自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.8 気を遣わなくて結構なんで……
主人公名前変換
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「彼女達が来てもう一週間経つんだな」
「……そうだな」
竜崎先生から受け取った地区大会開催地の地図や概要が書かれた書類を受け取った俺達が教室に戻ると大石が思い出したようにそういえばと話し出した。
恐らく大石の言う彼女達というのは九条、赤宮、西成のことだろう。
マネージャーにミクスド、新聞部の定期取材と色々始まったから最初は慌ただしいかも知れない。
そこでふと思い出したことがあり俺は大石に尋ねることにした。
「そうだ、大石。お前、水族館に詳しくなかったか?」
「え? そんな凄い詳しいってわけじゃないけど、よく行くよ」
「最近、新しい魚が追加されたりという話を聞いたんだが」
「あぁ、そうなんだよ。熱帯魚やペンギンが増えたりしてさ。気になるなら今度の休みに行ってみるかい?」
「……連れて行きたい相手がいるんだが、構わないか?」
「へぇ、珍しいな。誰なんだ?」
「九条だ」
そう答えると大石は何度か瞬きを繰り返し、驚いている様子であった。そんなに珍しかったのか。
「……九条さんか。というか、それは二人で行った方がいいんじゃないか?」
「二人きりは気を遣われると思う」
「彼女なら男二人女子一人の方が気を遣いそうだけど」
「ならばもう一人女子を呼んでくれないか」
「……俺が?」
「他に誰がいる?」
すると大石はうーんと顎に手を沿えて唸りながらも渋々「分かったよ」と答えた。
「とりあえず探してみるよ。一応、次の日曜日でいいかな?」
「あぁ、九条には俺から誘ってみる」
「頼むよ」
この間、リニューアルした水族館に行ってみたいと九条が言っていた時から誘ってはみたいと思っていた。
とはいえ、まだそこまで親しくないであろう俺と彼女が二人きりになるのはさすがに気まずいので、大石を巻き込んでしまったが少し悪いことをした気がする。
自分から言い出したことだが、大石は誰を連れて来るだろうか。あまり色恋沙汰について話すことはないので、もしかしたら奴にも想う相手がいるのかも知れない。
とにかく今は上手く九条を誘えるかを考えよう。彼女は誘いを受けてくれるだろうか。
「……そうだな」
竜崎先生から受け取った地区大会開催地の地図や概要が書かれた書類を受け取った俺達が教室に戻ると大石が思い出したようにそういえばと話し出した。
恐らく大石の言う彼女達というのは九条、赤宮、西成のことだろう。
マネージャーにミクスド、新聞部の定期取材と色々始まったから最初は慌ただしいかも知れない。
そこでふと思い出したことがあり俺は大石に尋ねることにした。
「そうだ、大石。お前、水族館に詳しくなかったか?」
「え? そんな凄い詳しいってわけじゃないけど、よく行くよ」
「最近、新しい魚が追加されたりという話を聞いたんだが」
「あぁ、そうなんだよ。熱帯魚やペンギンが増えたりしてさ。気になるなら今度の休みに行ってみるかい?」
「……連れて行きたい相手がいるんだが、構わないか?」
「へぇ、珍しいな。誰なんだ?」
「九条だ」
そう答えると大石は何度か瞬きを繰り返し、驚いている様子であった。そんなに珍しかったのか。
「……九条さんか。というか、それは二人で行った方がいいんじゃないか?」
「二人きりは気を遣われると思う」
「彼女なら男二人女子一人の方が気を遣いそうだけど」
「ならばもう一人女子を呼んでくれないか」
「……俺が?」
「他に誰がいる?」
すると大石はうーんと顎に手を沿えて唸りながらも渋々「分かったよ」と答えた。
「とりあえず探してみるよ。一応、次の日曜日でいいかな?」
「あぁ、九条には俺から誘ってみる」
「頼むよ」
この間、リニューアルした水族館に行ってみたいと九条が言っていた時から誘ってはみたいと思っていた。
とはいえ、まだそこまで親しくないであろう俺と彼女が二人きりになるのはさすがに気まずいので、大石を巻き込んでしまったが少し悪いことをした気がする。
自分から言い出したことだが、大石は誰を連れて来るだろうか。あまり色恋沙汰について話すことはないので、もしかしたら奴にも想う相手がいるのかも知れない。
とにかく今は上手く九条を誘えるかを考えよう。彼女は誘いを受けてくれるだろうか。