得ることが出来なかった。時間も時間な為、手分けをすることになった。私は一年生のクラスへ。けれど、噂を皆信じているからか「バカっぽい顔してる」とか「変な髪型」とヒソヒソされてしまった。それゆえに、思ったほど成果は得られず時間切れ。坂本くんの中庭に集合というグループチャットを見てから中庭へ。