自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.8 気を遣わなくて結構なんで……
主人公名前変換
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「るんたった~るんたった~今日は月曜日~」
今日は珍しく目覚まし時計より早くに目覚めたため、余裕を持ってスキップをし、歌いながら学校に向かうことにした。
何だかいつもより新鮮で良い事ありそうな気がして学校が楽しみでしょうがない。今日は取材日じゃないけど大石と絡んだり出来たりして!
「……ん? あれは確か……」
すると目の前に見覚えのありげな男子の後ろ姿を発見。もしかしたらテニス部の人じゃなかったっけかな。後ろ姿じゃ分からないから確認のためその人物の元へ走り、横から顔を覗き込む。
うん、やっぱり見たことある。いつもバンダナか何かを巻いてるから外した姿をあまり見ないため誰だったか忘れてしまいそうだが、目付きはよく覚えている。
そんな鋭い目が横にずれて、あたしと目が合った。
「あ! 君、確か2年のレギュラーの子だったよね。えっと……かいどーだっけ?」
「あ゛ぁ?」
ギロリと眉間の皺を寄せて睨まれる。え、ちょ、何この子。先輩にガンつけてんですか。こわひ。
「ほ、ほら、あたし、テニス部で取材し始めた西成遥だよっ」
「……あぁ」
そんな人いたなというような顔をされてしまったが、とりあえず怪しい人とは思われていないので良しとする。
「いやー奇遇だねー。海堂はいつもこの時間帯に登校してるの? 今日は取材日じゃないから行けないんだけど、今度海堂の取材させてよ」
「……」
何も答えない代わりにフシュウウウゥゥと溜め息のようなものを吐き出された。え、何。呆れられてるの? いや、呆れられ慣れてるけどなんで呆れたというのだ。あたし結構まともに話していたつもりなんだけども。
「そ、そういえば、越前とランキング戦で当たったんだよね? 1年だけどやっぱあの子は凄いのかなっ?」
「……」
……思いっきり睨まれました。またも鋭い目付きで。この後輩怖いよ。がくぶる。
「あ、あはは……」
「……先輩」
「なっ、何っ?」
低い声で呼ばれて思わずびくりと身体か跳ねた。麻美も怖いけど、この子も相当怖い……!
「結局、何の用なんスか」
「……えーと……」
目を泳がせて言葉を探すが、何も思いつかないし、何だか麻美以上に目付き怖いし、この場に耐えられる自信もないのであたしは「じゃあね!」と言って走り出した。
麻美はやっぱ女の子だから睨まれても怖いけど怖くない。でも、海堂は男の子だから睨む威力がまた凄いのなんの!
(とにかく海堂こぇぇぇぇ!!)
その時の顔は必死過ぎて凄い顔だったかも知れない。擦れ違う人があたしの顔を見てギョッとしていたから。けれど今はそんなの気にしてる暇はなくて、とにかく走り抜くと正門へと勢いよく駆け込む。
そこで一度足を踏ん張り、ザザッとブレーキをかけた。ちょっと靴底がすり減ったかもと考えるも息を整えて、小さな溜め息を吐く。
すると、さも赤の他人と言わんばかりにあたしの横を通り過ぎる麻美を見つけたので思わず腰に飛び付き雄叫びを上げた。
「うおぉぉん!! 麻美ぃ~~!!」
「チッ! せっかく無視してやったのに原人みたいな声出すな!」
「せめて猿人にして!」
「退化してどうする!!」
そもそも麻美さんは原人の声を聞いたことあるんすかっ? そんなことを考えながら腰に纏わり付いたあたしを引っペがそうと麻美は頭を押し退けようとした。
嫌々と首を振ったら肘鉄を食らわされてしまい、脳に響くような衝撃に思わずその場でしゃがみ込み、両手で頭を押さえ悶え苦しむ。
「うぐぐぐ……」
「朝っぱらからなんだあんたは」
いつもの如く睨まれたけど、海堂とはやっぱ違うや。あの子、蛇みたいだったもの。超こわひ。いや、もしかして麻美のは睨まれ慣れてるだけなのかも。
「やっぱ麻美の睨みつける攻撃が一番だよ!」
「……気色悪い」
蔑むような目をされてちょっぴりしょぼんってしたけど、海堂の睨みつけるより麻美の睨みつける方があたしは好きだと知らされました。
今日は珍しく目覚まし時計より早くに目覚めたため、余裕を持ってスキップをし、歌いながら学校に向かうことにした。
何だかいつもより新鮮で良い事ありそうな気がして学校が楽しみでしょうがない。今日は取材日じゃないけど大石と絡んだり出来たりして!
「……ん? あれは確か……」
すると目の前に見覚えのありげな男子の後ろ姿を発見。もしかしたらテニス部の人じゃなかったっけかな。後ろ姿じゃ分からないから確認のためその人物の元へ走り、横から顔を覗き込む。
うん、やっぱり見たことある。いつもバンダナか何かを巻いてるから外した姿をあまり見ないため誰だったか忘れてしまいそうだが、目付きはよく覚えている。
そんな鋭い目が横にずれて、あたしと目が合った。
「あ! 君、確か2年のレギュラーの子だったよね。えっと……かいどーだっけ?」
「あ゛ぁ?」
ギロリと眉間の皺を寄せて睨まれる。え、ちょ、何この子。先輩にガンつけてんですか。こわひ。
「ほ、ほら、あたし、テニス部で取材し始めた西成遥だよっ」
「……あぁ」
そんな人いたなというような顔をされてしまったが、とりあえず怪しい人とは思われていないので良しとする。
「いやー奇遇だねー。海堂はいつもこの時間帯に登校してるの? 今日は取材日じゃないから行けないんだけど、今度海堂の取材させてよ」
「……」
何も答えない代わりにフシュウウウゥゥと溜め息のようなものを吐き出された。え、何。呆れられてるの? いや、呆れられ慣れてるけどなんで呆れたというのだ。あたし結構まともに話していたつもりなんだけども。
「そ、そういえば、越前とランキング戦で当たったんだよね? 1年だけどやっぱあの子は凄いのかなっ?」
「……」
……思いっきり睨まれました。またも鋭い目付きで。この後輩怖いよ。がくぶる。
「あ、あはは……」
「……先輩」
「なっ、何っ?」
低い声で呼ばれて思わずびくりと身体か跳ねた。麻美も怖いけど、この子も相当怖い……!
「結局、何の用なんスか」
「……えーと……」
目を泳がせて言葉を探すが、何も思いつかないし、何だか麻美以上に目付き怖いし、この場に耐えられる自信もないのであたしは「じゃあね!」と言って走り出した。
麻美はやっぱ女の子だから睨まれても怖いけど怖くない。でも、海堂は男の子だから睨む威力がまた凄いのなんの!
(とにかく海堂こぇぇぇぇ!!)
その時の顔は必死過ぎて凄い顔だったかも知れない。擦れ違う人があたしの顔を見てギョッとしていたから。けれど今はそんなの気にしてる暇はなくて、とにかく走り抜くと正門へと勢いよく駆け込む。
そこで一度足を踏ん張り、ザザッとブレーキをかけた。ちょっと靴底がすり減ったかもと考えるも息を整えて、小さな溜め息を吐く。
すると、さも赤の他人と言わんばかりにあたしの横を通り過ぎる麻美を見つけたので思わず腰に飛び付き雄叫びを上げた。
「うおぉぉん!! 麻美ぃ~~!!」
「チッ! せっかく無視してやったのに原人みたいな声出すな!」
「せめて猿人にして!」
「退化してどうする!!」
そもそも麻美さんは原人の声を聞いたことあるんすかっ? そんなことを考えながら腰に纏わり付いたあたしを引っペがそうと麻美は頭を押し退けようとした。
嫌々と首を振ったら肘鉄を食らわされてしまい、脳に響くような衝撃に思わずその場でしゃがみ込み、両手で頭を押さえ悶え苦しむ。
「うぐぐぐ……」
「朝っぱらからなんだあんたは」
いつもの如く睨まれたけど、海堂とはやっぱ違うや。あの子、蛇みたいだったもの。超こわひ。いや、もしかして麻美のは睨まれ慣れてるだけなのかも。
「やっぱ麻美の睨みつける攻撃が一番だよ!」
「……気色悪い」
蔑むような目をされてちょっぴりしょぼんってしたけど、海堂の睨みつけるより麻美の睨みつける方があたしは好きだと知らされました。