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3〈強制参加お城へゴー〉
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「そんなんで開くかよ……。
だが、何やらワケありみたいだな」
尋常じゃない坂本くんの様子に、モルガナは何かを察し呟く。
「おい、モナモナ!」
思わず、惜しいと叫んでしまいそうになるところを耐えて、モルガナの方を見つめて反応を待ち、「モルガナだ」とちゃんと反応を返したので、良いコンビになりそうだと、ひそかに思う。
坂本くんの顔つきは憤怒によるものではなくなっていた。案外、切り替えは早いのかもしれない。
「この声の連中のとこ、お前なら、わかるか……?」
「連れていけってか……?
……まあ、案内してやらんでもない。こいつらも一緒に来るならな」
モルガナは私と、来栖くんを見上げる。ここで帰ろうとしていたのだが、モルガナのその一言で、完全に退路を断たれた。来栖くんもちゃっかり行こうって言っているし。
「決まりだな」
「マジか!」
坂本くんは嬉しそうにガッツポーズ。その後に、子犬がご主人に怒られているかのように、目尻を下げて申し訳なさそうに「……わりぃ」と私たちに謝った。
――いや、良い子だこの子。
尊い……、そう思ってしまう私は今、やる気が漲っている。
「よし、いいだろう。ワガハイについて来い!」
モルガナのあとについて行くと、城の中に通じる搬入口を見つけた。どうやら、前回、坂本くんたちを逃がすために使ったものらしい。
「ああ、搬入口だ。正面から入らないなんて、怪盗の基本だぜ?」
「カイトウ? 知らねーっての」
言い切る前にモルガナは搬入口の中へ。「まあ、ワガハイがしっかり仕込んでやる。……それじゃ行くぞ、ついて来い!」足早にモルガナは中へと入ってしまった。続いて私も中へと入る。
搬入口から出た部屋の雰囲気、重々しい空気。瞬時に肌に合わないと思った。それを坂本くんも感じ取り、君が悪いと呟いている。
「……ついて来い!」
モルガナはそのまま部屋を出て右へと行ってしまった。すると、大きなホール。きっと学校の玄関部分だろう。
「……」
景色は歪み学校の面影を見せた。それが彼らにも見えているのだろう。各々の反応を見せている。
「だから言ってるだろう。ここは『オマエらの学校』だって
長話してる余裕はねえぜ。いつここにシャドウが来てもおかしくないからな。
ほら、早く来い!」
先頭を進んでくれるモルガナを見失わないようついて行く。これから鬼が出るか蛇が出るか、楽しみで仕方がない。