自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.7 ミクスド初戦に俺と組むってマジなんスか?
主人公名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
10分の休憩時間。汗だくになった俺はベンチに置いてあったタオルを首に掛け、
水分補給のためスポドリを飲む。身体中に失われた水分を取り戻し、一息吐く。
集中して無心だった気持ちが少し落ち着き始めたその時だった。何か視線を感じる。
感覚からしてそんな強いものではないが、その正体が気になり辺りを見回した。
すると一人の女子と目が合う。それがマネージャーの九条先輩だった。思わず目を逸らしてみるが視線はいまだに感じる。
「……」
「……」
ちらりと横目で盗み見してもやはり先輩が俺に視線を向けているのがよく分かる。周りには俺以外には誰もいねぇし、何なんだ一体。
「……」
「……」
……なんであんな心配するような表情で俺を見るんだ。言いたいことがあるならはっきり言いやがれ。
「……」
「……」
無理だ。我慢ならねぇ。俺から聞き出さなきゃ終わんねぇぞ、これ。
「……先輩、何か言いたいことがあるならはっきり言ってくれませんか?」
「え? あ、ごめんね。ジッと見てて」
「……なんで見てたんスか」
「えっと……その……」
言いにくそうに口ごもる。一体この人はどうしたいんだ。
「あの……ね、海堂君ってもしかしてイジメにあってない?」
「……は?」
何言ってんだ。それが素直な感想であり、思わず口にしそうになった言葉だ。
なんで俺がイジメを受けなきゃならねぇんだ。いつ、どこで、誰に虐められたって言うんだ。
「あ、言いにくかったら無理に言わなくていいからね! でも、嫌だと思ったら嫌って言わなきゃいけないから私で良かったら協力するよ」
「え? いや……別に俺は……」
「そっか……私じゃ頼りないよね。ごめんね、先輩なのに頼りにならなくて……」
おい、おいおいおい! どうしてそうなった!?
なんでそう思ったのか知らねぇが、みるみるうちにしゅんとした表情になる先輩に俺は思わず慌てた。
「でも、意地だけは張らないでね。イジメは虐められたって感じたらそれはもうイジメになるから……」
「……先輩、勘違いしないでください。別に俺虐められてないんスけど……」
「……え? でも、桃君が……」
桃君って……桃城のことか? いつの間にかそんな呼び方してんだこの人は。っつーか、あいつの名前が出た時点で嫌な予感しかしねぇ。
「……桃城の野郎に何を吹き込まれたんスか」
「えっと……桃君が海堂君のこと暗い奴とかマムシとか言ってたから……。本当に桃君に虐められてないの?」
桃城の野郎あとでぶっ飛ばす。……それよりもなんでそこを疑うんだ。この人、思い込み激しいな。
「俺があんな馬鹿に負けるわけがねぇ」
「そう、なんだ? ……二人は仲が良くないだけ?」
「あんな奴と仲良くなんざ気味悪いッスよ」
「そっか、虐められてないなら良かった」
安心したのか胸を撫で下ろした様子を見せる九条先輩。騒がされたが一応俺の心配をしてくれたってことだろうか。
「でも、何かあったら手助けするからね。頼りないかもだけど、相談してくれたら嬉しいな」
「……あの、先輩」
「ん?」
「先輩のこと……別に頼りないとは思ってないッスよ……」
何気に頼りないと気にしつつある先輩にフォローする。まぁ、仔猫の件もあったから嘘じゃねぇし。
「本当っ? ありがとう、海堂君!」
嬉しそうに笑う九条先輩を見て苦手なフォローが上手くいったようで俺自身も安心した。
水分補給のためスポドリを飲む。身体中に失われた水分を取り戻し、一息吐く。
集中して無心だった気持ちが少し落ち着き始めたその時だった。何か視線を感じる。
感覚からしてそんな強いものではないが、その正体が気になり辺りを見回した。
すると一人の女子と目が合う。それがマネージャーの九条先輩だった。思わず目を逸らしてみるが視線はいまだに感じる。
「……」
「……」
ちらりと横目で盗み見してもやはり先輩が俺に視線を向けているのがよく分かる。周りには俺以外には誰もいねぇし、何なんだ一体。
「……」
「……」
……なんであんな心配するような表情で俺を見るんだ。言いたいことがあるならはっきり言いやがれ。
「……」
「……」
無理だ。我慢ならねぇ。俺から聞き出さなきゃ終わんねぇぞ、これ。
「……先輩、何か言いたいことがあるならはっきり言ってくれませんか?」
「え? あ、ごめんね。ジッと見てて」
「……なんで見てたんスか」
「えっと……その……」
言いにくそうに口ごもる。一体この人はどうしたいんだ。
「あの……ね、海堂君ってもしかしてイジメにあってない?」
「……は?」
何言ってんだ。それが素直な感想であり、思わず口にしそうになった言葉だ。
なんで俺がイジメを受けなきゃならねぇんだ。いつ、どこで、誰に虐められたって言うんだ。
「あ、言いにくかったら無理に言わなくていいからね! でも、嫌だと思ったら嫌って言わなきゃいけないから私で良かったら協力するよ」
「え? いや……別に俺は……」
「そっか……私じゃ頼りないよね。ごめんね、先輩なのに頼りにならなくて……」
おい、おいおいおい! どうしてそうなった!?
なんでそう思ったのか知らねぇが、みるみるうちにしゅんとした表情になる先輩に俺は思わず慌てた。
「でも、意地だけは張らないでね。イジメは虐められたって感じたらそれはもうイジメになるから……」
「……先輩、勘違いしないでください。別に俺虐められてないんスけど……」
「……え? でも、桃君が……」
桃君って……桃城のことか? いつの間にかそんな呼び方してんだこの人は。っつーか、あいつの名前が出た時点で嫌な予感しかしねぇ。
「……桃城の野郎に何を吹き込まれたんスか」
「えっと……桃君が海堂君のこと暗い奴とかマムシとか言ってたから……。本当に桃君に虐められてないの?」
桃城の野郎あとでぶっ飛ばす。……それよりもなんでそこを疑うんだ。この人、思い込み激しいな。
「俺があんな馬鹿に負けるわけがねぇ」
「そう、なんだ? ……二人は仲が良くないだけ?」
「あんな奴と仲良くなんざ気味悪いッスよ」
「そっか、虐められてないなら良かった」
安心したのか胸を撫で下ろした様子を見せる九条先輩。騒がされたが一応俺の心配をしてくれたってことだろうか。
「でも、何かあったら手助けするからね。頼りないかもだけど、相談してくれたら嬉しいな」
「……あの、先輩」
「ん?」
「先輩のこと……別に頼りないとは思ってないッスよ……」
何気に頼りないと気にしつつある先輩にフォローする。まぁ、仔猫の件もあったから嘘じゃねぇし。
「本当っ? ありがとう、海堂君!」
嬉しそうに笑う九条先輩を見て苦手なフォローが上手くいったようで俺自身も安心した。