自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.8 気を遣わなくて結構なんで……
主人公名前変換
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昼休み、先程の休み時間にて手塚に誰か女子を誘うようにと言われた俺は頭を悩ませた。女子を交えて遊びに行くというのは正直初めてで、しかも手塚から言い出したことだから余計に悩んでしまう。
手塚はどうやら九条さんに気があるようだし、それならば二人きりの方が一番なんだけど頼まれてしまったしなぁ。それに俺も女子を誘うなんて普段はしないし、誰を誘えばいいのか全く思い付かなかった。
しかしこのまま昼休みの時間全部を使って考えていたらご飯を食べ損ねてしまう。仕方なく俺は英二と昼を食べる約束もしているため自分の弁当を持ち、6組へと向かうことにした。それに英二に相談した方が早そうな気もしたし。
そう思いながら教室から出ると、ばったり彼女と会った。
「あ、西成さん」
「おっ大石!」
どうやら彼女の手にも弁当箱が包まれていると思われる赤と白のギンガムチェックの包みを持っている。誰かと昼ご飯を食べるのだろうか。
「西成さんもお昼は誰かと食べるの?」
「あ、うん。秋とね!」
「秋……? あぁ、九条さんか。二人は友達なのかい?」
「そうだよ! 最近仲良くなったんだー。大石は何処行くの?」
「俺はこれから英二と食べるよ」
「む、むむ……英二とか、そうなのか……」
何やら唇を尖らせている様子だったけど、何か悪いことしてしまったかな。
「もしかして、英二を誘うつもりだった? ごめん、気付かなくて……」
「へ? ち、違うよ! 英二なんて誘うつもりないし、ただ英二が羨まし……」
「え?」
「あ、や! じゃなくてー……あー……あ、あはは。じゃ、じゃあ、あたし約束してるからまたね!」
言うや否や彼女は教室に入り、中にいる九条さんの元へと駆け出した。少し様子が変だったような気もするけど気のせいだったのかな。
いや、それよりも西成さんは九条さんと友達なら彼女を誘った方が九条さんも安心するんじゃないだろうか。それだったら西成さんを誘いたいところだけど、彼女は手塚が好きみたいだし、九条さんは手塚のことどう思っているかは分からないけど……この組み合わせは大丈夫なのかな。
それに俺が西成さんを誘うほど親しい間柄でもないし断られる可能性もあるしな……。
うーん……やっぱり英二に相談しようかな。
「……というわけなんだけど、英二はどう思う?」
「えーと……大石と友達が水族館に行こうとしたら友達が女友達を連れて行きたいと、男二人と女一人じゃちょっとあれだから大石も女友達を誘えって言われたってことだよね」
英二と机を向かい合わせにして食事を取りながら早速相談することにした。
勝手に名前を出すのは良くないと思い、手塚や九条さんの名前は伏せたけど英二も腕を組み、うーんと頭を捻らせる。
「……つまりWデートしよってこと?」
「な、なんでそうなるんだよっ?」
「だってさー……その友達っつーの? 明らかに女友達に気があるじゃん。結局二人きりは怖いか何かで大石を頼ってるんじゃない?」
「いや、そういうわけも……ないとは言い切れないけど……Wデートとは違うよ」
「まぁ、その女友達の女友達? が大石と知り合いならその子でいいんでない?」
「だけど、違うクラスだし、知り合ったのも最近だから彼女も乗ってくれるか……」
「んもー。そんなのでいちいち考えなくったって駄目なら違う子誘えばいいだけじゃん。そん時は俺も一緒に探してあげるしさー」
……俺の考え過ぎなのかな。確かに英二の言うことももっともだと思うし、駄目だったら駄目な時に考えるか……。
手塚はどうやら九条さんに気があるようだし、それならば二人きりの方が一番なんだけど頼まれてしまったしなぁ。それに俺も女子を誘うなんて普段はしないし、誰を誘えばいいのか全く思い付かなかった。
しかしこのまま昼休みの時間全部を使って考えていたらご飯を食べ損ねてしまう。仕方なく俺は英二と昼を食べる約束もしているため自分の弁当を持ち、6組へと向かうことにした。それに英二に相談した方が早そうな気もしたし。
そう思いながら教室から出ると、ばったり彼女と会った。
「あ、西成さん」
「おっ大石!」
どうやら彼女の手にも弁当箱が包まれていると思われる赤と白のギンガムチェックの包みを持っている。誰かと昼ご飯を食べるのだろうか。
「西成さんもお昼は誰かと食べるの?」
「あ、うん。秋とね!」
「秋……? あぁ、九条さんか。二人は友達なのかい?」
「そうだよ! 最近仲良くなったんだー。大石は何処行くの?」
「俺はこれから英二と食べるよ」
「む、むむ……英二とか、そうなのか……」
何やら唇を尖らせている様子だったけど、何か悪いことしてしまったかな。
「もしかして、英二を誘うつもりだった? ごめん、気付かなくて……」
「へ? ち、違うよ! 英二なんて誘うつもりないし、ただ英二が羨まし……」
「え?」
「あ、や! じゃなくてー……あー……あ、あはは。じゃ、じゃあ、あたし約束してるからまたね!」
言うや否や彼女は教室に入り、中にいる九条さんの元へと駆け出した。少し様子が変だったような気もするけど気のせいだったのかな。
いや、それよりも西成さんは九条さんと友達なら彼女を誘った方が九条さんも安心するんじゃないだろうか。それだったら西成さんを誘いたいところだけど、彼女は手塚が好きみたいだし、九条さんは手塚のことどう思っているかは分からないけど……この組み合わせは大丈夫なのかな。
それに俺が西成さんを誘うほど親しい間柄でもないし断られる可能性もあるしな……。
うーん……やっぱり英二に相談しようかな。
「……というわけなんだけど、英二はどう思う?」
「えーと……大石と友達が水族館に行こうとしたら友達が女友達を連れて行きたいと、男二人と女一人じゃちょっとあれだから大石も女友達を誘えって言われたってことだよね」
英二と机を向かい合わせにして食事を取りながら早速相談することにした。
勝手に名前を出すのは良くないと思い、手塚や九条さんの名前は伏せたけど英二も腕を組み、うーんと頭を捻らせる。
「……つまりWデートしよってこと?」
「な、なんでそうなるんだよっ?」
「だってさー……その友達っつーの? 明らかに女友達に気があるじゃん。結局二人きりは怖いか何かで大石を頼ってるんじゃない?」
「いや、そういうわけも……ないとは言い切れないけど……Wデートとは違うよ」
「まぁ、その女友達の女友達? が大石と知り合いならその子でいいんでない?」
「だけど、違うクラスだし、知り合ったのも最近だから彼女も乗ってくれるか……」
「んもー。そんなのでいちいち考えなくったって駄目なら違う子誘えばいいだけじゃん。そん時は俺も一緒に探してあげるしさー」
……俺の考え過ぎなのかな。確かに英二の言うことももっともだと思うし、駄目だったら駄目な時に考えるか……。