自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
小話
主人公名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
氷帝メンバー+麻美+秋+遥(『今日の氷帝学園』設定より)
【リクエスト】
前サイトの『今日の氷帝学園』を今サイトの『今日の氷帝学園』のキャラで振り返る。
「と、いうわけでメタ発言ありありなので気をつけてね! という遥さんからの注意事項と共に始めちゃおうかと思います!」
「おい、下僕。ちゃんと説明しろ。意味分かんねぇだろ」
「そんな麻美のために説明しましょう! 秋が!」
「あ、ここで私なんだ……。まぁ、簡単に説明すると、このサイトに引越しする以前に活動していた前サイトにも同名のお話があったのだけど、話の内容と人物の設定とか性格が若干違う人がいるのでそれを振り返ようってことなんだって。だからそんな前のサイトの話はいらないって人は気にせずに次の話に移ってもらった方がいいよって遥は言いたいの」
「あぁ、だからこいつらが揃ってるのか……」
はぁ、と麻美が溜め息を吐きながらマネージャー以外の氷帝メンバー達に目を向けると、苦笑いをする者もいれば頭を抱える者やきょとん顔した者もいる。
「では、お手持ちの資料をご覧ください! 当時のみんなのことが簡単に書かれてるから!」
まるでMCの立場のような発言の遥に何人かは思うことがあるものの、資料を捲る音が静かに聞こえる。
「思えば当時はすでにお目当ての子が好きな状態からのスタートやったなぁ。せやからもうあちこち火花がバチバチと散らしとった感じやったし。岳人とジロー、跡部と宍戸なんてよく張り合っとったもんな」
「俺ね、俺ね、よく岳人に意地悪してた気がする!」
「あー……めちゃくちゃ敵視されたっけ。いつもジローに押され気味だったような」
「まぁ、あの頃は公式で幼馴染み扱いされてなかったから今はそこまでじゃないCー。そういえば当時の宍戸は秋とめちゃくちゃ仲が悪かったよね?」
「あーそうだな。だからと言って今が仲がいいかっつったら違うような気もするし」
「おかんと思春期の息子って感じやしな?」
「変な例えすんな!」
早速当時の話で盛り上がりつつある男子の話を聞いて遥も思い出したように秋に話しかけた。
「秋といえば結構大人しくなった感じするよね? 確かあの頃は萩と一緒になって宍戸に厳しい物言いだったし」
「そんなこともあったね。まぁ、今の俺は宍戸を認めてるからそんなことにはならないかな」
「私もさすがに口悪く言うのは良くないかなって思って。だから今はお節介程度の接し方に変わってるね」
(口うるさいのは変わりねぇけど……)
それを言ってしまったらまた秋にガミガミ言われると学習した宍戸はわざわざ口にすることはなかった。
「大人しくなったって言えば麻美もそうじゃないかな? 当時より暴れてないし、ハリセンとか振り回してないし」
「そうかなぁ……? 確かにハリセンはギャグ路線が大きかった影響で振り回してた感じはするけど、あたしへの暴力は変わらないのだが?」
「あんたが馬鹿だからだろ」
「辛辣ぅ!!」
「逆に遥は変わらない、のかな?」
「所謂話作りのきっかけとなるような存在だからな。ぶっ飛んでることは変わりない」
「うぅ、変わってないことを喜ぶべきなのか、嘆くべきなのか……」
「あ、でも、品格は上がったんじゃないかな? あの頃の遥って羞恥心がないと言うか……女性として恥ずかしいことをよく口にしてた気がするし」
「成長してたのか下僕でも」
「フッ、あたしもヒロインと呼ばれる存在だからね!」
「鬱陶しいことに変わりないな」
「遥、調子に乗りすぎるのは良くないよ?」
「上げて落とされた!」
がくっと肩を落とす遥。そんな彼女を気にすることなく「そういえば」と向日が口を開く。
「跡部さっきから静かじゃね?」
「確かに……一言も喋ってないんじゃないっ?」
芥川も納得するとみんなの視線が一気に跡部へと向けられる。
腕を組む跡部はただ静かに目を伏せていた。
「そういえば跡部って……」
「何かと麻美を口説いてたね……」
遥と秋がぼそっと呟く。はっきりと言ってもはや別人にも見えなくない跡部にこの事実をどう受け入れるのか全員が気になるところだ。
そして彼はゆっくり目を開いた。
「例えどんな俺であろうと中身は変わりはしねぇ。俺様の数だけ俺様のドラマがある!」
「跡部かっちょEー!」
「フッ。まぁ、俺の方がもっと魅力的に見せてやることは出来るからな」
「さっきまで頭抱えてた奴とは思えん言葉やな」
「立ち直りが早いってことか」
なるほどな、と向日が口にするが心のどこかで「あれはアホ部と呼ばれてもおかしくなかった気もするけどな」と思ったのはここだけの話である。
「忍足はあまり変わらない気がするね。遥への熱いアタックはいつも通りな気がする」
「九条さん。これでも俺はあの頃の俺とはちょっとちゃうんやで」
「?」
「あの頃は変態変態と呼ばれるばっかの俺やったけど、今は色々な直接的な表現は避けとるで!」
「偉そうに言うことか、この駄眼鏡」
(あたしは何も聞いてない……聞いてない……)
遥が耳を塞ぎながら忍足に関する記憶を拒絶する。
「……にしても、二年は相変わらず静かだな」
「えっ? あ、す、すみません、宍戸さんっ」
「ウス……」
「別に、特に語ることなんてありませんし」
宍戸が跡部に次いで静かだった三人に目を向ける。後輩の三人のうち二人は困惑気味に、そして一人は興味なさげの様子であった。そこへ麻美が口を開く。
「まぁ、二年はあまり変わりないしな」
「しっかり者ポジションっていうか常識人ポジって感じだったC~」
「うんうん。いつも『もうダメだなこのテニス部』っていう視線をよく日吉からいただいてたからね。あたしよく覚えてるよ!」
「鳳くんの優しい所や、樺地くんの気遣いな所や、日吉くんの真面目な所も変わらないのはいいことだよね」
(……長太郎だけ当時の設定では九条が好きだったっていうのはあえて触れないようにしてんのか?)
宍戸は資料を見ながら唯一の変更点に気づくも誰も何も言わないのでそのままそっとしておくことにした。
「鳳は相変わらずどこか抜けてるというか天然というかふわふわしてるよな」
「ふわ……? 赤宮さんにそう褒めていただけるなら嬉しいですっ」
(褒めたつもりはないが)
「かばっちはあたしのこと好きなままのかばっちだもんねー!」
「ウ……」
「西成! うちの樺地を困らせんじゃねぇ!」
「うちのだなんて! 跡部だけズルい! あたしもあたしのかばっちだって言いたいのに!!」
「……ハァ、騒々しいのは当時と変わらないですね」
「日吉くんは賑やかなのはあまり得意じゃないんだっけ?」
「好ましくはありませんね。まぁ、慣れましたけど。暴れ馬さえ大人しくしていたら幾分かはマシですので」
「別に慣れる必要ないだろ。山に帰れキノコ」
おそらく暴れ馬というのが自分に向けての言葉だと気づいた麻美が日吉に暴言を吐く。
それにカチンときた日吉が冷めた視線を彼女に向けた。
「あなたこそ馬小屋に帰ったらどうです?」
「人と馬の区別もつかないなんて目が腐ってんのか?」
「人と菌糸類の区別もつかない人にそっくりそのまま返しますが?」
「出たー! いつもの麻美と日吉の喧嘩コンビ! 前サイトから人気なコンビとして一部ではくっついてくれという要望が特に多くて━━」
「それ以上喋ると頭かち割るぞ下僕」
「今日ほど先輩に手を上げたいと思ったことはないですね」
「ううっ、秋ー! 二人が虐める!」
「もう、遥も余計なこと言うから……」
「ぴえん!」
【リクエスト】
前サイトの『今日の氷帝学園』を今サイトの『今日の氷帝学園』のキャラで振り返る。
「と、いうわけでメタ発言ありありなので気をつけてね! という遥さんからの注意事項と共に始めちゃおうかと思います!」
「おい、下僕。ちゃんと説明しろ。意味分かんねぇだろ」
「そんな麻美のために説明しましょう! 秋が!」
「あ、ここで私なんだ……。まぁ、簡単に説明すると、このサイトに引越しする以前に活動していた前サイトにも同名のお話があったのだけど、話の内容と人物の設定とか性格が若干違う人がいるのでそれを振り返ようってことなんだって。だからそんな前のサイトの話はいらないって人は気にせずに次の話に移ってもらった方がいいよって遥は言いたいの」
「あぁ、だからこいつらが揃ってるのか……」
はぁ、と麻美が溜め息を吐きながらマネージャー以外の氷帝メンバー達に目を向けると、苦笑いをする者もいれば頭を抱える者やきょとん顔した者もいる。
「では、お手持ちの資料をご覧ください! 当時のみんなのことが簡単に書かれてるから!」
まるでMCの立場のような発言の遥に何人かは思うことがあるものの、資料を捲る音が静かに聞こえる。
「思えば当時はすでにお目当ての子が好きな状態からのスタートやったなぁ。せやからもうあちこち火花がバチバチと散らしとった感じやったし。岳人とジロー、跡部と宍戸なんてよく張り合っとったもんな」
「俺ね、俺ね、よく岳人に意地悪してた気がする!」
「あー……めちゃくちゃ敵視されたっけ。いつもジローに押され気味だったような」
「まぁ、あの頃は公式で幼馴染み扱いされてなかったから今はそこまでじゃないCー。そういえば当時の宍戸は秋とめちゃくちゃ仲が悪かったよね?」
「あーそうだな。だからと言って今が仲がいいかっつったら違うような気もするし」
「おかんと思春期の息子って感じやしな?」
「変な例えすんな!」
早速当時の話で盛り上がりつつある男子の話を聞いて遥も思い出したように秋に話しかけた。
「秋といえば結構大人しくなった感じするよね? 確かあの頃は萩と一緒になって宍戸に厳しい物言いだったし」
「そんなこともあったね。まぁ、今の俺は宍戸を認めてるからそんなことにはならないかな」
「私もさすがに口悪く言うのは良くないかなって思って。だから今はお節介程度の接し方に変わってるね」
(口うるさいのは変わりねぇけど……)
それを言ってしまったらまた秋にガミガミ言われると学習した宍戸はわざわざ口にすることはなかった。
「大人しくなったって言えば麻美もそうじゃないかな? 当時より暴れてないし、ハリセンとか振り回してないし」
「そうかなぁ……? 確かにハリセンはギャグ路線が大きかった影響で振り回してた感じはするけど、あたしへの暴力は変わらないのだが?」
「あんたが馬鹿だからだろ」
「辛辣ぅ!!」
「逆に遥は変わらない、のかな?」
「所謂話作りのきっかけとなるような存在だからな。ぶっ飛んでることは変わりない」
「うぅ、変わってないことを喜ぶべきなのか、嘆くべきなのか……」
「あ、でも、品格は上がったんじゃないかな? あの頃の遥って羞恥心がないと言うか……女性として恥ずかしいことをよく口にしてた気がするし」
「成長してたのか下僕でも」
「フッ、あたしもヒロインと呼ばれる存在だからね!」
「鬱陶しいことに変わりないな」
「遥、調子に乗りすぎるのは良くないよ?」
「上げて落とされた!」
がくっと肩を落とす遥。そんな彼女を気にすることなく「そういえば」と向日が口を開く。
「跡部さっきから静かじゃね?」
「確かに……一言も喋ってないんじゃないっ?」
芥川も納得するとみんなの視線が一気に跡部へと向けられる。
腕を組む跡部はただ静かに目を伏せていた。
「そういえば跡部って……」
「何かと麻美を口説いてたね……」
遥と秋がぼそっと呟く。はっきりと言ってもはや別人にも見えなくない跡部にこの事実をどう受け入れるのか全員が気になるところだ。
そして彼はゆっくり目を開いた。
「例えどんな俺であろうと中身は変わりはしねぇ。俺様の数だけ俺様のドラマがある!」
「跡部かっちょEー!」
「フッ。まぁ、俺の方がもっと魅力的に見せてやることは出来るからな」
「さっきまで頭抱えてた奴とは思えん言葉やな」
「立ち直りが早いってことか」
なるほどな、と向日が口にするが心のどこかで「あれはアホ部と呼ばれてもおかしくなかった気もするけどな」と思ったのはここだけの話である。
「忍足はあまり変わらない気がするね。遥への熱いアタックはいつも通りな気がする」
「九条さん。これでも俺はあの頃の俺とはちょっとちゃうんやで」
「?」
「あの頃は変態変態と呼ばれるばっかの俺やったけど、今は色々な直接的な表現は避けとるで!」
「偉そうに言うことか、この駄眼鏡」
(あたしは何も聞いてない……聞いてない……)
遥が耳を塞ぎながら忍足に関する記憶を拒絶する。
「……にしても、二年は相変わらず静かだな」
「えっ? あ、す、すみません、宍戸さんっ」
「ウス……」
「別に、特に語ることなんてありませんし」
宍戸が跡部に次いで静かだった三人に目を向ける。後輩の三人のうち二人は困惑気味に、そして一人は興味なさげの様子であった。そこへ麻美が口を開く。
「まぁ、二年はあまり変わりないしな」
「しっかり者ポジションっていうか常識人ポジって感じだったC~」
「うんうん。いつも『もうダメだなこのテニス部』っていう視線をよく日吉からいただいてたからね。あたしよく覚えてるよ!」
「鳳くんの優しい所や、樺地くんの気遣いな所や、日吉くんの真面目な所も変わらないのはいいことだよね」
(……長太郎だけ当時の設定では九条が好きだったっていうのはあえて触れないようにしてんのか?)
宍戸は資料を見ながら唯一の変更点に気づくも誰も何も言わないのでそのままそっとしておくことにした。
「鳳は相変わらずどこか抜けてるというか天然というかふわふわしてるよな」
「ふわ……? 赤宮さんにそう褒めていただけるなら嬉しいですっ」
(褒めたつもりはないが)
「かばっちはあたしのこと好きなままのかばっちだもんねー!」
「ウ……」
「西成! うちの樺地を困らせんじゃねぇ!」
「うちのだなんて! 跡部だけズルい! あたしもあたしのかばっちだって言いたいのに!!」
「……ハァ、騒々しいのは当時と変わらないですね」
「日吉くんは賑やかなのはあまり得意じゃないんだっけ?」
「好ましくはありませんね。まぁ、慣れましたけど。暴れ馬さえ大人しくしていたら幾分かはマシですので」
「別に慣れる必要ないだろ。山に帰れキノコ」
おそらく暴れ馬というのが自分に向けての言葉だと気づいた麻美が日吉に暴言を吐く。
それにカチンときた日吉が冷めた視線を彼女に向けた。
「あなたこそ馬小屋に帰ったらどうです?」
「人と馬の区別もつかないなんて目が腐ってんのか?」
「人と菌糸類の区別もつかない人にそっくりそのまま返しますが?」
「出たー! いつもの麻美と日吉の喧嘩コンビ! 前サイトから人気なコンビとして一部ではくっついてくれという要望が特に多くて━━」
「それ以上喋ると頭かち割るぞ下僕」
「今日ほど先輩に手を上げたいと思ったことはないですね」
「ううっ、秋ー! 二人が虐める!」
「もう、遥も余計なこと言うから……」
「ぴえん!」