自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.1 それなら僕と試合してみない?
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教室の一番後ろ端の窓側に麻美の席はあった。
彼女は自分の席で頬杖をし、小さな欠伸をして窓の外をボーッと眺めていた。
「やぁ。おはよう、赤宮さん」
そんな麻美の隣に座るのはつい先程部活を終えたばかりの不二周助。
彼はいつものように優しい笑みを浮かべながら麻美に挨拶する。
「あぁ、おはよ」
「麻美ー。また部活途中で抜けたんだってー?」
不二に続いてクラスのムードメーカー的存在の菊丸英二が麻美に声を掛けると彼は不二の前の席に座る。
菊丸とは2年の頃から一緒のクラスだったため、今年も一緒の組になったことに麻美は勘弁してくれと思っていた。
別に親しい仲でもないのにいつの間にか名前で呼ばれていることも本人は気に食わない様子である。
「私は名前で呼んでいいと言った覚えはないぞ」
「去年から呼んでるんだから今更っしょ? それより女テニの部長が嘆いてるのを聞いたぞぉ~。今日も部活を途中で抜けたって」
「赤宮さんって……よく部活を抜け出すの?」
「部内で私より強い奴なんていないし、最後までいる必要性がない」
「だからって部活はちゃんと最後まで出なきゃいけないんだぞー」
「うるさい。ほっとけ。私の勝手だろ」
話しかけるなと言わんばかりのオーラを漂わせると顎を支えたままふいっと菊丸から目を逸らした。
そんな態度に菊丸は文句を言うが麻美はそれを聞き流す。
すると担任の教師が教室に入って来てHRを始めるぞと言われたため、菊丸含め生徒達は席に着く。
麻美は窓から担任へと目を向けると隣からこそっと小声で話しかけられた。
「赤宮さんってテニス強いんだね」
「まぁな」
「男子とは試合したことはあるの?」
「いや、ない」
「それなら僕と試合してみない? 僕も赤宮さんのテニス見てみたいし」
「……別に良いけど」
相手は青学の天才不二周助。麻美も彼がそう呼ばれていることは知っていた。だが、負ける気はしなかった。
不二に勝って、自分の強さをアピール出来るのならこれは願ってもないチャンス。だから麻美はこの試合を受けることにした。
彼女は自分の席で頬杖をし、小さな欠伸をして窓の外をボーッと眺めていた。
「やぁ。おはよう、赤宮さん」
そんな麻美の隣に座るのはつい先程部活を終えたばかりの不二周助。
彼はいつものように優しい笑みを浮かべながら麻美に挨拶する。
「あぁ、おはよ」
「麻美ー。また部活途中で抜けたんだってー?」
不二に続いてクラスのムードメーカー的存在の菊丸英二が麻美に声を掛けると彼は不二の前の席に座る。
菊丸とは2年の頃から一緒のクラスだったため、今年も一緒の組になったことに麻美は勘弁してくれと思っていた。
別に親しい仲でもないのにいつの間にか名前で呼ばれていることも本人は気に食わない様子である。
「私は名前で呼んでいいと言った覚えはないぞ」
「去年から呼んでるんだから今更っしょ? それより女テニの部長が嘆いてるのを聞いたぞぉ~。今日も部活を途中で抜けたって」
「赤宮さんって……よく部活を抜け出すの?」
「部内で私より強い奴なんていないし、最後までいる必要性がない」
「だからって部活はちゃんと最後まで出なきゃいけないんだぞー」
「うるさい。ほっとけ。私の勝手だろ」
話しかけるなと言わんばかりのオーラを漂わせると顎を支えたままふいっと菊丸から目を逸らした。
そんな態度に菊丸は文句を言うが麻美はそれを聞き流す。
すると担任の教師が教室に入って来てHRを始めるぞと言われたため、菊丸含め生徒達は席に着く。
麻美は窓から担任へと目を向けると隣からこそっと小声で話しかけられた。
「赤宮さんってテニス強いんだね」
「まぁな」
「男子とは試合したことはあるの?」
「いや、ない」
「それなら僕と試合してみない? 僕も赤宮さんのテニス見てみたいし」
「……別に良いけど」
相手は青学の天才不二周助。麻美も彼がそう呼ばれていることは知っていた。だが、負ける気はしなかった。
不二に勝って、自分の強さをアピール出来るのならこれは願ってもないチャンス。だから麻美はこの試合を受けることにした。