自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
第13話『察する特別な感情』
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本日の占いは3位。何事もアタックあるのみという言葉を信じて、あたしはその占い通りにアタックしようと試みる。そう、赤也に向けてだ。
うっかり恋に落ちてしまった相手が赤也で、しかも後輩で部活しか接点がないため、なかなか関わる機会も少ないのが現実。アピールしなければ成就出来やしない!
と、いうわけで遥さんなりに考えた結果、放課後デートに誘ってみようってわけ。
そんなわけでやって来ました2年生の教室。昨年使ったからまだ懐かしいという気分にはならないのだけど、やはり3年生が2年生クラスの廊下にいるってだけで何だか変な感じだ。ま、2年生からしたら気にしないかもねっ。同じ立海生! むしろあたしは先輩だ! 崇めてくれたまえっ! えへん!
「あれ? 西成先輩じゃないスか? こんな所で何してんです? 迷子?」
意気込んでる最中にお目当ての人物から声をかけられちゃったよ! よく見れば移動教室なのか教科書を片手に持っていた。……って、待って待って! これってば運命じゃない!? あたしから声をかける前に向こうから話しかけてきたんだよ! これはなんかもう色々とイケるのでは!?
「って、迷子なわけないっしょ!? さすがに2年と3年の教室場所くらいは覚えてるよ! あたしは赤也を探しに来たんだいっ」
「へ? 俺ッスか? なんか用でも?」
「えぇと……実はね、新しいケーキ屋さんがオープンしたから放課後に行ってみたいなぁって思ったので赤也も良かったらどうかな~なんて……」
えへへ。と照れ混じりで誘ってみる。場所もそんなに遠くない所だし、新店オープンということもあり誘いやすいと思ったわけである。
「あ~……すんません。今日はちょっと行けそうにないッスね」
「えっ!?」
赤也は何か予定でもあったのか、それともただ気分が乗らなかっただけなのか、少し目を逸らしながら誘いを断った。
あたしとしては断られるとは思ってなかったというか、赤也なら乗ってくれるとどこかで信じていたためショックを隠せない。
「うぅ、残念だなぁ……」
「また今度誘ってくださいよ。じゃあ、俺は行きますんで」
「うん……」
ちょっと落ち込むあたしを特に気に止めることなく、移動教室の赤也はさっさと行ってしまった。
いつものあたしなら「じゃあいつにする!?」と誰彼構わず約束を取りつけるのだけど、しつこいって思われて赤也に嫌われるのも嫌なのでここは慎重にならざるを得ない。
占い! ねぇ、占い! アタックあるのみって書いてたのに断られちゃったじゃん!? さすがにこれ以上のアタックをする余裕はあたしにはないよ! 全然脈ナシだよ!
……って思いながらスマホで見てた占い結果を再度確認すると恋愛運の星ひとつだった。悲しい……。
占いに噛みつきたいけど、ひとまず大人しく教室に帰ろうとあたしはトボトボと重たげな足取りで3年生の教室へと戻るのだった。
「九条がお前さんを探しとったぜよ」
クラスへ戻るや否や仁王から報告を受けた。秋があたしに? メッセでも飛ばせば良かったのに、と思ってスマホを確認したらすでにメッセは届いていた。
何やら直接話をしたいから次の休み時間にこっちに来るといった内容。オッケー! とスタンプを押して秋に返事をする。
その後、あたしは自分の席に座り、そのまま机に突っ伏した。
うっかり恋に落ちてしまった相手が赤也で、しかも後輩で部活しか接点がないため、なかなか関わる機会も少ないのが現実。アピールしなければ成就出来やしない!
と、いうわけで遥さんなりに考えた結果、放課後デートに誘ってみようってわけ。
そんなわけでやって来ました2年生の教室。昨年使ったからまだ懐かしいという気分にはならないのだけど、やはり3年生が2年生クラスの廊下にいるってだけで何だか変な感じだ。ま、2年生からしたら気にしないかもねっ。同じ立海生! むしろあたしは先輩だ! 崇めてくれたまえっ! えへん!
「あれ? 西成先輩じゃないスか? こんな所で何してんです? 迷子?」
意気込んでる最中にお目当ての人物から声をかけられちゃったよ! よく見れば移動教室なのか教科書を片手に持っていた。……って、待って待って! これってば運命じゃない!? あたしから声をかける前に向こうから話しかけてきたんだよ! これはなんかもう色々とイケるのでは!?
「って、迷子なわけないっしょ!? さすがに2年と3年の教室場所くらいは覚えてるよ! あたしは赤也を探しに来たんだいっ」
「へ? 俺ッスか? なんか用でも?」
「えぇと……実はね、新しいケーキ屋さんがオープンしたから放課後に行ってみたいなぁって思ったので赤也も良かったらどうかな~なんて……」
えへへ。と照れ混じりで誘ってみる。場所もそんなに遠くない所だし、新店オープンということもあり誘いやすいと思ったわけである。
「あ~……すんません。今日はちょっと行けそうにないッスね」
「えっ!?」
赤也は何か予定でもあったのか、それともただ気分が乗らなかっただけなのか、少し目を逸らしながら誘いを断った。
あたしとしては断られるとは思ってなかったというか、赤也なら乗ってくれるとどこかで信じていたためショックを隠せない。
「うぅ、残念だなぁ……」
「また今度誘ってくださいよ。じゃあ、俺は行きますんで」
「うん……」
ちょっと落ち込むあたしを特に気に止めることなく、移動教室の赤也はさっさと行ってしまった。
いつものあたしなら「じゃあいつにする!?」と誰彼構わず約束を取りつけるのだけど、しつこいって思われて赤也に嫌われるのも嫌なのでここは慎重にならざるを得ない。
占い! ねぇ、占い! アタックあるのみって書いてたのに断られちゃったじゃん!? さすがにこれ以上のアタックをする余裕はあたしにはないよ! 全然脈ナシだよ!
……って思いながらスマホで見てた占い結果を再度確認すると恋愛運の星ひとつだった。悲しい……。
占いに噛みつきたいけど、ひとまず大人しく教室に帰ろうとあたしはトボトボと重たげな足取りで3年生の教室へと戻るのだった。
「九条がお前さんを探しとったぜよ」
クラスへ戻るや否や仁王から報告を受けた。秋があたしに? メッセでも飛ばせば良かったのに、と思ってスマホを確認したらすでにメッセは届いていた。
何やら直接話をしたいから次の休み時間にこっちに来るといった内容。オッケー! とスタンプを押して秋に返事をする。
その後、あたしは自分の席に座り、そのまま机に突っ伏した。