自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
第13話『察する特別な感情』
主人公名前変換
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「おおおぉっ!」
生チョコのケーキにクランベリーとブルーベリータルト、白鳥のシュークリームに大粒の栗が乗ったモンブラン! 目に映る輝かしいケーキ達にあたしの瞳も同じく煌めいてしまう。
新しく出来たケーキ屋は本日オープン初日のため、店の外まで行列が出来ていた。二列に並んでいたのであたしもすぐに行列に並ぶ。
ちらほら同じ立海生もいたけど、あたしはケーキしか頭になくて少しずつ行列が動く度に見えてくるショーケースの中、そこには美味しそうなケーキが何種類もあったのが見えた。
何を買おうか迷うが、今日はこの店限定の特性チーズケーキを手に入れるって決めてたんだ。濃厚なチーズを使ったチーズケーキ。それは絶対美味しいはずなので、これは何がなんでも手に入れなきゃね!
ニコニコしながらケーキに思いを馳せるもすぐに今日一緒に行くことが出来なかった赤也のことを思い出し、残念だなと人知れず溜め息を吐く。
断られちゃったのを地味に引きずってるからさ……それなりにショックだったりする。……でも挫けない。あたしはそんなことで落ち込まないもんね!
今度は別の場所に誘ってみよう。まだ1回しか断られてないんだし! 女は度胸だぞ遥っ! 次は映画とかゲーセンとか……あ、めしロードで食べ歩きとかどうだろうか?
そうやって心の中で自分を鼓舞すると、ようやくカウンターの前まで辿り着いたあたしの目の前にはあの噂のチーズケーキが最後のひとつだけ残っていることに気がついた。何というラッキーガールなんだあたしは!
「あっ、すみません! 限定のチーズケー「あ、あとこの最後のチーズケーキくださーい」
「!」
な、なななな何だって!? 今、明らかにあたしが先に言おうとしたのに横から誰かにかっさらわれた! 店員さんもあたしじゃなくその相手の注文を聞き入れ、最後のチーズケーキがショーケースの中から姿を消した。そんな! 酷い!
一体どんな奴があたしから奪ったんだと思いながら隣の相手をキッと睨む。そうしたら凄く見知った顔がそこにあった。
「ま、丸井!!」
「ん? あー。お前か」
「酷いよ、丸井っ! あたしが最後のチーズケーキを注文しようと言った途端に横からかっさらうなんて!」
「なーに言ってやがんだ。こういうのは早い者勝ちっつーんだよ」
「だったら尚のことあたしが先だったじゃん!」
「でも、今箱詰めしてんのは俺のだし。西成がとろかっただけだろ。そんじゃあな」
「なななななっ!」
何ということでしょう! 丸井ときたらケーキが入った箱を受け取るとあたしに詫びることもせずに颯爽と帰って行った! レディーファーストという言葉はあの者の辞書にはないと見た!
結局、違うケーキを購入し、トボトボと店を後にした。……うぅ、今日は何だかツイてないな。なんでだろう。
いや、普通におかしいな? 今日の占いは3位だったじゃん。3位とは思えない踏んだり蹴ったりな日じゃない?
そんなことを考えながらちょっと不貞腐るものの、何だか疲れたのでもう今日は早く帰って寝よう。そう心に決めたあたしは帰路に着くのだった。
念の為に違う占いを見てみたらあたしの星座は最下位だったのでムキーッと唸りながら枕を放り投げて暴れてたらママ上に怒られてしまった。ほんと今日のあたしツイてないな!?
生チョコのケーキにクランベリーとブルーベリータルト、白鳥のシュークリームに大粒の栗が乗ったモンブラン! 目に映る輝かしいケーキ達にあたしの瞳も同じく煌めいてしまう。
新しく出来たケーキ屋は本日オープン初日のため、店の外まで行列が出来ていた。二列に並んでいたのであたしもすぐに行列に並ぶ。
ちらほら同じ立海生もいたけど、あたしはケーキしか頭になくて少しずつ行列が動く度に見えてくるショーケースの中、そこには美味しそうなケーキが何種類もあったのが見えた。
何を買おうか迷うが、今日はこの店限定の特性チーズケーキを手に入れるって決めてたんだ。濃厚なチーズを使ったチーズケーキ。それは絶対美味しいはずなので、これは何がなんでも手に入れなきゃね!
ニコニコしながらケーキに思いを馳せるもすぐに今日一緒に行くことが出来なかった赤也のことを思い出し、残念だなと人知れず溜め息を吐く。
断られちゃったのを地味に引きずってるからさ……それなりにショックだったりする。……でも挫けない。あたしはそんなことで落ち込まないもんね!
今度は別の場所に誘ってみよう。まだ1回しか断られてないんだし! 女は度胸だぞ遥っ! 次は映画とかゲーセンとか……あ、めしロードで食べ歩きとかどうだろうか?
そうやって心の中で自分を鼓舞すると、ようやくカウンターの前まで辿り着いたあたしの目の前にはあの噂のチーズケーキが最後のひとつだけ残っていることに気がついた。何というラッキーガールなんだあたしは!
「あっ、すみません! 限定のチーズケー「あ、あとこの最後のチーズケーキくださーい」
「!」
な、なななな何だって!? 今、明らかにあたしが先に言おうとしたのに横から誰かにかっさらわれた! 店員さんもあたしじゃなくその相手の注文を聞き入れ、最後のチーズケーキがショーケースの中から姿を消した。そんな! 酷い!
一体どんな奴があたしから奪ったんだと思いながら隣の相手をキッと睨む。そうしたら凄く見知った顔がそこにあった。
「ま、丸井!!」
「ん? あー。お前か」
「酷いよ、丸井っ! あたしが最後のチーズケーキを注文しようと言った途端に横からかっさらうなんて!」
「なーに言ってやがんだ。こういうのは早い者勝ちっつーんだよ」
「だったら尚のことあたしが先だったじゃん!」
「でも、今箱詰めしてんのは俺のだし。西成がとろかっただけだろ。そんじゃあな」
「なななななっ!」
何ということでしょう! 丸井ときたらケーキが入った箱を受け取るとあたしに詫びることもせずに颯爽と帰って行った! レディーファーストという言葉はあの者の辞書にはないと見た!
結局、違うケーキを購入し、トボトボと店を後にした。……うぅ、今日は何だかツイてないな。なんでだろう。
いや、普通におかしいな? 今日の占いは3位だったじゃん。3位とは思えない踏んだり蹴ったりな日じゃない?
そんなことを考えながらちょっと不貞腐るものの、何だか疲れたのでもう今日は早く帰って寝よう。そう心に決めたあたしは帰路に着くのだった。
念の為に違う占いを見てみたらあたしの星座は最下位だったのでムキーッと唸りながら枕を放り投げて暴れてたらママ上に怒られてしまった。ほんと今日のあたしツイてないな!?